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  • 2011/12/05
  • 執筆者: Yamaoka (1:35 am)

「オリンパス」損失隠しで浮かび上がった、「NOVA」株横領「反社」人脈の接点

「オリンパス」損失隠しで浮かび上がる、そのためにたくさんのファンドを用意した複数の元証券マンの「反社」人脈ーーそのなかでも、旧「ジェイ・ブリッジ」(JB。現アジア・アライアンス・ホールディングス)の桝澤徹元社長らの役割は大きいと見られるが、本紙はそのグループで、旧ジェイ・ブリッジの副社長まで務めた山本健一郎氏が、同じく今回のオリンパスの件で注目されている濱田雅行氏(オリンパスのジャイラス買収に関わった佐川肇氏と仲間)が横領した「NOVA」株を売却した際、その仲介をしていたことを、証拠の内部文書付き(下写真)で11月12日にスッパ抜いている。(冒頭写真=『FACTA』12月号チャート図の一部)
 濱田氏が、NOVA社長だった猿渡望氏から預かっていた同株約330万株を1億4890万円で売却したのは07年7月30日のこと。
 その際は、なぜ、NOVA売却の仲介に山本氏が関わるのか不明だったが、その後の取材で判明したので報告する。
 山本氏はジャスダックに上場していた「タスコシステム」社長に06年12月に就任する。JBが企業再生を引き受けていた相手企業だった関係からだが、関係者によれば、濱田氏はそれ以前から、タスコの“ファイナンス・アドバイザー”としてタスコに出入りしていたという。その流れの中で、濱田氏と山本氏は仲良くなり、NOVA株の現金化に協力することになったようだ。
 本紙は、濱田氏がタスコの増資にどのように関わっていたのか、具体的に把握した。その結果、濱田氏は増資引き受け先を連れて来る代わりに、同じく他の“危ない上場企業”の株式購入をバーターでやらすなど、相手の弱みに付け込み、2度美味しい思いをするなど、自分の儲けのためなら手段を選ばないやり手の金融ブローカー的側面を持っていることがわかった。その側面は、今回のオリンパス事件でも発揮していた可能性もあり、実に興味深い。

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  • 2011/11/25
  • 執筆者: Yamaoka (5:30 pm)

<ミニ情報>「井上工業」架空増資事件、“ヒゲの高橋”容疑者も逮捕

 警視庁組対3課は本日夕方、金融ブローカーの世界では“ヒゲの高橋”の名で知られる高橋利典容疑者(冒頭写真。TBSニュース映像より)を逮捕した。
 容疑は、すでに逮捕されている6名同様、上場していた中堅ゼネコン「井上工業」(破産手続き中)の架空増資に関与していると見て、金融商品取引法違反(偽計取り引き)。
 関係者によれば、高橋容疑者はまず08年6月ごろ、井上工業の運転資金不足分の約5000万円を甲斐グループ側から調達。それで井上工業側の信頼を得、すでに逮捕されている奥村英容疑者を井上工業側に紹介、架空増資に問われる同年9月実施の18億円(正確には同時募集の新株予約権分の+2000万円)の増資にも関与したという。

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  • 2011/11/24
  • 執筆者: Yamaoka (10:10 pm)

「井上工業」、本紙指摘のI氏も逮捕

  本日昼ごろ、警視庁組対3課は、コンサルタント会社顧問・井筒雅信容疑者を金融商品取引法違反(偽計取引)容疑などで逮捕した。
 自ら弁護士と共に警視庁原宿署に出頭。井筒容疑者は容疑を否認しているという。
 この井筒容疑者とは、本紙が昨日、逮捕状が出ていると報じた、「虎ノ門グループ」のI氏のことだ。
 本紙既報のように、井筒容疑者は前野容疑者と共に、永本壹桂氏関連の1億5000万円の資金注入に関わった模様。だが、翌日には1億8000万円が永本氏側に行っており、当局はこの1億5000万円に関しても実質、架空増資と見ている模様だ(冒頭写真=「毎日」11月24日夕刊記事)。

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  • 2011/11/23
  • 執筆者: Yamaoka (12:00 pm)

「井上工業」架空増資事件ーー本紙指摘通り、どこまで組関係に切り込めるか!?

