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  • 2016/11/28
  • 執筆者: Yamaoka (6:06 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(598)2人の兜町有名人も関与ーー「SESCが行政処分を勧告した仕手株情報サイト」

 11月25日、証券取引等監視員会(SESC)は、投資助言サイト「JST(ジャパンストックトレード)」を運営する「CELL」(東京都渋谷区)を検査した結果、金融商品取引業者に係る問題が認められたとして、内閣総理大臣及び金融庁長官に対し、行政処分を行うように勧告したとIRした。
 CELLはJSTに無料会員登録した「見込顧客」などに対し、毎日、多い時は1回のべ1万人以上に電子メールを配信し、投資顧問契約の締結の勧誘などを行っていた。そのメールの中で、仕手筋やヘッジファンドに関する情報など特別な情報を第三者などから入手した旨を謳っていたが、実際には第三者から事前に入手した事実は認められなかった。また、「必ず○万円の利益!」などと告げていた。こうした行為は金商法第38条第1号(勧誘時、顧客に虚偽のことを告げる)、第2号(断定的判断を提供し勧誘する)に該当する。
 ところで、筆者はこの連載501回目(昨年7月)、「株価操縦も!? 出会い系など転職組投資顧問にご注意」なるタイトル記事を報じ、そのなかで注意を要するところとして「東京・渋谷の投資顧問C社」と記載していたが、これはまさにCELLのことだった。
 余りにやり口が露骨かつ大々的に勧誘していたことから、さすがに目を付けられてしまったということだろう。
 ところで、このJSTのサイトには兜町では有名な2人が協力していた。下に掲げたように、JSTのサイトに堂々と名前どころか経歴、さらに顔写真まで出し、情報提供していたのだから同罪といってもいいのでは。

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  • 2016/11/14
  • 執筆者: Yamaoka (9:38 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(596)「謎のレーシングドライバー!?」

「セノーテキャピタル」(東京都中央区)という投資会社をご存じだろうか。
 設立は2007年8月。資本金は1000万円。社長は岡本武之氏という。
 過去、同社並びに同社が組成した「セノーテ○号投資事業有限責任組合」(現在7号まで。同)で、“危ない”または“怪しい”上場企業株を次々と引き受けて来た。
 手始めは「キムラタン」(8107。東証1部)。以降、「リミックスポイント」(3825。マザーズ)、「太洋物産」(9941。JQ)、「アジェット」(現フード・プラネット。7853。東証2部)、「ランド」(8918。東証1部)、そして最新は「プラコー」(6347。JQ。今年3月末3・51%)といった具合。
 なお、リミックスだけは当初は5000万円の金銭消費貸借で、その後DESで所有している。
 その岡本社長、大手企業調査会社データによれば「運営面は非公表の方針」ということでコメントを得られず、経歴など未詳とされている。
 だが、調べるとプロの自動車レーサーであり、

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  • 2016/11/07
  • 執筆者: Yamaoka (6:21 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(595)西田流仕手筋崩壊へ

 ストリーム株価操縦疑惑による関係者家宅捜査以来、西田晴夫(故人)流仕手株は壊滅となって来た。
 第三者割当増資、社名変更、一見立派な経歴の社長就任、そして買いを誘うIR発表という一連の手口のことだ。
 何しろ、ストリーム事件では、証券取引等監視委員会(SESC)はむろん、警視庁捜査2課、それに警視庁組対総務も合同で手掛けている。
 また近年、SESCは人員を大増員し、従来の西田流仕手筋のような手口はまったく許さない構えだ。
「先日も、ある上場企業の関係者が“自社株を買っていないか、家族の証券口座があれば全部出してくれ”といわれ、うっかり娘の口座を抜かしていたら、“娘サンは○○証券に口座持っているでしょう。ちゃんと出してくれないと!”といわれた。“大変な意気込みだ”と」(関係者)
 ストリーム事件にしても、警視庁の方も含め実に300人体制でやっているとも。
「少なくとも30人以上がは事情を聞かれている。さらに、クレアホールディングスを手がけていた別のグループからも逮捕者が出た」とも。
 しかし、このような状況にも拘わらず懲りない面々がいるようなので彼らの手口の一つを公開することにした。
 不動産業者A社の今年4月25日IRによると、当時、親会社及び筆頭株主だった「澤田ホールディングス」からその持ち株の一部(約32%)が中国系投資事業組合に異動する見込みとのIRが出た直後から株価は10倍以上の大暴騰を演じた。
 ここでは、この80%の出資者である中国系グループ企業については取り上げない。株価急騰についてのみにスポットを当てる。

