• 2011/09/27
  • 執筆者: Yamaoka (12:40 pm)

<新連載>『田沢竜次の昭和カルチャー甦り』(第25回)「昔の不良顔、スケ番顔は何処へ行ったの?」

筆者・田沢竜次(フリーライター)。1953年東京生まれ。編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を続け今日にいたる。一方、大学の映画サークルで自主上映するほど映画にも精通。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。

 前回で取り上げた『恐怖女子高校・暴行リンチ教室』の話で思ったんだけど、1970年代はやたらとスケ番映画が多かった。そして現実にもスケ番風の女子高生というのは沢山いたような気がする。あれは一体いつ滅亡してしまったんだ? こないだ酒飲んでたら「なでしこジャパンのメンバーの顔って70年代のスケ番顔じゃん」てなおじさん話で盛り上がった。確かに、最近あまり見ない顔がそれなりにいる。70年代スケ番というのは、80?90年代の渋谷・原宿・関東ローカルのいずれのタイプとも違って、顔が老けていて、スカートが長く、カバンもぺったんこである。その最後は1983年製作の『夜をぶっとばせ』(曽根中生監督)あたりかな。この映画は、『3年B組金八先生』の校内暴力テーマをさらに深く、甘さを排して寒々しく描いた凄みがあって、70年代東映の荒唐無稽のスケ番ものとは一線を画す。このテの「不良」ものはまた、中学生もののほうが、妙なリアリティがあるのだ。
 そういえば、あの紳助が主役を張った不良映画の傑作『ガキ帝国』(1981年 井筒和幸監督)のなかに、一人だけ中学生不良が登場し、不気味な存在感を見せるのだ。さらに昔、1972年頃深夜テレビで観ただけで、その後、名画座でもビデオ、DVDでも見かけない幻と化した不良中学生ものの傑作を思い出した。『非行少年』(1964年 河辺和夫監督)という日活映画。


閲覧数 (91938)
印刷用ページ 友達に送る
アクセスジャーナルTV
USTREAM アクセス ジャーナルTV 記者 山岡俊介の取材メモ YouTube アクセス ジャーナルTV 記者 本紙編集長・山岡俊介と、政治ジャーナリスト・渡辺正次郎氏が、これまで記事に出来なかった様々な事件の裏側や真実を語りおろす!
第10回目からはゲストとして須藤甚一郎氏(元芸能レポーター。目黒区議)を迎え、ますますヒートアップ! (原則)月1回、Ustreamで生放送中。なお過去の放送分はYouTubeでもご覧になれます。
カテゴリ一覧

書評 (129)

ログイン
筆者新刊

本紙 山岡俊介著
発行元 双葉社
詳細はこちら

推奨サイト
寺澤有のホームページ インシデンツ My News Japan

MyNewsJapanでは、Newsの現場にいる誰もが発信者です。身近にある本当のNewsを多くの人に知らせて見ませんか?

アーカイブ
«  «  2019 10月  »  »
29 30 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2
(1) 2 3 4 ... 8 »