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  • 2016/04/11
  • 執筆者: Yamaoka (12:25 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(555)バドミントン選手カジノ事件に思う

 一部政治屋はカジノ法案を提出し推進していたが、今回の事件でしばらく成立は無理だろう。
 それにしてもバドミントン男子の桃田賢斗選手(NTT東日本)と田児賢一選手(同)には多少同情する。
 まず、野球選手が野球賭博の場合は八百長が絡むため絶対にダメだ。対して、違法カジノを利用したスポーツ選手を同様に問題視するが、違法カジノは堂々と営業をしているのが現実だ。
 警察は見て見ぬふり。たまに摘発されるが、いまも渋谷にはプロ野球巨人軍選手や有名タレントなども出入りする店がやっている現実を思うと、今回のバドミントン選手、スピード違反のようなもので運が悪かったという言い方も出来ないわけではない。

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  • 2016/04/07
  • 執筆者: Yamaoka (1:10 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(554)クレアHDにも見捨てられたジパング

 13年9月にジャスダック上場廃止となった、わが国唯一の金専門鉱山会社「ジパング」(東京都渋谷区。松藤民輔社長)――今はフェニックス市場に上場しているものの、そんな市場は聞いたことない投資家が大半だろう。実際注文を出せる証券会社はほとんど見当たらない。(冒頭写真=ジパングHPより)
 ジパングは金鉱開発を売りにしているが、数年前の金価格急騰の恩恵にも授かってない。金が産出されないのだから当然だ。
 その名ばかりの金鉱山開発ジパングの第三者割当増資を、一旦は噂で終わったものの、「クレアホールディングス」(旧東邦グローバルアソシエイツ。1757。東証2部。東京都港区)が引き受け、持分法適用関連会社にすると発表したのは昨年11月のこと。そして、実際に翌12月に引き受けた(その買収価格はわずか164万8000円)。
 ところが一転、それからわずか3カ月ほどの今年3月末、まったく同じ価格で、松藤社長個人と、筆頭株主「ブルパレスコーポレーション」がクレア所有全株式を引き取ることに。
 いったい、この取引は何だったというのか?
 ちなみに松藤社長、かつてソロモンブラザーズを辞めた後、「牛之宮」という会社を立ち上げ投資顧問業を行っていた。その牛之宮の英語表記もブルパレスだ。
 そんなことは余談だが、ジパングの決算をみると平成27年4月1日〜6月30日の売り上げだ高は約11億円ながら、経常利益何と−46億7000万円と売り上げ高の4倍もの赤字である。

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  • 2016/04/01
  • 執筆者: Yamaoka (4:16 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(553)「ドンキホーテ」安田最高顧問の“節税”策

 深夜まで営業の総合ディスカウント店経営「ドンキホーテホールディングス」(東京都目黒区。7532。東証1部)は、インバウンドも加わり業績は絶好調だ。
「大量保有報告書」(今年1月22日提出)によれば、創業者で、現在、創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏(66)の持ち株状況が変化していることがわかる。
 安田氏は、これまで安田氏個人、安田氏の資産管理会社「安隆商事」、公益財団法人「安田奨学財団」などで計17・32%を保有していた。
 その比率は以前と同じ。
 今回、変化したのは、安田氏個人の持ち株比率4・8%が〇になり、もう1つの資産管理会社「ディーキュー ウィンドモーレン ビーヴィ」にその4・8%分がそっくり移ったこと。
 実は昨年12月28日にも「大量保有報告書」が出されており、安田氏個人の5%分が前出「ディーキュー」に移動。
 要するに、この間、安田氏個人9・8%のドンキ株がそっくり「ディーキュー」に移動し、安田氏個人分はまったく無くなったということだ。

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  • 2016/03/22
  • 執筆者: Yamaoka (8:52 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(552)「仕手筋御用達証券会社」の借名手口

 都心なのに過疎化が進む兜町界隈ーーアベノミクスで余命が3年伸びたが、これからが退場本番であろう。
 既に兜町の有力証券会社である「極東証券」(8706。東証1部)は、今月を持ってディーリング部門を閉鎖する。同社は内容が良いため撤退できるから恵まれている。しかし地場証券の多くは延々と赤字続きのリテール部門を切りたくても切れないのが現実だ。
 そうなると、なかには手数料欲しさに他社では取引停止の投資家からの注文も喜んで受け付けるところも出て来るかも。
「風説の流布」などと訴えられても困るので社名は伏せておくが、すでにそんな証券会社は存在する。何度増資をやっても、すぐに自己資本比率200%すれすれになる某社のことだ。
 ところがその某社、何と15億円で売りに出ているとの話だ。もちろんそんな価値はない。数年前、あるファンドから資金を引っ張って来たが、そのファンドに著名人Y氏が関わっていたようだ。他社で取引できない客でも受け付ける体質はあいかわらず健在で、手数料を落とす客には裏で色々と取り計らっている。