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  • 2016/10/31
  • 執筆者: Yamaoka (6:25 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(594)「IFAという新たな歩合外務員」

 かつて兜町の高給取りといえば歩合外務員というフルコミッション契約営業マンであった。しかし長引く株価低迷、株券の電子化、仕手筋の崩壊などで相場に影響力を持つ歩合外務員はほんの数名だろう。今でも現役で仕手筋御用達として重宝されているのはY証券A氏くらいのものだ。
 今、歩合外務員になりたい証券マンはいない。
 入れ替わるかたちで、IFAという独立系フィナンシャル・アドバイザーが出現している。
 03年5月に証券取引法が改正され、04年4月から、証券会社以外の個人(法人も)も証券会社から委託を受けるかたちで株式を始めとする有価証券の売買などを行えるようになった。
 簡単にいうと代理店みたいなもの(登録外務員)。
 歩合外務員が証券会社に属し毎日出社し手数料の4割程度をもらうのに対し、IFAは数社の証券会社と取引ができ、多いところでは6割のバックがある。また出社する必要もないし、契約解除の危険性も少なく気が楽といえば楽だ。
 しかし、そもそも今の時代に高い手数料を払ってIFAに注文を出すメリットはない。ところが、楽天証券やSBI証券もそうだがIFAに力を入れ彼ら向けに高い手数料を設定している。なぜなのか?

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  • 2016/10/25
  • 執筆者: Yamaoka (12:15 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(593)「大和証券」にとって大森・蒲田地区は鬼門!?

 10月上旬、大手マスコミは一斉に「大和証券」蒲田支店の元課長代理(30)の約5000万円の詐取疑惑を報じた。
 元社員は大田区内の顧客に嘘の投資話を持ちかけ、13年12月から14年7月までの間に6回、計約5000万円を詐取したという。
 被害顧客が刑事、民事両方で告訴。元社員はカネは受け取っていないと主張していたが、民事の方で被害顧客との不審な電話会話記録などが出たことで大和証券は詐取行為があったと判断し15年2月に懲戒解雇していたという。
 大和証券にとって大森・蒲田地区は鬼門なのかもしれない。
 1993年当時、大森支店長だった牛田は37億円の着服が発覚。警視庁に業務上横領で逮捕、起訴され、懲役6年の実刑判決を受けている。
 起訴されたのは同氏と元国立支店長(詐欺罪)だけだったが、実際は当時の大和証券組合幹部連中も深く関わっていた。大手証券で組合専従といえばエリートコースで、トップセールスマンが組合委員長になる。牛田もトップセールスマンとして当時最年少の支店長としてマスコミにも登場したほどのやり手だった。そして、実は当時の事件は大森支店の他に、蒲田支店から組合専従となった営業マンもいた。他にも大和のエース級営業マンが関わった。

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  • 2016/10/21
  • 執筆者: Yamaoka (11:34 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(592)某ゼネコンのメキシコ自動車工場建設における不正会計疑惑

 今後、数年で世界中の自動車メーカーがメキシコにほぼ出揃うとの見方がある。
 米国に隣接する地の利や、安価で勤勉な労働力などの利点が多いからだ。
 14年6月には、ルノー・日産アライアンスと独ダイムラーが第2工場の隣、メルセデス・ベンツやインフィニティの次世代プレミアムコンパクトカーを年間23万台以上生産できる第3工場を約1200億円を投じて共同生産すると発表。17年から順次稼働させ、20年までには約3600名を雇用するとしている。

