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  • 2016/07/14
  • 執筆者: Yamaoka (1:41 am)

福島第一原発ーー50歳作業員死亡につき、遺族が不審死の訴え

 本紙に、今年6月13日、50歳で死去した、福島第一原発作業員Aさんの遺族から訴えがあった(「死体埋火葬許可証」を以下に転載)。
 もっとも、この事実は他のマスコミでは一切報じられていない。
 結論から先にいえば、作業中ではなく、宿舎(冒頭写真。下写真は宿舎廊下)で就寝時に死亡したことになっており、死亡の事実を知るのはAさんの所属していた協力会社(孫請け会社)の一部作業員仲間だけだったことから、協力会社社長が口止めし隠蔽した可能性があると遺族はいう。
 大手マスコミ既報道によれば、この1年余りで、福島第一原発作業員の死亡は4件。内、タンクに頭を挟まれた事故のみ労災認定され、他の1件は熱中症の可能性、2件は死因不明とのことだ。
 だが、Aさんのケース、さらに遺族によれば、「仲間の作業員が約3カ月前に亡くなった」とAさんは生前漏らしていたそうで、実際には水面下で相当数の作業員が亡くなっている可能性もある。
 しかもAさんのケース、亡くなる1カ月ほど前に体重が約20�も減少した(歯がすべて抜けてもいた)にも拘わらず作業を続けていたこと、会社側が遺族に「放射線管理手帳」を渡していない、行政解剖していない、死因もまともに伝えていないことなどを考えると、疑惑は尽きないし、被曝との関係さえ疑われても仕方ないのではないか。

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  • 2014/05/13
  • 執筆者: Yamaoka (3:25 am)

<主張>「漫画『美味しんぼ』鼻血騒動」ーー被曝との因果関係について

漫画『美味しんぼ』で、福島第一原発を訪ねた後、鼻血を出す描写が議論を呼んでいるが、5月12日発売の最新号では、双葉町の前町長が登場し、鼻血の原因は「被曝したからです」と語る場面が登場。さらに岐阜環境医学研究所所長も登場し、ガレキ処理焼却炉近くに住む住民約1000人を調査したところ、鼻血も含め、不快症状を訴える人が8割もいたと発言している。
 このことを報じた「毎日」(12日記事=冒頭写真)は、鼻血と放射能の関係は「考えられない」との専門家のコメントも併記しているが、これは一方的との批判を避けるためバランスを取ったかたちにしたに過ぎず、批判を受けても怯まない『美味しんぼ』を紹介することが主眼と思われる。
 そもそも、放射能の健康への影響に関してはほとんどわかっておらず、子どもの甲状腺がんぐらいしか正式には認められていない。したがって、「放射能による疫学的な因果関係を証明せよ」といわれたらまず敗訴してしまう。だから、世の大半の御用学者が、「考えられない」というのは実に容易い。
 しかし、本当に住民の健康を考えればそう言い切っていいのか?
 実は原発事故の健康への影響については、すでに健康に悪影響を及ぼすことが判明している化学物質もバラ撒いた「公害」という視点から検証すれば、御用学者も「考えられない」とはいえないとの意見もある。

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  • 2013/07/15
  • 執筆者: Yamaoka (4:10 pm)

団交を拒否ーー被曝労働者の搾取構造など関係ないという「東京電力」

 甚大な被害を出しながら、このままでは会社が潰れてしまう(冒頭写真=「日経」7月3日記事)と原発再稼働を強行しようとしている「東京電力」ーーこの事実一つとっても、同社が反省していないことは明らかだが、こうした不誠実極まりない態度はいまに始まった話ではない。
 原発稼働は、日常的な労働者の放射線被曝の犠牲なしに成り立たない。そのため、元請けのゼネコンなどを介して下請け労働者に仕事を回し、知らぬ存ぜぬでやって来た。そして3・11後、そうした下請け労働者のリスクは格段に増え、さすがに厚生労働省も無視できなく、不正な多重搾取構造が存在し、そのなかで作業員の安全が脅かされていることを昨年末、始めて実質、認めたわけだが、その“主犯”である東電はその点も何ら反省はないようだ。
 本紙既報の団体交渉申し込みの回答期限は7月12日(金)だった。
 東電からそれまでに回答は来たものの、「団体交渉には応じられない」と拒否して来たからだ。

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  • 2013/07/04
  • 執筆者: Yamaoka (9:34 pm)

被曝労働者の搾取構造にどう答えるのかーー東電に対する、労働組合の団交要求に要注目!