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  • 2016/03/15
  • 執筆者: Yamaoka (3:13 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(551)マイナス金利による金余りが“危ない上場企業”へも

 増資が本業のような“箱だけ企業”の株価が活況だ。
「マイナス金利」政策による金余りが必要とするところへ行かず、退場すべき企業へ回っているようだ。
 SIP(IP電話やビデオ会議を実現する技術)のソフトウェア開発を手掛けるITベンチャー「ソフトフロント」(JQ。2321。東京都港区)は2月12日、第三者割当増資を発表。翌日、株価は急騰するもその後低迷、そして3月7日、「筆まめ」子会社化を発表し、株価は一時ストップ高をつけた。しかし、引けにかけ伸び悩んだ。
 同社のチャート(冒頭写真)をみれば、そのカラクリが分かる。
 ちょうど6カ月前の昨年9月10日が高値だ。8月末から動意づき、急上昇したのだが、そのとき信用取引で買った仕手筋の決済期日が半年後の3月10日だ。つまり、仕手筋を逃がすための増資、M&Aと見ていい。ソフトフロントの年間売上高は4億円にも満たず、赤字続きだ。

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  • 2016/03/10
  • 執筆者: Yamaoka (2:02 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(550)五輪景気は早くも下降ーー都心タワーマンションが値引き

 アホノミクスとやらで始まった再開発ブームは、もはや地方だけでなく、都心タワーマンションについても息切れしてきた。それも中央区だ。こっそり値引き販売を行っている。
 売り手市場が終わった今は値引きで購入するチャンスかもしれない。
 1年で一番値引きしてくれる時期はこの2〜3月前半の時期。ローン審査にそれなりの時間を要するため決算に間に合うギリギリという事情がある。デベロッパーは完成在庫を持ちたくない。それも数個と少ない場合は値引きに応じる。しかし、購入者がローンを通りそうにもない、あるいは冷やかしとみたら営業マンは値引きに応じない。
 今後、完成在庫で販売開始して半年という物件も増えてくるだろう。数百万円の値引きは十分期待できる。しかし売れ残りが多いと、すでに購入した人に差額を支払わなければならないため難しい面もある。

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  • 2016/03/07
  • 執筆者: Yamaoka (5:57 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(549)「関門海」、「サントリー」テコ入れでようやく仕手筋銘柄脱却か

 時間が経ってしまったが2月5日、あの仕手株銘柄としても有名な格安ふぐ料理専門店「玄品ふぐ」(冒頭写真)を展開する「関門海」(3372。マザーズ)の第2位株主に「サントリー酒類」が登場した。14・9%保有ということで本格再建が期待できる。
 オーナー企業の独断(「椿台」)、仕手筋、再びオーナー企業と地に足がついてなかった同社だが、今回のサントリーのテコ入れでようやく一件落着となるのではないだろうか。
 過去のいきさつについては『FACA』(2013年1月号)が詳しく取り上げているので参照して欲しい。
 FACTA記事に、あの仕手筋御用達「ヤマゲン証券」オーナー(当時)、「鳩山家」との三点セットということで書かれていた「G」なる会社を率いるN氏なる人物は神戸出身のトレーダー。かつて神戸では投資家向けセミナーもやっていた。しかし、経歴がどこまで正しいのかは疑問だ。彼がいうには東大中退、米へ渡ってゴールドマンで働いていたという。まあここまでは信じよう。

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  • 2016/03/03
  • 執筆者: Yamaoka (7:40 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(548)「サハダイヤモンド」増資引き受けファンドに気になる情報

 ロシア産ダイヤモンド製造・販売「サハダイヤモンド」(9898。JQ。東京都墨田区)は2月19日、2億7500万円の第三者割当増資と、すべて行使されれば6億3555万円分の新株予約権の募集をIRした。払い込み期日は3月7月から14日。
 第三者割当増資の5分の1と、新株予約権の約53%はサハの姜杰・代表取締役社長が100%出資の香港会社が引き受ける。
 気になる情報が出ているのは、残りの第三者割当増資分の2億2000万円と新株予約権の約47%を引き受け予定の「Ping An Dynamic Fund I」というケイマン諸島に住所を置くファンドに関して。
 このファンド、サハの説明によれば、香港上場企業MIHの大株主でもある中国人が100%出資した日本市場向け投資のものだという(総出資額は9億円。組成日は昨年7月28日)。
 ところが、サハの内情に詳しいある投資家はこう証言する。

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  • 2016/03/02
  • 執筆者: Yamaoka (4:10 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(547)「リミックスポイント」株価急騰の不自然さ