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  • 2016/10/12
  • 執筆者: Yamaoka (2:20 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(591)「ノミ屋営業マンから有名株式評論家→タレントに」

 もう20年ぐらい経つだろうか。
 かつて東京は中央区日本橋人形町界隈に「新世紀総業」という証券金融の会社があった。
 株券担保に融資したり、買い付け代金を融資するという会社だが、実態は“ノミ行為”(=客の名前でなく、委託を受けた者が当事者として取引することを株式用語でこういう)をするノミ屋。100万円預ければ株を1000万円買えます、ってことだが、実際は株を買わず、株が下がれば追加の入金を迫る。そういう詐欺会社だ。
 もう少し詳しくいうと、新世紀総業では客集めは当時の業界紙(日刊投資、証券新報、株式新聞など)に広告を打っていた。そして、株売買の注文は顧客ではなく、新世紀総業側で出していたから、借名であるわけで当時でも違法だが、当時は今と違い一般人には板や株価が見えない。そこで、実際はノミ行為どころか、カネを預かって注文すら出さないケースも少なくなかった。
 当時、同社には旧山一証券で横領して逮捕された人物や、詐欺会社を渡り歩いていた人もいた。
 もっとも、当時、この手の会社は新世紀総業に限らず兜町界隈に数多く存在していた。営業マンも違法行為なのは分かっていたが、歩合給が大きかったため熱心に営業していた。
 当然ながら、社長の内田はその後、逮捕されたが、社員にまでは及ばなかった。
 そんな会社の元社員でも、それから今日までの間に、実は起業家として成功した人、有名人となってTVに出演するまでになった人もいることはまず知られてない。

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  • 2016/10/07
  • 執筆者: Yamaoka (3:40 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(590)「都心の超高級マンションでも欠陥工事発覚も隠密処理」

 世間を大騒ぎさせたあの横浜の“傾斜マンション"(「パークシティLaLa横浜」)、問題の1棟だけでなく4棟すべての建て替えが9月19日に決まったのは大手マスコミ既報の通り。
 これによる分譲した三井不動産側の負担は約400億円(建て替え分300億円+住民への保証100億円)にもなるという。
 結果、マンション購入希望者の間では、たとえ高くても大手からに限る風潮が出て来たようだ。
 かつて耐震偽装問題で世を騒がせたヒューザーのマンションの場合、被害者住民は実費で建て替えとなったのだから天と地の差。これでは、無理もないかも。
 表面化したのは三井もヒューザーも一般大衆向け物件という共通点がある。一般向けは戸数が多い(パークシティーの場合は700戸以上)こともあり、問題は発覚し易い上、そうなればニュースのネタにもなり易い。結果、不動産会社も火消しに躍起になる。
 では、もし総戸数50戸以下の億ションだとどうだろう。住民は社会的地位の高い人、有名人も多い。

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  • 2016/09/28
  • 執筆者: Yamaoka (5:26 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(589)注目の「家賃保証会社」の功罪

 昨今のゼロ金利による資産運用、相続対策で賃貸住宅投資は全国的に活況が続いている。
 特にアパートは普通のサラリーマンでもローンを組めるため、先祖の土地がある人は節税対策でアパートを建てる。これが全国規模でブームとなった。しかし、日本人の人口は増えておらず減少しはじめた。お年寄りは充実した施設へ入居。最大の賃貸住宅需要者である若者は少子化。都内でさえ賃貸住宅の空室率は30%を超えている。当然地方はもっと厳しいだろう。また大学の都心回帰で多摩地区のアパートは空室だらけだ。
 しかし、それでもアパート建設が続くのは、家賃保証システムが支えている面も大きい。家賃滞納があれば家賃を保障してくれるシステムで、大家、仲介不動産屋にとっては手間暇が省ける大変便利なシステムだ。
 大手では「全国保証」(7164。東証1部)があるが、株主には大手生保がずらりと並び、時価総額も3千億円弱もある。ということで同社は別格だ。
 最近、アイフル系の「あんしん保証」(7183。マザーズ)の株価が急騰している。昨年11月に上場し、株価は一時3分の1以下まで急落した。利益がともなっていないため急落は当然だったかもしれない。しかし、最近は仕手筋らしき有名人の煽りもあってか株価は上場時の高値に急接近してきている。

