• 2007/12/05
  • 執筆者: Yamaoka (3:46 pm)

<*連載* 渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第34回 長門裕之と津川雅彦、この兄弟の仲も『最悪』」

 筆者・渡辺正次郎(作家・政治ジャーナリスト)。音楽専門誌の編集長の傍ら、藤圭子など多くの歌手を発掘。その後、政界に転身。二・二六事件の時に岡田啓介首相を救出、また、わが国の戦争終結に尽力した故・迫水久常参議院議員の秘書などを務める。現在は作家・政治ジャーナリストとして執筆の傍ら、政治家のブレーン、選挙参謀として活躍中。『この国の恥ずかしい人々』、『田中角栄の遺したもの』、『こんな政治家は辞職せよ!』(以上、日本文芸社)など著書多数。なお、この4月12日よりHP=「NEWS TODAY・政界、財界、官界一刀両断!!」を再開(有料。ここをクリックしても料金は取られません)。

(写真左は長門裕之。右は津川雅彦)兄・長門裕之はデビューと同時に演技派青春スターの人気を得、弟・津川雅彦は抜きん出た美少年ながら大根役者と呼ばれ続けたことから、2人の確執は始まった。
 この2人、長門裕之と津川雅彦は実の兄弟。父は俳優の沢村国太郎、母はマキノ智子で、まさに芸能一家。母方の祖父は日本映画の父と呼ばれる『マキノ映画』の牧野省三。叔父は映画界の巨匠、マキノ雅弘監督。
 父方の叔父に加藤大介、叔母に宝塚女優だった轟夕起子、演技派女優の大物、沢村貞子。いま沖縄から多くの芸能人を輩出している『アクターズスクール』校長のマキノ正幸は、マキノ雅弘監督の息子で長門裕之、津川雅彦の従弟にあたる。
兄の長門裕之は津川雅彦より一足早く芸能界にデビュー。日活映画に入社と同時に、石原慎太郎原作の『太陽の季節』で石原裕次郎とコンビで主演。続いて『狂った果実』でも石原裕次郎とコンビで主演し、一躍日活青春スターにのし上がる。
この『狂った果実』で津川雅彦も映画デビューしている。津川はそれまでは本名の「加藤雅彦」で活動していたがまったくの無名で、この映画で『狂った果実』の原作者の石原慎太郎に「津川」と名付けられた。
 ところが長門裕之は日活青春映画のスターとして人気沸騰し、次々と主役クラスの映画出演が続き大活躍していたが、津川には活躍の場がなかなか訪れなかった。
 当時、演技派女優で芸能界で確固たる地位を築いていた長門、津川の叔母の沢村貞子が、
「雅彦。お前は顔がいいから芝居は人の4倍上手くならないと認めてもらえない」
 と口を酸っぱくして言われたと後日、津川本人はテレビ等で語ったことがあるが、事実その通りで美少年俳優として女性に絶大な人気はあったものの、『狂った果実』で"大根役者"のレッテルを貼られ、それ以降、まったく仕事に恵まれなかった。

どうして仲が悪いのか?

 この人気の差、兄は弟ほどミーハー人気はないが若手演技派として大きな存在で仕事は次から次。一方、弟は当時の映画界でも一目置く美少年ぶりでミーハー人気は凄かったが大根役者で仕事が少なく、2人の差は大きく開いていった。
 これが二人の仲を悪くした原因で、兄の裕之は雅彦の人気を妬んだのか「あいつは大根だから」とまるでバカにして相手にしなかったし、雅彦は人気では勝っていても演技では兄に勝てず、仕事がほとんどなく、その悔しさを日常の言動、態度に表すこともあったようだ。


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