 低迷していた「リミックスポイント」(3825。マザーズ。東京都目黒区)の株価が急騰している。(冒頭写真=チャート図)
 昨年10月には一時400円以上を付けることもあったが、その後ジリジリ下落。今年に入ってからは加速し、2月12日には140円を付けることも。
 ところが、2月29日には出来高が急増し前日178円(終値)だったところ228円(同)に。そして3月1日には値幅制限一杯の前日比80円(35・09%)高の308円ストップ高買い気配に。本日も一時359円まで上がった(終値316円)。
 リミックスは2月29日、最近、関連銘柄が買い人気化している仮想通貨交換所を運営する子会社、その名も「ビッドポイント」(仮称)を3月上旬に設立する(予定)とIRしたことが買い材料になったことは容易に想像できる。
 しかしながら、このIRが載ったのは29日午後4時45分。同日大引け後のこと。それにも拘らず、同日には前述のように出来高が急増、急騰し前日比50円高。これではインサイダーが疑われても仕方ない。
 今回の株価急騰の不自然さはこれだけに止まらない。
 本紙がいち早く2月23日に報じたように、リミックスに関しては、暴力団筋も関わりトラブル、当局も注視している三重県内の砂利採取場に不可解な4億円の根抵当権を設定していた(上写真=その謄本)疑惑が浮上している。

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  • 2016/03/01
  • 執筆者: Yamaoka (6:53 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(546)「ソフトバンクグループ」の自社株買いに異議あり

 2月15日、「ソフトバンクグループ」(9984。東証1部。孫正義社長=冒頭写真)は5000億円(14・2%)を上限とする自社株買いをIR。同社の思惑通り、低迷していた同株価は15日の4400円(終値)から翌16日にストップ高の5100円と急騰した。現在も5621円(3月1日終値)で上昇傾向にある。
 マイナス金利で借金王のソフトバンクには追い風だが、普通なら5000億円者資金はM&Aや設備投資、研究費、あるいは借金返済に投じるのが筋だろう。
 確かに自社株買い、それも最大14・2%分ともなるとROEは高くなるため株価には有利だろう。そしてゴールドマン・サックス始め名立たる大手証券会社がソフトバンク株を一斉買い推奨した。
 ここが疑問だ。
 各証券一斉買い推奨は滅多にない。
 カラクリはこういうことだろう。
 ソフトバンクは借金王でも携帯電話などがありキャッシュフローは潤沢だ。また傘下の「ヤフー」、持分会社「アリババ」など含み益も大きい。大型買収、起債も多い。金融機関にとってはおいしい得意先になる。銀行で融資、グループの証券会社で起債あるいは自社株買い、外資はM&A仲介・・・と手数料を稼ぐには持って来いだ。そこへ、ソフトバンクの家庭内事情も重なっての自社株買いではないのか?
(上写真=ソフトバンクの株価チャート)

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  • 2016/02/25
  • 執筆者: Yamaoka (2:15 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(545)「小僧寿司」佐藤オーナー持ち株分売却巡り告発(続)

 持ち帰り「小僧寿し」を展開する同社名「小僧寿し」(9973。JQ。東京都中央区)は昨2月24日、社長の異動及び取締役候補者など選任のIRを出した。
 正式には3月25日開催予定の定時株主総会及び、その終了後開催予定の取締役会を経てということになるが、このIR内容を見ると、「夢真ホールディングス」(2362。JQ。東京都文京区)側から送り込まれていた社長及び取締役が一斉に辞め、代わりに「アスラポート・ダイニング」(3069。JQ。東京都港区)側の者が一斉に社長及び取締役に就く内容。
 本紙は2月23日のこの連載544回記事で、今回の夢真HDの佐藤真吾代表取締役会長(冒頭社長)のファミリー企業「佐藤総合企画」(東京都中央区)の小僧寿し持分全部(13・76%)を、時価の約2・5倍もの異様な高値でアスラポート側が購入したのは、繰り返すがわずか13・76%分にも拘わらず、上記の役員交代(=経営権を譲る)が条件という約束(裏取引)があったからとの、同じく買収を検討していた「GMA」(東京都新宿区)という合同会社の告発内容を紹介したが、それが真実だったことが証明された格好だ。 
 しかも、GMAによれば、実は今回社長を退任予定の磯村明彦氏など、佐藤真吾・小僧寿し取締役以外の夢真HD側役員全員は、この間の株売却話について一切蚊帳の外で、自分たちが辞任させられることも直前まで知らされてなかったという。
 こんなワンマン零細企業のようなことが、上場企業で罷り通っていいのだろうか。

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  • 2016/02/23
  • 執筆者: Yamaoka (2:23 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(544)「小僧寿司」佐藤オーナー持ち株分売却巡り告発