 本紙指摘通り、ついに「井上工業」の架空増資疑惑は事件化した。(冒頭左写真=「毎日」11月22日夕刊。右=同23日記事)
 警視庁組織犯罪対策3課は11月22日、経営破たん直前の08年9月に実施した18億円の増資の大半が架空だったとして、元社長の中村剛容疑者(下写真)ら経営者側3名、それに架空増資を持ちかけた金融ブローカー側の奥村英容疑者ら2名の計5名を金融商品取引法違反(偽計取引取)容疑で逮捕した。
 本紙のほぼ指摘した通りのメンバー(経営者側2名、ブローカー側2名)が逮捕されたわけだが、実は本紙もやや予想外だった展開になっている。
 というのは、すでに逮捕状を取り、行方を追っていると思われる者としてI氏の名前が上がっている事実だ。
 大手マスコミでは報じられていないが、本紙既報のように、実際に井上工業に資金注入された3億円(18億円?架空増資の15億円)の半分、1億5000万円を仲介したのが今回逮捕されたブロカー側の前野森幸容疑者であり、この前野容疑者、それに指名手配されていると見られるI氏の先には永本壹桂氏という闇金の世界(ただし一般人相手の小口は対象外)では有名な人物がおり、その永本氏の金主は複数の暴力団と見られる。

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  • 2011/11/08
  • 執筆者: Yamaoka (8:56 pm)

あの緋田氏が、上場企業株買い占めで資金集め

 緋田将士氏ーー本紙では、“危ない上場企業”に対する貸し手として、怪しい面々と一緒に度々その名が出て来ており、取り上げている。証券会社オーナーになっていたことも。また、豪ゴールドコーストの物件を担保に、何と楽天の星野仙一監督から融資を受けたり、トラブルになっていたことも本紙はスッパ抜いている。
  いうまでもなく、人材派遣最大手だった「クリスタル」を旧「グッドウィル・グループ」(現ラディアホールディングス)が買収した際に仲介役を果たし、100億円もの手数料を手に入れたことが事の始まりだ。(冒頭写真は「読売」09年1月26日記事。赤マーカー囲みの投資会社元代表=緋田氏)
 もっとも、それ以前の緋田氏の前歴を見てみると、これが以降にも増して限りなく怪しい
   その緋田氏が最近は大阪方面に出没、今度は某上場企業の筆頭株主になるとして、その買収資金の一部を出してくれないかといって回っているとの情報をキャッチしたので報告しておく。

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  • 2011/10/27
  • 執筆者: Yamaoka (6:19 pm)

入手ーー井上工業架空増資疑惑“主犯”の「経過文書」に抜けている事実

  明日にもといわれる、東証2部に上場していた「井上工業」を巡る架空増資疑惑だが、本日入って来た情報によれば、警視庁組対3課によるXデーは数週間延びそうな気配だ。
 それはともかく、本紙はその組対3課も入手、本人も作成を認めているとされる、この間の経過を記した文書(A4判2枚)を入手した。この間の大まかな経緯がわかるので、以下にその文書を転載する
 いまさらいうまでもないだろうが、08年9月、井上工業は18億円の第3者割当増資と、すべて転換すれば12億円になる新株予約権発行(予約権発行額が2000万円)を行い総額18億2000万円の資金を集めたことになっている。
 だが、その実態はといえば、実に15億2000万円は井上工業の現金を振り込んだもので、暴力団にも繋がる怪しい金融ブローカー連中から調達したのは3億円に過ぎなかった。しかも、手数料名目で1億8000万円が抜かれ、井上工業に入ったのはわずか1億2000万円のみ。さらに、この第3者割当増資の全株式1億5000万株も金融ブローカー側に渡ってしまった。挙げ句、その前後の資金調達名目で井上工業の持っていた社宅など5億円ともいわれる不動産も名義変更されて売却される有様。
 では、こうした井上工業の資産を食った連中は具体的に誰なのか!?
(冒頭左写真は18億円の増資を引き受けた事業組合の入居ビル。右は経営破たん時の中村剛井上工業社長)

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  • 2011/10/25
  • 執筆者: Yamaoka (5:41 pm)

<ミニ情報>井上工業、いよいよXデー近し!?(追加)

 昨日の<ミニ情報>の追加というのも何だが、警視庁組対3課の方で原宿の方に本部を置きやっており、やはりいよいよ近いという見方で(経営破たん直前の架空増資容疑)、ターゲットにしているとされる名前が具体的に8名出て来たので、以下、挙げておく。
(冒頭写真=架空増資疑惑が出ている増資引受手の入居ビル)

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  • 2011/10/24
  • 執筆者: Yamaoka (10:10 pm)

<ミニ情報>井上工業、いよいよXデー近し!?