 いま現在も、福島第一原発や除染現場で、多くの労働者はまさに体を張って必死の作業を行っているが、これら現場労働者の賃金は日当1万円代が当たり前で、その賃金は驚くほど安く、また健康に対する配慮はまともにされていないのが実態だ。
 それは東京電力側からは1日10万円ともいわれる賃金が支払われても、現場作業員との間に、元請けのゼネコンなどだけでなく、数多くの下請け会社が入り、そのほとんどを中間搾取してしまうためだ。
 だが、東電は契約をしている元請けより先のことは知らないとして逃げて来た。
 中間搾取企業のなかには、反社も少なからず絡んでいるし、現場作業員のなかにも反社はいるが、これも元請けより先は知らないという理由で、東電は逃げて来た。
 現場の作業員のなかには借金漬けなど訳ありの者も少なくなく、またそうでもなければ従事する者は多くない。東電側は、現場作業員を集めるために反社関係者の手を借りないわけにいかず、両者の密接な関係を隠すためにも、多層的な中間搾取構造は好都合なのだ。
 こうした、相変わらず現場作業員にとっては最悪の実態のなか、実に注目すべき動きが出て来た。
 誰でも即、入会できる労働組合が、福島第一原発事故後、現場作業に従事した者に同組合に入ってもらい、東電に対し、中間搾取された不当な賃金分を支払え、将来起こり得る被曝による健康被害を補償しろ、などと要求し、団体交渉を申し入れたからだ。
 以前なら、こうした要求をしても、東電は前述の「元請けから先のことは知らない」ですっとぼけられたかも知れない。
 だが、この組合は、昨年末報じられた、厚生労働省が不正な多重搾取構造が存在し、そのなかで作業員の安全が脅かされていることを始めて実質、認めたこと(上写真=『朝日』12年12月9日記事)を根拠に、要求を突きつけている(冒頭写真=その「団交申入書」)。役所が曲がりなりにも認めたとあっては、東電もこれまで同様の対応はできないのではないか。

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  • 2013/06/22
  • 執筆者: Yamaoka (8:12 pm)

「福島第一」での被曝労働に関する対政府交渉??進まない対策に、労働団体から不信の声

 6月20日午後、衆院第一議員会館内で、福島第一原発で働く労働者の健康管理や雇用問題に関する、対政府交渉があった。
 取り組んだのは、全国労働安全衛生センター連絡会議など6つの労働・市民団体。政府からは厚生労働省、経済産業省、文部科学省、そして原子力規制委員会から数人ずつ出席した。交渉は2011年4月から始まり、今回で10回目となる(*本紙の5回目のレポートはこちら)。
 交渉は、労働団体側が前もって提出していた文書に各省庁が回答する形式で進行した。
「事故が発生した時、作業員の被ばく上限が100msvだとすると、膨大な人員と防護措置が必要となる。福島第一の事故では、土壇場になって突然、250msvに引き上げられた。新しい規制基準が設けられたけれども、重大事故を想定して、現場作業員の具体的対策を考える必要があるのでは?」。これに対し規制委員会の職員は、「そこまで予測できない」「そこまで細かく規定することはできない」と回答。これでは、事故対応の教訓が活かされていないと言わざるを得ない。
 労働者の被ばく線量を記録する「放射線管理手帳」は、いうまでもなく重要だ。退職後の労災証明にもなる。ところが現状は事業主任せとなっている。その結果、例えば除染労働者のケースだが、2万1000名分の被ばく線量データが公益財団法人「放射線影響協会」に全く届いておらず、どれくらい被ばくしたのかわからないといった事例も生じている。
 「下請け構造、有期雇用で働く人が多いからこういうずさんなことが起きる。手帳については、国が一元的に管理すべきではないか」と労働団体側が迫ったが、担当省庁がどこなのか定まらず、それ以上進展はなかった。

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  • 2013/05/23
  • 執筆者: Yamaoka (6:06 pm)