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  • 2016/09/23
  • 執筆者: Yamaoka (2:40 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(588)「サハダイヤモンド」、いよいよカウントダウンへ

 これまで何度も危機を乗り切って来たロシア産ダイヤモンド製造・販売「サハダイヤモンド」(9898。JQ。東京都墨田区)だが、いよいよカウントダウンが始まったようだ。
 この3カ月ほど同社株価は9ないし10円を行き来していたところ、1週間前からさらに下がり、9月20、21日と出来高が急増すると共に株価はついに3円に(21日終値)。
 周知のように、サハは6月30日に上場廃止に係る猶予期間入り。
 6月の株価が10円未満になったため。

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  • 2016/09/22
  • 執筆者: Yamaoka (1:08 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(587)当局が調査を進める大手IT系企業の偽装請負

 誰もが知るようなIT系の東証1部上場企業の中核連結子会社が偽装請負をやっているとの告発を受け、労働局が調査を進めていることがわかった。
 年内にも結論が出る模様だ。
 仮に偽装請負に当たるとしても、一般には労働局が是正指導をするだけ。よほど悪質でなければ事業停止、まして許可の取り消し、罰金などということはあり得ない。
 しかしながら、

閲覧数 (207646)
  • 2016/09/16
  • 執筆者: Yamaoka (12:46 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(586)「もみ消された!? 会社資金20億円使い込み事件」

 ここ10年で特に上場企業のコンプライアンスは厳しくなり、社員による使い込み(業務上横領)事件はすぐに表面化し、即解雇・告訴されるようになった。(写真はイメージです)
 しかし、昔は違った。
 体裁を気にして少額ならもみ消して表沙汰には決してしない。特に名門大企業なら、スキャンダルによるマイナス面などを考慮すると内部で処理した方が得と、損失額が大きくとも内々に処理することさえめずらしくなかった。
 先日、私は当時、某電機メーカー経理部の社員(当時40代前半)が使い込んだカネを貢いでもらっていたという女性(現在40代後半)に会う機会があった。
 この女性が、虚偽を語っていないという前提で書かせてもらう。

閲覧数 (218974)
  • 2016/09/08
  • 執筆者: Yamaoka (4:32 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(585)連動して仕手化かーーSESCも注視

 最近、仕手化している2つの銘柄がある。
 一つは東証2部、もう一つはJQ銘柄。
 別々に仕手化しているのかと思ったら、同じ株式ブローカー連中がまず一方を現物で買い、馴れ合い売買で株価を上げ、同株を担保にしてもう一方を信用買いし、また馴れ合い売買で株価を上げているようだ。
 これだけなら、どうぞご勝手にとも思うのだが、証券取引等監視委員会(SESC)まで注視しているとされるのは、その資金集めの手法からのようだ。

閲覧数 (213133)
  • 2016/08/22
  • 執筆者: Yamaoka (2:21 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(582)Y証券の資本増強裏手口

 兜町地場証券が次々に消えていく中で仕手筋御用達としてしぶとく生き残っているY証券ーーこれまでの同社の歴史は、資本不足のため同時にその穴埋めの歴史でもあった。自己資本比率が低く信用取引もままならない時代もあったのだ。しかし、ここへ来て攻めの営業に切り替えるために業容を拡大するという。
 業容拡大には、これまた資金が必要となる。
 どこから資金を引っ張って来るのか話題になっているが、この件は現在調査中で、判明次第お伝えしたい。
 ところで、このY証券、仕手筋御用達だけあって、かなり際どいやり方で資本を増強していた。そして、そうした一例と思われる疑惑の取引に関しての情報が入って来た
 その取引の流れは、以下の通り。

閲覧数 (239062)
  • 2016/08/01
  • 執筆者: Yamaoka (7:15 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(579)「プラコー」でも注目のヤマゲンオーナー