   08年10月、経営破たんした、東証2部に上場していた中堅ゼネコン「井上工業」ーー警視庁組織犯罪対策3課が中心になって捜査に乗り出し、まずは09年7月に元社長らの関係先を家宅捜索したもののその後の動きがない。
 もう当局は諦めたのかと思っていたら、今年4月、今度は元社長に加え、破たん直前の08年9月に行った第3者割当増資先(冒頭写真=その一方の引受先の入居ビル)などの関係先にも家宅捜索を行った。

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  • 2011/09/16
  • 執筆者: Yamaoka (3:20 pm)

「クレアホールディングス」の大株主に「反社」疑惑

 関係者の証言や公的書類などから、本紙がウォッチし続けている大証2部の建設会社「クレアホールディングス」(東京都港区。冒頭写真は入居ビル)の大株主のなかに「反社」に該当しかねない個人がいることがわかった。
 それも、全国の警察がいま、精力的に取り締まりを行っている指定暴力団・山口組系有力組織傘下組長の親族と見られる。当局も、そのことはすでに把握し、注目している模様だ。

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  • 2011/09/15
  • 執筆者: Yamaoka (6:10 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(320)指摘通り、怪しい動きをする「クレアホールディングス」株価

  前回(8月21日)、このコーナーで大証2部「クレアホールディングス」株がまた仕手化しそうだと報じたが、その通りの動きとなっている。
 出来高が急増し、株価も6円まで行った(冒頭写真はクレア社の株価チャート図)。
   たった6円というなかれ。
 ついこの間の8月始めまでずっと1円を付けていたのだ。6円はその600%を意味する。そんな急上昇、他のまともな上場企業の株では絶対にあり得ない。
 前回、本紙はこの動きに関連していると思われる複数の株式ブローカーなどの名を上げたが、イニシャルに留めていた。
 その時点では、なぜ、彼らが関わるのかよくわからなかったからだ。

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  • 2011/07/13
  • 執筆者: Yamaoka (7:40 pm)

「サハダイヤモンド」株価、2カ月で実に約20倍のその後

 ジャスダック上場「サハダイヤモンド」(東京都墨田区)の株価の異常な急騰ぶりについては、本紙で指摘した7月2日以降も続き、7月4日高値は94円だった。
 5月始めまでは5円前後だったから、約2カ月で実に20倍近くまで上がったことになる。
 もっとも、その後は揉み合いながらも下落に転じ、本日(7月13日)の終値は45円と、ピーク時の半分以下になっている。
 ところで、7月11日、サハは何とも恥ずかしいIRを出した。
(冒頭写真=サハの株価チャート図)

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  • 2011/07/02
  • 執筆者: Yamaoka (7:20 pm)

「サハダイヤモンド」株価、2カ月で16倍に!

 ジャスダック上場の「サハダイヤモンド」(東京都墨田区)は7月1日、前日比18円高(+28%)の82円で取引を終え年初来高値をさらに大幅に更新した。
  5月始めまでは5円前後だったところ、以降、急騰し始め、ついにわずか2カ月で実に16倍にもなっている。
 震災直後から、低位株に資金が集まり出している状況があるようだ。
 だが、本紙が5月28日に報じたように、サハには業績面において、株価が上がるようなめぼしい材料はそもそもないのだ。

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  • 2011/05/16
  • 執筆者: Yamaoka (10:10 pm)

今度は、社長らに善管注意義務違反などで総額11億7000万円余りの支払い命令判決

 親会社であるタイ投資ファンド「APF」に多額の資金を流用され、ボロボロになりつつある東証2部、ゴム老舗の「昭和ホールディングス」(千葉県柏市)だが、振り返れば、APF傘下になったのは、当時の山口紀夫社長らが安易に輸入自動車販売と光ファイバー事業に手を出し、総額20億円以上もの損害を被ったことが契機になっている。
 そのため、当時の監査役によって、善管注意義務と忠実義務違反で、当時の山口社長、重田衛常務(現社長=冒頭写真)ら6名の役員を被告とする損害賠償請求訴訟が提起されていたが、5月13日、千葉地裁松戸支部でその判決があった。そして被告6名に対し、総額11億7000万円余りの支払い命令が下った。

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  • 2011/05/06
  • 執筆者: Yamaoka (10:50 am)