土地明け渡し訴訟を前に、「経産省前脱原発テント」弁護団・応援団が共同記者会見

 本紙がウォッチし続けてきた、東京は霞ヶ関の経産省敷地内に陣取る「脱原発テント」。昨日22日、テント関係者を支援する目的で「応援団」が結成された。前回記事で、東京地裁がテントの占有の移転等を禁止する公示書を提示したことをお伝えしたが、その後5月に入り、経産省は土地明渡請求訴訟に踏み切った。そこで23日に第1回口頭弁論が開始するにあわせ、テント関係者が共同記者会見を開いた。
 応援団の呼びかけ人には鎌田慧氏(ルポライター。左写真)、落合恵子氏(作家)、瀬戸内寂聴氏(作家)、加藤登紀子氏(歌手)らが名を連ねる。会見で鎌田氏は「原発事故を反省せず、原発からの撤退を反故にした安倍政権に対し、テントは脱原発という国民の意思を表現している。これをつぶす動きは憲法にもとる」と、裁判を支援する意図を述べた。
 弁護団は「経産省は国有地だから立ち退けと言うが、ここにテントがあることによる損失はない。経産省の職員にとって目障りだろうが、だからこそここで脱原発を訴える意義がある」「表現の自由や幸福追求権、健康に生きる権利、請願権といった、憲法の理念を掲げて裁判をたたかっていく」と語り、5月23日からはじまる裁判に臨む姿勢を明らかにした。


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  • 2013/03/23
  • 執筆者: Yamaoka (7:10 pm)

経産省前脱原発テントに対し、東京地裁が公示書を提出――始まった排除の動きに抗議

 2011年9月11日、経産省正門横の敷地内に突如、「脱原発」の横断幕を掲げたテント村が出現してから1年半ーー全国各地の脱原発運動の交流の拠点であり、政府の原発政策に異議申し立てを続けているが、右翼団体の妨害がありながらも今日まで維持されて来た。
 しかし、原発維持の自民党・安倍政権となって予想されたことだが、テント排除に向けた具体的な動きが出て来た。3月14日付で、東京地裁執行官がテント関係者に渡した「公示書」がそれだ。
 それによると債権者の「国」は、債務者の「淵上太郎・正清太一」(テントひろば代表)らに対し、占有の移転や名義変更を禁止。と同時に、裁判所がこの物件を保管中である、としている。
 ところが最後に奇妙な但し書きがあり、「ただし、債務者に限り、使用を許した」と、いったんは現実を追認している。これはどういう意味なのか?

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  • 2013/01/04
  • 執筆者: Yamaoka (9:33 pm)

原発推進の安倍政権に立ち向かう“経産省前テントひろば”――年始早々に決起集会

 この間、東京で反原発運動の台風の目になって来たのは、首相官邸や国会前で数万人規模の参加者を集めた「首都圏反原発連合」だが、もうひとつ「経産省前テントひろば」も欠かせない。
 福島第一原発事故が起きた2011年。この年の9月11日に経産省前に突如、脱原発を掲げるテントが立ち上がった。以後、経産省職員や警察、右翼団体の妨害にもめげず、反原発の広範な世論を背景に、運動の拠点として維持されて来た。
 本日(1月4日)午後5時、このテント前で決起集会が開かれ、寒風吹きすさぶなか200人ほどの市民が集まった。
 テント広場代表の渕上太郎氏は「481日目を迎えた。いま原発推進の自民党政権になって、新たな撤去攻撃の可能性がある。しかしテントは断固守る。自ら撤退することはあり得ない。ともに守ろう!」とあいさつ。
 続いてミニコンサート。ロックバンド「頭脳警察」のボーカル・パンタ(横左写真)が、アイドルグループ「制服向上委員会」のコーラスで、脱原発ソングを歌って場を盛り上げた。
 福島県民の女性2人(上右写真)が登壇した。
「いま福島は“地産地消”が叫ばれ、住宅手当も打ち切られて、まさに収容所状態です。子どもたちは今もガラスバッジを持たされています。この福島の現状を忘れないでください」。「安倍首相の奥さんの昭恵さんは、本気で原発に反対しているらしい。昭恵さん、旦那を教育してください。私も夫を説得する」。

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  • 2012/12/16
  • 執筆者: Yamaoka (2:28 pm)

