• 2008/06/17
  • 執筆者: Yamaoka (5:26 pm)

<*連載*渡辺正次郎の芸能界を斬る!>「第42回 芸能人の乱れた下半身事情(中)」

 筆者・渡辺正次郎(作家・政治ジャーナリスト)。音楽専門誌の編集長の傍ら、藤圭子など多くの歌手を発掘。その後、政界に転身。二・二六事件の時に岡田啓介首相を救出、また、わが国の戦争終結に尽力した故・迫水久常参議院議員の秘書などを務める。現在は作家・政治ジャーナリストとして執筆の傍ら、政治家のブレーン、選挙参謀として活躍中。『この国の恥ずかしい人々』、『田中角栄の遺したもの』、『こんな政治家は辞職せよ!』(以上、日本文芸社)など著書多数。なお、この4月12日よりHP=「NEWS TODAY・政界、財界、官界一刀両断!!」を再開(有料。ここをクリックしても料金は取られません)。

○(上)の原稿を見たい方は、ココをクリック

  はるか昔からわが国は、芸能に携わる者は男も女も売春婦(夫)でした。
 奈良、平安時代、貴族、僧侶、大名、武家らが国の富を独占し、圧倒的多数の人民がその日の生活にも事欠く時代が江戸時代、いや、昭和の半ばまで続きました。
 神代から奈良・平安の話は後述するとして、近々の江戸時代の話しますと、この時代に登場したのが“出雲阿国”(遊女・後述)に代表される女歌舞伎でした。
 人民の誰もが貧しい時代、そうした時代に生きる知恵でしょうか、容姿に優れた女性はその日、生きるために貧しい人々の見世物になり、お恵みを貰うことを身に付けたのです。もちろん、現在のような舞台があるはずもありません。 
 まして、そのようなものを建物の中で観る概念もない時代ですから、彼女らは野原や石ころだらけの河原で、裸を露出させた姿で、芸にもなっていない踊りを舞い、面白半分で観る人たちからもらう“投げ銭”で生活していました。芸能に携わる者を“河原乞食”と呼ぶ侮蔑の言葉が残っている理由です。
 これが日本の歌舞伎の始まりでした。路上芸を披露し投げ銭を貰う大道芸人のようなものです。ですが、投げ銭だけでは生活は大変苦しいわけです。
 そうしたことから、特に容姿の優れた女たちは、金を持つ階層の男たちに肉体を売って稼ぐ“遊女”(売春婦)になったのです。もともとの遊女が、露出肉体芸を見世物にすることを考え付いたという方が正しいでしょう。
 この時代は娯楽などまったくありませんから、出雲阿国に代表される遊女=女の歌舞伎役者が、庶民の女性が化粧も知らない時代に、美しく化粧して派手な着物姿で妖艶に踊り舞う姿に人気が沸騰し、余りの異常人気(今日まで名前が残っているということは相当な人気だったと推測されます)で、社会の風紀を乱すということから、幕府から女歌舞伎が禁止されます。そして新しく登場したのが、貧しい家々の顔立ちの良い美少年らによる若衆歌舞伎(後の野郎歌舞伎)です。
  若衆歌舞伎役者は女性歌舞伎以上に爆発的人気を得て、売春もしました。舞台が終わると体を売っていたのです。売る相手は男が圧倒的多数で、女性は江戸城の大奥の一部の女性か、大店の亭主を亡くした若後家ぐらいのものでした。
 当時、これは合法だったのです。驚いてはいけません。歌舞伎の大物で15代目とか16代目という人たちの初代は、全員、「舞台子」と呼ばれ、芝居も優れていましたが、夜は体を売っていたのです。 
 その中でも有名になり、後世に名を成したのは市川団十郎、松本幸四郎などです。


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