 仕手筋御用達で有名な「ヤマゲン証券」は、茅場町1丁目にある某ビル(冒頭写真)に入居している。
 現在、その某ビルの3、4階を改装し、レンタルオフィスとして営業中だ。地下鉄出口目の前ということもあり満室だ。実はこの3、4階はかつてヤマゲン証券の大株主であった人物が借りていた。それは終わったことなので省略する。
 このレンタルオフィス、「歴史ある日本橋茅場町にオフィスを構えてみませんか?」とPRしているだけあってか、場所柄、いわゆる“仕手筋”といわれる者も複数入居しているようだ。かつて「塩見HD」(上場廃止)を仕掛けて逃げた筋も入居中らしい。その他にもいわくつきの人物がいるようで、エレベータに乗ると胡散臭い人物に出会えるであろう。

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  • 2016/07/28
  • 執筆者: Yamaoka (3:14 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(578)準大手ゼネコンで「耐震」問題浮上か

 準大手ゼネコンが建設した大規模マンションで、地震の揺れを遮断する「構造スリット」がかなりの割合欠落している問題が浮上。ところが、それからすでに丸1年が経過しているにも拘わらずこの準大手ゼネコンは具体的な対策を打ち出さないばかりか、謝罪もしないことから、住民で構成する管理組合は痺れを切らしマスコミに打診。近く大きく記事が出る可能性も。
 構造スリットとは、壁や柱のはりなどの間に設ける隙間で、幅2・5から5センチ程度。隙間にはポリウレタンなどの緩衝材を詰める。柱と接続する部分の壁に溝をつくる工法もある。
 今年3月、名古屋市内の7階建て分譲マンション(128戸)でこの構造スリットが約2割欠落、6割に不備と「中日新聞」が報じた(冒頭写真)件では、同マンションを施行した「安藤ハザマ」(1719。東証1部。東京都港区)の株価が3月28日、8・9%低下。東証1部の下落率ランキングで第2位になったこともあった。補修工事を含むコスト負担増が収益の足を引っ張りかねないとの見方が株式マーケットに広がったためだ。

閲覧数 (56960)
  • 2016/07/11
  • 執筆者: Yamaoka (5:41 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(577)「いよいよLINE、東証1部上場だが……」

 これまで何度も延期になって来た無料通信アプリ「LINE(ライン)」を展開する「LINE」(東京都渋谷区)が、7月15日に東証1部に上場する。
 上場延期になったいきさつはもうご存知だろうから省略させていただく。韓国の親会社「ネイバー」(旧エヌエイチエヌ。韓国証券取引所上場)の株価も2月を底にずっと上昇基調で7月8日終値は75万ウォン。過去最高値は14年3月3日の88万ウォン。LINEの人気次第では過去最高値更新も視野に入って来た。
 LINEやネイバーの株価予想には興味ない。
 日本のインフラとなってしまったLINEだが、10年、LINEの元となるあの「ライブドア」をネイバーが70億円で買収したことが日本での始まりだ。ライブドアを拠点に韓国人、日本人が開発したのがLINEで、LINEは韓国で人気の韓国企業カカオ社が開発したカカオトークの物まねともいわれている。
 ここで注目すべきは、ライブドアは上場廃止はしたが倒産していない。キャッシュもたっぷりあった。ところが、当時、米国系ファンドがライブドア株を買い集めていて巨額の内部留保を吐き出させ、最後は二束三文で韓国企業へ売り渡し。当時の個人投資家にとっては「バカにするのもいい加減にしろ」という感じだったのだ。

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  • 2016/07/04
  • 執筆者: Yamaoka (1:45 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(576)「中国人“爆買い”収まり、百貨店は決算下方修正」