「私たちを抜きに福島のことを決めるな!」ーーIAEAの福島訪問に疑念と抗議の声

 衆院総選挙で報道がほとんどかき消されているが、福島第一原発事故に伴う住民被曝問題にとって、岐路になるかもしれない事態が進んでいる。
 政府とIAEA(国際原子力機関)共催の“原子力安全”国際会議が、15日から福島県郡山市で始まった。玄葉光一郎外相は本会合で、IAEA調査団に福島第一原発の現場を見てもらい、廃炉に向けた調査と助言を得ていく、とその主旨を発言した。
 だが、IAEAとはそもそも「核の平和利用」、すなわち原発政策を推進する国際機関だ。天野之弥事務局長は14日、福島第一原発を視察した後、「多くの国が原発を必要と考えている」と述べ、暗に「脱原発」政策を批判した。そのIAEAが今回の国際会議を皮切りに、放射線の健康被害について過小評価し、日本の政策決定に重大な影響を与えるのではないか――こうした疑念の声が県内外で少しずつ高まっている。
 14日正午、反原発団体「原発いらない福島の女たち」が県知事に宛てて、「福島へのIAEA進出をやめさせること」「除染の限界を見極め、住民の避難に保障を」等を求める要請書を提出。その後、福島県庁に隣接する紅葉山公園で集会を開いた。
 公園と阿武隈川を挟んだ対岸には高い放射線量で知られる渡利地区があるが、公園の放射線量も、簡易測定器で計測したところでは毎時0.79マイクロシーベルトを記録した。東京と比較しても一桁違う。

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  • 2012/10/09
  • 執筆者: Yamaoka (5:29 pm)

20次の下請けで中間搾取93%、宿代も打ち切り――「報道するラジオ」が取材した、福島第一原発作業員の過酷な現状

 福島第一原発事故から1年半が経過したが、危険な事故収束作業に従事する現場作業員の肉声が報じられることはほとんどない。
 こうしたなかで毎日放送ラジオの新番組「報道するラジオ」(10月5日放送)は、9月に福島県いわき市で複数の作業員にインタビューした(放送はココから聞くことができる)。
 同番組によれば、福島第一では毎日3千人が働いている。事故後から現在まで、2万3700人の作業員が働いてきた(8月末時点)。
 ある作業員は語る。「『9月から宿代が出せなくなった。宿から出て行ってくれ』というメールが突然、会社から来た」。単身で長期仕事と聞いてやってきた作業員のなかには、突然路上に放り出されることになった人もいるという。
 もともと作業員が受け取る日給は7000から1万2000円と、仕事の割には驚くほど安い。一方で、東京電力は一人当たり7万円を当てているという。では、なぜこれほど安いのか。

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  • 2012/09/20
  • 執筆者: Yamaoka (5:40 pm)

一刻も早く子どもたちの避難を――「ふくしま集団疎開裁判の会」が緊急記者会見

 3.11東日本大震災・福島第一原発事故からちょうど1年半が経過した9月11日、福島県の児童の甲状腺検査結果(3回目)が発表された。この結果を受け、“もはや一刻の猶予もない”と、「ふくしま集団疎開裁判の会」が9月19日、衆院第一議員会館の会議室で緊急記者会見を開いた。
 集団疎開裁判とは、昨年6月、福島県郡山市の小中学生14人が「放射能について安全な場所で学びたい」と、年間積算1ミリシーベルトを超える危険地域での教育活動の差止め及び危険地域外において教育活動を実施するよう、郡山市に仮処分を求めて始まったもの。その後、奇しくも野田首相が「事故収束宣言」をした同日の12月16日、「放射能の危険基準は100ミリシーベルトだから、避難する必要はない」と福島地裁は却下。これに対し原告は、仙台高裁に異議申し立てをして争っている。
 原告弁護団の柳原敏夫氏は「10月1日に仮処分の二審が開かれますが、書面のみが通例のところ、異例にも審尋が開かれます。門前払いではなく、双方の意見を聞きたいという裁判所の姿勢が現れている。ぜひ注目してください」と冒頭に訴えた。
 続いて発言にたった琉球大学名誉教授(物理学)の矢ヶ崎克馬氏は、「核の人体への影響は未知の部分が大きい。命を守る立場なのか、それとも原発と核を延命させる立場なのかによって、判断の基礎が大きく異なる」としたうえで、甲状腺検査結果についてコメントした。
「検査の結果、1人に甲状腺がんが確認されたが、これについて山下俊一氏(福島医大副学長)らは、『このがんは放射線とは関係がない』と断定、その根拠として放射線の影響が現れるのは最短でも4年が経過してからだとしている。しかし、果たしてそうか。実は山下氏自身が、チェルノブイリ事故の翌年、原発から150キロ離れたベラルーシで小児甲状腺がんの発症が4倍になったことを国会で紹介したことがある。そもそも、通常でも発症率は『100万人に1人』。それが『3万8千人の検査対象から1人』見つかったのだ。関係ない、などと言っていいのか。最大の警戒心をもって子どもを保護すべきだ」。