ついに破産し、上場廃止決定になった「セイクレスト」

 5月2日午前、ジャスダック上場の不動産会社「セイクレスト」(青木勝稔社長=冒頭写真。大阪市中央区)の破産開始決定が出、これを受け、同日、5月20日を持って同社の上場廃止が決定した。負債総額は22億円とのことだ。
 本紙では昨年12月時点で、市中に手形が出回ると報じていたように、上場廃止はもはや秒読みと見られていた。
 セイクレストに関しては、先に上場廃止になった「NESTAGE」と同じ不動産鑑定事務所が査定した不動産現物出資による第3者割当増資(昨年2月実施。20億円)により、上場廃止の理由になる債務超過を解消したことがあった。また、それ以降なので資金繰りの厳しさは当然のところ、昨年12月、青木社長個人に1億3300万円が貸し出されるなど、不透明な事実がいくつも浮かび上がっている。
 こうした点は是非とも徹底解明し、もし不正があれば刑事・民事両方で責任追及してもらわなければ、株主も、従業員も浮かばれないだろう。

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  • 2011/04/26
  • 執筆者: Yamaoka (3:10 pm)

本日、30箇所家宅捜索ーー諦めていなかった「井上工業」案件

 08年10月、経営破たんした、元東証2部上場、中堅ゼネコン「井上工業」(群馬県高崎市。破産手続き中)の案件で、本日、警視庁組織犯罪対策3課が中心になって約30箇所を家宅捜索したという。 
 井上工業といえば、当初は旧経営陣の特別背任容疑、その後、総会屋への利益供与容疑でもやっていた模様。時期的には、破たん直後から09年10月ぐらいまでのことだ。
 その後、目立った動きが見えず、本紙はもう井上工業の件は当局は諦めたのかとも思っていた。
 だが、そんなことはなかったようだ。

閲覧数 (29077)
  • 2011/04/19
  • 執筆者: Yamaoka (1:30 pm)

いよいよ窮地の「セイクレスト」に飛び出した、1億3000万円の行方

  ジャスダック上場の不動産会社「セイクレスト」(青木勝稔社長=冒頭写真。大阪市中央区)ーーこれまでも債務超過解消のために現物出資を受け入れる“錬金術”を使うなどして凌いできたが、ついに監査法人が辞任し、決算書が提出できず、管理銘柄入りになっている。
 その監査法人の辞任理由を見ると、セイクレストは資金調達のために複数のブローカーに接触し、挙句に白地の約束手形まで市中に出回っている模様(本紙はその一端につき、昨年12月23日に報じている)で、まさに末期症状といっていいだろう。
 だが、今回、監査法人が辞任した理由は、この件に関してだけではない。他にも重大な件で見解の相違があったためのようなのだ。

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  • 2011/04/07
  • 執筆者: Yamaoka (1:30 pm)

「ベストライフ」が傘下に治めた「シンワオックス」に未来はあるのか!?

ベストライフ」(東京都新宿区)といえば、首都圏を中心に多数の有料老人ホームを経営する大手だ。
 ところが、いまもベストライフの経営に大きな力を有する創業者でオーナーの長井博實氏(息子・力氏がベストライフ代表)は仕手株が大好きで、過去、何度も大損をして来た。
 また、博實氏の周辺には怪しげな人物が多数おり、トラブル少なくないことから、本紙は本業に悪影響を及ぼすようなことはないのかと、以前から注視して来ている。
 そのベストライフの子会社「Persons Bridge」(代表・長井尊氏)を分割会社とする吸収分割により、現金を出すことなく、実質、ベストライフが大証2部の食肉卸などの「シンワオックス」を傘下に治めたのは2008年11月のこと。名目は、Persons Bridgeの給食事業をシンワオックスが譲渡してもらうというもので、現在、Persons Bridgeにはシンワオックスの給食事業本部が同居している(冒頭写真は入居ビルとPersons Bridgeの部屋入り口)。
 その後、ベストライフはシンワ株を市場で10%ほど買い、Persons Bridge分と併せるとシンワオックス株の70%以上を握ることに。そして、シンワオックスの取締役副社長には親族の長井尊氏が就いている。

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  • 2011/03/27
  • 執筆者: Yamaoka (1:10 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(304)あの「DPGホールディングス」の絶体絶命

