• 2009/04/16
  • 執筆者: Yamaoka (6:10 am)

<心声天語>(108)「人材派遣」というビジネス

日本に「人材派遣」なる言葉が登場したのは、約十五年前だ。その後、大手企業までが人材派遣に進出、多くの人材派遣会社が設立された。中には上場を果たした人材派遣会社もある。IT企業と人材派遣会社がベンチャー企業の代名詞のように脚光を浴びた時代、ほんの数年前である◆「人材派遣」なる業種は、米国からきたビジネスだ。資本主義の盟主国アメリカは、人間までも“商品”として扱ってしまう。すごいところだ。日本で人材派遣が遅くスタートしたのは、過去に存在した「遊廓」「タコ部屋」のような負の文化が影響しているからだ◆日本で人材派遣業が許可されなかった時代にも、幾つかの例外はあった。その一つが「芸者置屋」である。料理屋から「お座敷」がかかると「芸妓」という人材を派遣する。当然、良い芸妓がいる置屋は繁盛し、そうでない置屋は閑古鳥が鳴く。どこの置屋も売れっ子の芸妓を確保しようと躍起であった◆芸妓といえども初めから出来上がっているわけではない。そこで、舞妓の時から厳しく育てることになる。その時、最も重点がおかれるのが、派遣先での振る舞い、礼儀、配慮、素直さなどの内面的教えと、責任感と義務感の「プロ意識」であった。このへんのところは、今の人材派遣会社でも取り入れるべき知恵であろう◆不況の今日、人材派遣社員の需要が激減している。ところが、一方では「人材」を求める求人広告が増えている。どこの企業も、「要らない社員は追い出し必要な人材は確保したい」と思っているからだ。芸者置屋ではないが、いつの時代にも、精神的心構えや人間的基礎を身につけている人が、「人材」なのである。(和光)
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