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  • 2012/07/26
  • 執筆者: Yamaoka (6:05 pm)

7月29日、反原発連合が脱原発「国会大包囲」を呼びかけ

 毎週金曜日夕方、「原発の再稼働反対」をスローガンに万単位の市民を結集させてきた「首相官邸前抗議行動」だが、明日27日(金)は行なわない。その代わり、29日(日)に、「国会大包囲」を呼びかけている。
 首都圏反原発連合のホームページによれば、夕方7時より国会議事堂正門前で、国会議員も列席するキャンドル集会をおこなうという。
 大飯原発3、4号機は再稼働したが、反原発の世論は衰えていない。去る7月16日、代々木公園で開かれた「さようなら原発10万人集会」には、主催者の予想を超え、17万人が結集した(写真)。「国会大包囲」にどれだけの市民がかけつけるのか。予想するのは難しい。
 この間、官邸前抗議行動には、従来から脱原発を掲げている社民党や共産党の議員に加え、新党日本の田中康夫(写真)、新党大地の鈴木宗男、「国民の生活が第一」の三宅雪子ら各議員が参加してきたが、7月20日には鳩山由紀夫元首相も抗議行動に加わり、話題を呼んだ。「国会大包囲」にはどのような議員が参加するのか、これも注目に値しよう。
 なお、「国会大包囲」に先立ち、デモ行進も行なわれる。こちらは3時半に日比谷公園中幸門に集合、4時半から出発。日比谷公園西幸門でいったん解散し、国会に向かうという段取りとなっている。
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  • 2012/07/14
  • 執筆者: Yamaoka (9:00 pm)

徹底した「封じ込め」作戦で臨んだ警視庁??「大飯原発再稼動反対」首相官邸抗議行動(7月13日)

「大飯原発の再稼動反対」をスローガンに毎週金曜、6時から行われている首相官邸前抗議行動ーー毎回、数万?10万人単位の市民がつめかけ、ここ2回は官邸前大通りの6車線にも人があふれ出たことは、本紙既報の通り
 これに対し警視庁は12日、「安全確保や緊急車両の通行を確保するため」、警備体制を強化する方針を打ち出していた。
 13日の夕方5時ごろ、記者が地下鉄丸の内線で国会議事堂駅に向かったところ、車内で「4番出口以外は封鎖します。ご協力を」とのアナウンスが入った。まったく異例のことだ。
 その4番出口を降りると、すでに多くの市民が集まり、「再稼動反対」を訴えていた。歩道はカラーコーンとバーで仕切られ、進路方向も指示されている。少し立ち止まっただけで制服警官から急かされる。
 ある高齢の女性が沿道に座り込んでいたが、警官は「座らないでください」と急き立てる。「足が痛いんです。少し休ませて」と女性が言っても聞く耳を持たない警官に、まわりの市民も見かねて警官に抗議した。
 今回、車道は鉄柵と警察車両でビッシリ封鎖されており、また制服警官の数も目に見えて増えていた。明らかに、首相官邸、国会という「権力の中枢」で万単位の市民が集まって政治表現することに、警視庁は神経を尖らせている。
 だが、こうした過剰警備に不満の声をぶつける市民も少なくなかった。

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  • 2012/07/06
  • 執筆者: Yamaoka (10:50 pm)

雨にも警察の規制にも負けず、本日も「再稼動反対!」ーー首相官邸前抗議行動(坂本龍一も参加)

