• 2008/10/24
  • 執筆者: Yamaoka (5:30 am)

<心声天語> (60)「意見の相違」

昔、インドに目の不自由な三人の坊さんがいた。ある日、坊さんたちは、象を手で触って意見を述べあった。象の尻尾に触ったお坊さんは「象は紐のような動物」と言った。像の足に触って坊さんは「いや、象は樹木のような動物」。像の耳に触った三人目のお坊さんは、「象は風呂敷のような生き物」と主張しては、互いに一歩も譲らなかった◆「十人十色」と言う言葉がある。物事の見解はそれぞれの考え方と経験で異なる。目の見えない坊さんたちにとって、象がいかなる動物かを判断すべく象の尻尾、足、耳に触れた場合、そこから得られる確信は、異なるのが当たり前だ◆家庭から国家まで、どんなところでも意見が交わされる。とくに政治の世界では、「日本のために」との名分を掲げて激しい論争を繰り広げている。国民から選ばれた先生方は、自分の考え、見解こそが絶対だとして熱弁を振るっている。なるほど、どちらの意見、主張にも一理ある。しかし、「これこそ絶対」というものは存在しない◆人と人、組織と組織、国と国…、側の論理とエゴをぶつかりあう。ところが、意見がぶつかりあっているうちはいいのだが、意見の隔たりが大きくなると感情がエスカレートして、争い、暴力事件にまで発展してしまう場合も少なくない。些細な意見の相違から殺人事件にまで至ることも多々ある◆まったく反対の性質をもつプラスとマイナスから電気が生まれるように、自分と違った考えや見解に接することで知恵が芽生える。そしてその知恵は、我々の意識を刺激して活気という賑わいを生じさせる。細い尻尾と風呂敷のような耳、そして、樹木の足が集まって「象」になるように……。(和光)
閲覧数 (23227)
印刷用ページ 友達に送る
アクセスジャーナルTV
USTREAM アクセス ジャーナルTV 記者 山岡俊介の取材メモ YouTube アクセス ジャーナルTV 記者 本紙編集長・山岡俊介と、政治ジャーナリスト・渡辺正次郎氏が、これまで記事に出来なかった様々な事件の裏側や真実を語りおろす!
第10回目からはゲストとして須藤甚一郎氏(元芸能レポーター。目黒区議)を迎え、ますますヒートアップ! (原則)月1回、Ustreamで生放送中。なお過去の放送分はYouTubeでもご覧になれます。
カテゴリ一覧

書評 (129)

ログイン
筆者新刊

本紙 山岡俊介著
発行元 双葉社
詳細はこちら

推奨サイト
寺澤有のホームページ インシデンツ My News Japan

MyNewsJapanでは、Newsの現場にいる誰もが発信者です。身近にある本当のNewsを多くの人に知らせて見ませんか?

アーカイブ
«  «  2019 10月  »  »
29 30 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2
« 1 2 (3) 4 5 6 ... 8 »