 セントレックス上場の「DPGホールディングス」(本社・東京都渋谷区。松田純弘社長=冒頭写真は同姓同名の別人だったので削除しました。関係者にお詫び申し上げます)をご記憶だろうか。
 旧名「データプレイス」。怪しげな連中が資金繰り絡みで介入し、上場廃止になった「モック」の金融子会社が第3者割当増資を引き受けたり、怪しい会社と提携するなど、以前から本紙では注目していた会社だ。
 極めつけは、塀の中に落ちた篠原猛被告に食い込まれ、上場廃止になった「春日電機」絡みだった。
 篠原被告が経営権を握って以降、春日電機はDPGHから無線クレジット決済端末機を購入したとして2億円を支払ったが、これはまったくの架空取引だった模様。DPGHには詐欺の片棒を担いでいた疑惑が出ていたからだ。
 ところが、その後もDPGHはあっと驚くようなことをやってくれた。
 無線クレジット決済端末機を納品したとされるように、DPGHは当時はIT系企業に分類されたが、その後、資本関係が変わるなかで、何と宅配中華事業の会社に変身。まったく業態が違ったのだ。そのため、裏口上場違反抵触で上場廃止猶予機関入りもしたが、その前に時価総額が上場基準を下回り、この3月末にも上場廃止になるところだった。
 もっとも、今後の事業展開などについて記載した書面を名証に出した場合は半年猶予期間が延びるということで、DPGHはこの3月25日にその書面を提出した。
 で、その書面に、今後業績が向上し、株価上昇が見込める説得力があればいいのだが……。

閲覧数 (28313)
  • 2011/03/24
  • 執筆者: Yamaoka (2:40 pm)

「NFKホールディングス」の3・31臨時株主総会巡る水面下の攻防

  「NFKホールディングス」(横浜市鶴見区)といえば、本紙指摘のように、「反社」疑惑もある旧「明治建物」(大阪市天王寺区。冒頭右写真は本社ビル)に株を買い占められ、不動産事業を名目に大損害を出させられたジャスダック上場企業。
 その前にも、仕手筋に食われ、当局がいまも捜査しているとも言われる。
 もっとも、本紙指摘のように旧「明治建物」との関係も、その下請け地上げ会社出身の城寶豊元社長(冒頭左写真)らが3月31日の臨時株主総会で取締役も辞任するということで、今更ながらではあるが、これを機にようやくNFKはダーティーな関係者との腐れ縁を絶ち、再出発できるとして期待する向きもある。
 ところが、その3・31臨時株主総会に向け、水面下では、未だ暗闘が繰り広げられているようなのだ。
 時は少し戻り、昨年12月3日、NFKは臨時株主総会を開催した。
 株主から、前出・城寶氏らを解任、新たに3名の取締役を選任するなど提案があってのことだ。もっとも、これら提案は賛同者が少なくすべて否決された。
 今回の3・31臨時株主総会は会社側が開催を呼びかけたものだが、この12月3日の臨時株主総会の時の同じ株主らが、同じ3月31に前回とほぼ同様の提案(ただし、解任を求める役員は前回の2名から4名に、新たに取締役選任を求める数が3名から4名に増えるなどしている)をするとして、3月5日付で「株主総会招集請求書」をNFKに送りつけていたのだ(2月28日に3月27日開催を求めるも、3月31日に変更)。
 もっとも、ほとんどの株主がその事実を知らないのは無理もない。NFKがそのことをIRしていないからで、この株主はそれはおかしいとして3月7日、大阪証券取引所に「開示義務違反」だとして指導を求める文書を出している。
 それにしても、この株主はいかなる勢力なのか。

閲覧数 (29487)
  • 2011/01/20
  • 執筆者: Yamaoka (2:40 pm)

某証券会社と組んでーー篠原猛元社長、笛吹けど株は上がらなかった「春日電機」

 東証2部だった「春日電機」を舞台にした会社法違反(証券取引法違反)で篠原猛元社長が逮捕されたことで、次々と当時の疑惑が噴出して来ているが、そのなかに、証券会社社長と組んでのインサイダー疑惑も出ている。
 インサイダーといえば、警視庁は、篠原容疑者が以前、社長に就いていた元上場の「オックスホールディングス」の件で調べているとされる(冒頭写真=「毎日」1月13日夕刊)が、新たに出て来たのは春日電機株に関するものだ。
 篠原容疑者が春日電機を乗っ取れたのは、鹿内隆一郎氏が共闘したからであることは既報済だが、両者の関係決裂により、08年9月、鹿内氏が自身の投資会社「グローバックスホールディングス」で持っていた20・3%分の春日株を篠原容疑者個人、それに篠原容疑者の関係会社2社で買い取ったことも以前述べた
  インサイダー疑惑が上がっているのは、その直後のことだ。

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