• 2008/03/25
  • 執筆者: Yamaoka (7:24 pm)

<連載コラム>心声天語(2)「北風と太陽」

 最近の世の中、最低限の矜持も倫理観も持ち合わせていない、同情の余地がないと思わずにはいられない事件や疑惑ばかり目立ち過ぎます。まったくというほど、「心潤うようなこと」に出会いません。
 そこで本紙ではこれから1週間に2回を目処に、このコラムを開始することにしました。
 人間にとって、最も大切なものは何なのか……。
 読者の方は始め、「?」との印象を持たれるかも知れません。でも、この連載が続けば、そのうちこの行間からきっと何かを感じてもらえることを信じてます。


 イソップ童話に「北風と太陽」の話がある。旅人のコートを力任せに脱がせようとする北風と、旅人自らコートを脱ぐようにする太陽の話だ。子どもの頃、恐い北風とやさしい太陽の絵本を見て、北風は悪い奴、太陽は善と信じ、力で押し切る強引なやり方に接する度に、太陽のように「温もりのあるやさしい心」をもたなければと思った◆先日、真実のない巧みな手段に接してまたもや、北風と太陽の話を思いだした。しかし今度は、北風の方が単純で、純粋な奴かもしれない…と思えてきた。コートを脱がす目的が何であったかは知らないが、重要なのは、コートの「脱がせ方」ではなく「脱がす意図」ではないだろうか…そんな気がした◆北風は、旅人のコートを脱がそうと必死で風を吹きつける。一見、乱暴なやり方に感じられなくもない。しかし、北風の方が太陽よりも正直者かもしれない。反面、旅人を暑くさせてコートを脱がせようとする太陽の方が知能的?に思えてくる。旅人がもし、コートを脱がなければ病に侵されるとしたら両者とも、愛情にけしかけられた振る舞いとなるも、己の力や知恵を誇示するために脱がそうとしたなら、どっちもどっちだからだ◆世の中には一見、温かいポーズで取り繕いながらもその実、偽善である場合が少なくない。ならば今度、「北風と太陽パート2」なる童話にて、コートを着せる話でもしたらどうなるだろう。北風は多分、旅人を寒くすることでコートを着せようとするが太陽は、どんな手段を使うだろうか。(和光)
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