• 2008/04/21
  • 執筆者: Yamaoka (6:48 pm)

<連載コラム>心声天語(10)奇蹟の源泉

 最近の世の中、最低限の矜持も倫理観も持ち合わせていない、同情の余地がないと思わずにはいられない事件や疑惑ばかり目立ち過ぎます。まったくというほど、「心潤うようなこと」に出会いません。
 そこで本紙ではこれから1週間に2回を目処に、このコラムを開始することにしました。
 人間にとって、最も大切なものは何なのか……。
 読者の方は始め、「?」との印象を持たれるかも知れません。でも、この連載が続けば、そのうちこの行間からきっと何かを感じてもらえることを信じてます。(これから毎週月・木に掲載します)


週末、海外ドキュメンタリー番組が放映されていた。全長5メートルぐらいの大蛇がヒナのいる巣に近づいていた。三羽のヒナは、自分たちに危険が迫っていることも知らずに大きな口を開けて鳴いていた◆蛇が巣の近くまできた時、一羽の鳥(多分お母さん鳥であろう)が悲痛な鳴き声を発し、蛇に向かって急降下をはじめた。しかしそれは、無駄な抵抗のなにものでもなかった、蛇がひ弱な鳥(鳩ぐらいの大きさ)の反撃に怯むはずがない◆巣までの距離が30センチに迫った。母鳥の鳴き声が叫び声に変わった。母鳥は、最後の手段にうって出るかのように攻撃目標を蛇の身体から頭に移し、体当たりをはじめた。健気な抵抗の中にも子を思う母性が伝わってきた◆蛇が巣に辿り着いた。ヒナたちをじっと睨みつける蛇。襲う前の、一瞬の間であろう。恐怖に震えるヒナたちは、羽が生えていない羽根をバタつかせながら必死で逃げようとしている。いくらテレビ番組とはいえ、可愛いヒナたちが蛇の餌食にならんとしている場面に、「なんとかならないのか!」と思ったその時、蛇が木から落ちた。蛇は、母鳥の体当り攻勢に身体のバランスを崩してしまったのだろう◆蛇が木から落ちたのは、偶然ではないはずだ。そこには、何かの意図…ヒナを思う母鳥の思いが天に通じた、そう思えてきた。自然界で最も強いのは、母性であろう。しかし、親が子を殺す人間社会においては、鳥さえも持ち合わせている母性が失われてしまった。(和光)
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