 毎週金曜日、夕方から欠かさず行われている、原発再稼動反対の首相官邸前抗議行動(主催は首都圏反原発連合)。先週は実に20万人(主催者発表)もの市民が集まったことをお伝えした
 今回、大飯原発の再稼動はすでに始まっており、雨模様ということもあり、参加者はかなり減ると思われたが、本日も万単位の市民がつめかけた(主催者から参加者数の発表はなかった)。
 歩道を埋め尽くす人々をかきわけつつ、車道をはさんで官邸と向かい合う抗議行動の先頭へ行く。
 参加者から一言ずつアピールが行われていた。
 福島県双葉町から着の身着のままで避難してきた女性は、「この苦しみを大飯町の人たちに味あわせたくない!」と嗚咽しながら語る。
 国会議員も次々と発言。阿部知子議員(衆院、社民党)、赤嶺政賢議員(衆院、共産党)に続き、田中康夫議員(衆院、日本新党)の姿も。「イデオロギーを超えて、日本を愛する一人の人間として、再稼動反対の一点でひるまずがんばろう」。
 ミュージシャンの坂本龍一氏も登場。「(反原発は)長い闘いになる。一基や二基、再稼動されてもへこたれないで、腹を据えてやっていこう」と参加者を激励した。

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  • 2012/06/26
  • 執筆者: Yamaoka (12:00 pm)

<DVD紹介>『チェルノブイリ・ハート』――今こそ見ておくべきドキュメンタリー

 1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故によって、大量の放射性物質が拡散したが、その影響は今なお続いている。本ドキュメンタリーは、2002年、アメリカのマリオン・デレオ監督がチェルノブイリ原発から80キロのベラルーシ共和国を訪問し、小児病棟、乳児院等を取材した記録だ。
 放射線被害を最も受けるのは子どもである。発育期にある遺伝子を傷つけてしまうからだ。チェルノブイリ事故後、周辺地域では甲状腺がんを発病したり、発育不良の子どもの数が急増した。なかでも心臓疾患は「チェルノブイリ・ハート」と呼ばれ、高価な手術代と医療技術の遅れで、手術を受けられずに亡くなる子どもが多い。
 映像のなかでは障害をもった乳幼児や、やせ細った心臓病の少女など、正視するのがつらい映像が映し出されていく。
 もちろん、ここで出てくる疾患、発育不良のすべてが被曝によるものとは言えないだろう。だが、国土の大半が汚染されたベラルーシで、小児病棟を新たに設置しなければならないほど患者が急増しているのは事実である。健常児の出生率がなんと15?20%。その健常児も免疫システムが弱っているため、病気に罹りやすいという。
 ところが、「避難地域」と指定されていないこともあり、政府による補償はない。


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  • 2012/05/18
  • 執筆者: Yamaoka (10:21 pm)

別件逮捕されていた、「反原発」若手著名活動家・園良太氏の第一回公判

本紙既報の、東京都江東区・竪川公園でのホームレス追い出しに抗議した園良太氏(冒頭右写真の黄色マーカー円人物。東電本社前で。昨年3月23日。左写真は園氏の拘留中に描いたイラスト)が逮捕・起訴された件で、本日5月18日午前、第1回公判があった。「威力業務妨害」容疑だ(村山浩昭裁判長、平成24年(ワ)第392号)。
 被告の園氏は、反原発や反貧困の運動にも関わる活動家であるだけに、ホームレス支援者だけでなく様々な運動関係者が傍聴を求めて詰め掛けた。しかし38人収容の法廷であったため、抽選となり、その半数は傍聴ができなかった。
 さて公判が始まると、まず検察官が公訴事実を読み上げる。「被告は江東区役所内でどなるなどしたため退去を命じたが、庁舎入り口で壁を蹴る、大声でどなるなどして業務を妨害した」等々……。
 続いて園良太氏が意見陳述に立った。裁判長から「職業は?」と聞かれると、腰に両手をおき、裁判長をみすえて「フリーター」と答えた。萎縮するところはまったくない様子だ。
 実は園良太氏、逮捕・勾留自体を不当と訴えることはもちろん、深川署による取調べを拒否し、調書を破いたりして「保護房」に入れられたそうだ。「いまどきの活動家で、ここまで反抗する人はいない」(支援者)と囁かれるほど、徹底した対決姿勢をとっている。
 園氏は陳述で、「野宿者は死んでもよい、という区のほうが犯罪者だ」と切り出した。
 港湾で働いていたホームレスのAさんは20年前、勤めていた会社が倒産。竪川公園で野宿生活を送ってきた。周辺住民とも声を掛け合う良好な関係だったという。それが今回、公園の改修工事を理由に「家」を壊され、強制排除された。 続けて、「排除があった翌日に自分が区役所に行ったのは、もともと担当の土木部・水辺と緑の課の荒木猛男課長と団体交渉の約束をしていたから。しかし役所に行けば荒木課長は『不在』と逃げ、Aさんの私物の返還を求めても応じない。それどころか勝手に区職員はこちらをビデオ撮影して挑発してきた。抗議したら羽交い絞めにされ、たたき出された」と憤りつつ、