 中国人の“爆買い”が収まったら、大手百貨店は軒並み決算下方修正だ。
 今年1月27日、訪日中国人の実に7割が訪れるともいわれる爆買いのメッカ、銀座は銀座三越8階に「Japan Duty Free GINZA」がわが国初の空港型市中免税店として誕生していたが、英国のEU離脱決定前のオープン当初から閑古鳥状態。経営は「日本空港ビルディング」(9706。東証1部。東京都大田区)。同社株は昨年までインバウンド銘柄の本命として大幅高した。しかし株価は約1年で2分の1以下に(横写真)。「三越伊勢丹ホールディングス」(3099。東証1部。東京都新宿区)はもっとひどく3分の1近く(下写真)に撃沈。
 銀座地区では3月31日、東芝ビルを買収した「東急不動産ホールディングス」(3289。東証1部)が東急プラザ銀座をオープン。そして、その8、9階には「ロッテ免税店」が入居した。
 ロッテ免税店は約4500億円(15年度)の売上を誇り、免税店としては実に世界3位。しかし、やはり爆買いが終わったからか苦戦しているようだ。銀座という場所柄、賃借料は非常に高い。マツキヨのような日用品を売ってもテナント料を払えないだろう。

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  • 2016/06/28
  • 執筆者: Yamaoka (11:35 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(575)上場直後に“水増し”決算発覚「フィット」主幹事はSBI証券

 徳島県発祥の低価格の規格住宅建築請負「フィット」(1436。マザーズ。徳島県徳島市)が上場したのは今年3月のこと。(冒頭写真=フィットの株価チャート)
 ところが5月11日、監査法人から今年3月期の決算の会計処理がおかしいとの指摘を受けたとして、当日予定していた決算短信発表を延期すると共に第三者調査委員会を設置するとIR。
 そして、その第三者調査委員会の報告書を受領したが、今年4月以降にすべき売上が今年3月期に計上されていたと6月25日にIR。そして同日、今年3月期決算は前回予想では85億円としていた売上高が73億円に、純利益も7億8000万円が6億4000万円などと下方修正している。
 そうしたことから、今年3月期の有価証券報告書の提出期限6月30日に間に合わないとして、6月27日、7月31日に提出期限を延長してくれるように申請書を出したことをIRしている。
 それにしても、上場してわずか3カ月ほどで、それも上場申請基準にもなった今年3月期の売上高が水増しされていたとは、余りにお粗末過ぎるだろう。
 おまけに、フィットの主幹事証券はSBI証券。
 本紙で本日取り上げた「アキュセラ」の疑義もSBI証券が関係しているだけに、なおさら話題になっている。

閲覧数 (74995)
  • 2016/06/28
  • 執筆者: Yamaoka (2:14 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(574)「アキュセラ」の“継続的買い付け”にも疑義

 米ワシントン州シアトル本拠のバイオベンチャー「アキュセラ」(4589。マザーズ)は5月26日、開発に取り組む眼疾患に有効とされる新薬候補の臨床試験結果をIRした。それはプラセボ群と有意差が見られないというもので、これを受け同社株価は暴落するのだが、実はその数日前からいい臨床結果を期待してか株価が急騰していたところ、IR前日に高値7700円まで行っていたものが26日の有意差なしとの結果を先取りしたかのように一転、終値5790円まで急落。そこで、当局はインサイダーの疑いがあると判断し調査に乗り出した。ここまではインサイダーのあくまで疑いなので、当局の調査待ちとなる。(冒頭写真=アキュセラの株価チャート)
 筆者が今回疑問に感じたことは、6月7日に国内外ベンチャー企業投資などの「SBIホールディングス」(8473。東証1部。北尾吉孝代表取締役社長)のグループ会社がアキュセラ株を22・3%まで買い増し。これが反騰のきっかけとなり、前日986円まで落ち込んだアキュセラ株価は6月10日には2050円まで戻した。
 しかし6月14日、アキュセラと共同開発及び共同販売に関する契約を結んでいた「大塚製薬」は有意差の見られなかった治療薬候補ばかりか、別の治療薬候補に関しても契約を終了するとの通知を受けたとのIRが出たことで、再び6月15日には953円まで下落。
 ところが、SBIホールディングスのグループ会社は6月17日からほぼ連日「変更報告書」を出してアキュセラ株を買い増しし、27日の報告書によればその割合は35・01%まで増加。これを受け、株価は6月27日終値2310円まで戻している(買い付け資金の4割以上はSBIホールディングスからの借り入れ)。

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