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  • 2012/05/11
  • 執筆者: Yamaoka (9:56 pm)

内部被曝の影響? わが国マスコミは黙殺!? 中東のテレビ局「アルジャジーラ」も放映した、南相馬市の女性に関する衝撃の映像

 今年3月、中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」(本社・カタール)が放映した、福島県の内部被曝者を取材したとするニュース映像が話題になっている。
 このニュースはユーチューブで見ることができ(ココをクリック)、日本語字幕はない(英語)ものの、解説部分に日本語訳が掲載されている。
 全体3分弱の映像だが、最初の1分間が、南相馬市に居住している沼内恵美子さん(元高校教員)へのインタビューとなっている。映像をご覧いただければわかるが、昨年3月の福島第一原発事故以後、沼内さんは避難せず自宅に住み続けたところ、下痢や手のしびれから始まり、全身倦怠感、顎の痛みに苦しみ始めたという。そして、ついには歯が何本も抜け、脱毛までするようになった(カツラ使用)と語っている。
 広島・長崎の被爆者も、同様の症状を訴えて来たことが想起される。
 沼内さんのブログによれば、内部被曝に詳しい肥田俊太郎医師に病状を伝えたところ、「内部被曝の典型」とのコメントが帰って来たという。
 沼内さんは自身のブログ(ココをクリック)で、「あなたたち(日本政府)の言った食物を食べて、こういう影響を受けたんだと自分を実験台にして、政府の嘘を明らかにしているのです」と述べている。
 ここまでの疑惑があり、そして沼内さんが実名、自らの映像まで晒し訴えているのに、なぜ、わが国マスコミは一切報じていないのか?
 やはり、彼らは未だ“原発ムラ”の住人で、最低限の報道しかする気がないということだろう。
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  • 2012/05/07
  • 執筆者: Yamaoka (2:30 pm)

原発の再稼動に揺れる町―福井県大飯郡おおい町ルポ

 5月5日、北海道電力・泊原発が稼動を停止、42年ぶりに日本のすべての商業用原子炉が稼動を停止した。この「原発稼動ゼロ」という事態を避けるため、野田政権は「新たな安全基準を満たしている」として関西電力・大飯原発3・4号機の再稼動を認める政治判断を下した。しかし、大阪市の橋下徹市長や京都府、滋賀県の両知事の再稼働批判、何よりも「福島第一の事故原因も究明できていないなか、なぜ再稼動を急ぐのか」との反対世論の高まりに追われ、再稼動はできずにいる。
 そこで5月の連休中、再稼動問題に揺れる福井県大飯町を訪問し、「原発再稼動反対テント」のメンバーに話を聞いた――。
 JR「若狭本郷」駅を下車。70年代の原発設置にあわせて作られたという橋やトンネルを抜け、大飯原発に続く県道を進むと、小さな漁港が見えてきた。ここに4月6日よりテントが設置された。
 県道に向けて「再稼動反対」の横断幕を掲げ、常時数人が泊り込み、町民へのビラ入れや住民説明会に対する抗議行動を展開してきた、という。
 さて、テントで話を聞く前に、大飯原発に隣接する関西電力のPR館、「エル・パーク・おおい」に入館してみた。館内は意外に参観者が多く、家族連れの姿も目立つ。
 大飯原発は加圧式だが、3分の1スケールの原子炉の模型を使って、原子炉の仕組みを子供にもわかるように解説。職員が淡々と説明するが、その科学技術の粋を集めた原発の仕組みを聞いていると、まるで福島第一の大事故が起きなかったかのような錯覚を覚える。
 別のプロジェクターを使った説明では、「電源車を確保している」「炉心を冷やす体制がある」と万が一、全電源喪失に至っても大事故に至らないことを強調。しかし、福島第一の事故原因がまだ究明できていないなかで、そもそもどうして安全を宣言できるのか。「想定外」の放射能漏れ事故が起きた場合、拠点となる「免震棟」も、大飯原発には存在しない。事故の反省や教訓、といったものは微塵も感じられないPR館であった。
 テントに戻って、メンバーに話を聞いた。
 大飯町にはこれまで、目立った原発反対運動はなかった。しかし、とメンバーは語る。「立地自治体ではみんな原発に賛成だというのは、メディアがつくった意図的なキャンペーンだ。テントで座り込む私たちに対し、住民からの反発もあるかな、と思ったけどまったくない。テント前の車道を、けたたましいクラクションを鳴らして通っていった車があったけど、それくらいかな」。


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  • 2012/04/06
  • 執筆者: Yamaoka (11:13 pm)

「大飯原発の再稼動をやめろ!」??首相官邸前に1000人以上の市民が結集、怒りの声あげる

 関西電力・大飯原発(冒頭写真。福井県大飯郡)の再稼動に向けた動きが野田政権内部で進んでいる。本日(4月6日)、野田首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚は、運転再開を判断するための安全基準を最終決定した。週明けにも再稼動をするかどうか、政治判断すると見られている。
 こうした再稼動に向けた動きに強い危機感を抱いた市民らが、インターネットで情報交換し、本日午後6時、首相官邸前の歩道に詰めかけた。
 福島から避難してきた主婦、高校生、サラリーマン、フリーター、反原発活動家など様々な層の市民がマイクを握り、アピールを開始。
「5月5日、泊原発が停止したら、日本で運転している原発はなくなります。これこそ、子どもの日にふさわしい、子どもたちへの最高のプレゼントではないですか」(主婦)
「福島第一原発の事故、誰が責任をとりましたか。責任をとれるはずがない。責任をとれないことは、もうすべきじゃない」(福島出身の女性)
「日本は地震、火山、津波の国。原発は本来、あってはならない」(反原発の活動家)
「安全対策は、まったくおきざりにされている。大飯原発は、電源車を用意したというが、地震で道路が通れなくなったらどうする。ベントのフィルターも付いていない。さらに、免震重要棟がない。放射能漏れが起きたら対処できない」(反原発の活動家)
「おれたちは、説得したり、お願いするためにきたわけじゃねえ。再稼動はふざけるな、いいかげんにしろ。もう一回、地震と津波が来たらどうする」(20代男性)

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  • 2012/04/05
  • 執筆者: Yamaoka (1:20 pm)

公安警察の狙い撃ち逮捕か――別件逮捕されていた、「反原発」若手著名活動家

 去る2月3日、本紙は東京都江東区にある竪川河川敷公園に居住するホームレスが、「公園の改修工事」を理由に区から撤収を迫られている問題をお伝えした。その直後の2月8日、区はついに公園内の一軒のテントに対して強制排除をおこなった。追い出されたのは高齢で、健康状態の悪かった男性1名。追い出しのショックで倒れこんだため救急車で搬送された(支援者によれば、この男性は生活保護の受給を拒否し、再び竪川河川敷公園の別の一角に居住しているという)。
 区による強制執行は社会的な波紋を呼んだ。3月2日、部落解放同盟などの人権団体・個人で構成する「人権白書東京実行委員会」が江東区長宛に話し合いでの解決を求める緊急要請書を提出。一方、東京スカイツリーの5月開業が迫るなか、注目を集める強制執行は避けざるを得なかったのか、年度末までに再度の追い出しはなかった。
 さて2月8日の強制排除の翌日、ホームレスの支援者たちが江東区役所に詰めかけ、追い出しに抗議したのだが、その過程で、ひとりの青年が器物損壊容疑(その後不起訴)で逮捕された。
 この逮捕された青年、実は08年の麻生邸リアリティツアーで逮捕され(不起訴)、昨年の東電前アクションで本紙も紹介したことのある活動家・園良太氏(左写真)だった。
 当初、本人が黙秘しており、弁護士や救援者も本人の意志を尊重して本名を伏せてきたが、3月29日、東京地裁で開かれた勾留理由開示裁判を機に本人が実名を出すことにしたという。
 園良太氏といえば、昨年9月に東京都新宿区で行なわれた「差別・排外主義にNO!9・23行動」でのデモの最中、警備中の警察官によって公務執行妨害容疑で逮捕(不起訴処分)されている。
 園氏は、なぜこうも度々、逮捕されるのか?
 今回の逮捕について、ある事情通は語る。


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