 昨2月22日、持ち帰り「小僧寿し」を展開する同社名「小僧寿し」(9973。JQ。東京都中央区)はIRを出し、「夢真ホールディングス」(2362。JQ。東京都文京区)の佐藤真吾代表取締役会長(冒頭写真)がファミリー企業「佐藤総合企画」(東京都中央区)で所有していた全株式(13・76%)を「東洋商事」(東京都品川区)に売却。筆頭株主の異動を明らかにした。
 東洋商事は、焼肉「牛角」、釜飯店「とりでん」のFC展開などをしている「アスラポート・ダイニング」(3069。JQ。東京都港区)のグループ企業。
 本紙既報のように、今回の売却先として、本紙で過去に何度も疑惑などを取り上げている問題ありとされる人物が背後に控えている先も買収に名乗りを上げていたことを思えば、まともなところに買い手が決まり何とも結構なこととも思える。
 ところが、同じく買収を検討していた「GMA」(東京都新宿区)という合同会社は、こう告発する。
 その前に、今回、東洋商事が買収した小僧寿しの株価は200円。買収額は約8億1864万円。これに対し、東洋商事が実際に買収した2月18日の小僧寿しの株価(終値)は81円。
 要するに、東洋商事は時価の約2・5倍もの高値で買い取っている事実を頭に入れておいていただきたい。

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  • 2016/02/19
  • 執筆者: Yamaoka (3:54 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(544)元上場企業役員が拉致監禁などの被害に会っていた

 誰もが知る、わが国を代表する総合家電メーカーの元取締役(以下、N氏とする)が拉致監禁された揚句、現金約1500万円を強要されたり、自宅権利書を奪われていたことがわかった。
 犯行があったのは14年1月。
 大阪は阪急「箕面駅」前で男数名に車に押し込められ大阪市中央区のビルの一室に連行。その後、犯人は自宅に押しかけ、家族から3階建て自宅の権利書、実印、印鑑登録カードなどを取り上げている。
 当然ながら、N氏はその後、警察に訴えている。しかし、未だこの事件、解決していない。

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  • 2016/02/17
  • 執筆者: Yamaoka (7:30 pm)

<芸能ミニ情報>第46回 わが国有数の馬主に浮上した反社疑惑(続報)

 前回述べたように、その疑惑とは、具体的には、ライバル会社に対しカチコミ(拳銃を発砲)を依頼したというもの。
 わが国競馬界(冒頭写真はイメージです)有数の馬主が、そんなことを依頼するとは俄かには信じ難いことだが、関連するというその発砲事件の詳細がわかったので追加報道する。
 この発砲事件、約2週間おいて2度発生している。

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  • 2016/02/15
  • 執筆者: Yamaoka (3:25 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(543)「大物」捜査の行方

 昨年は加藤繊覆△ら)、「村上ファンド」の村上世彰氏(冒頭写真)らと「大物」に捜査(調査)が入ったが、その後、マスコミからの続報は特に村上ファンドに関してはほとんどない。もちろん当局は捜査(調査)中なのだが、続報がないのもおかしい。
 疑問に感じたため調べてみたら意外な展開が見えてきた。
 もちろん村上ファンド関連は起訴も裁判もこれからであり、今後の展開次第で変わるかもしれないと断っておく。
 その村上ファンド関連については当局は起訴を断念するのではないかということだ。
「空売り」という手法などを悪用して不正利益を得ている疑いがあるが、金額は数千万円とそれほど大きくない。操作も複雑でハードルは高いようだ。また、村上氏らに対してはすでに一罰百戒の効果はあっただろう。

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  • 2016/02/12
  • 執筆者: Yamaoka (8:02 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(542)「小僧寿司」佐藤オーナーが持ち株売却を検討する相手

 本紙では昨年12月1日、持ち帰り「小僧寿し」を展開する同社名「小僧寿し」(9973。JQ。東京都中央区)のオーナー株が年内にも売却かという記事を報じた
 結局、その際に手を挙げていたと思われる中国人は、価格面で折り合いがつかず撤退。しかしながら、いま、かなり話が煮詰まって来ている新たな相手がいるという。
 ところが、この相手、本紙では過去に何度も疑惑などを取り上げている問題ありとされる人物が背後に控えているようなのだ。
 しかし、先の中国人同様、新たなこの相手も現在の同社株価の2倍以上での高値での買い取りを提示していることから、佐藤真吾オーナーは前向きに検討中と見られている。
「夢真ホールディングス」(2362。JQ。東京都文京区)の佐藤真吾代表取締役会長(冒頭写真)がファミリー企業「佐藤総合企画」を通じて小僧寿しの筆頭株主に躍り出たのは14年8月のこと。
 そして昨年3月末には佐藤氏は小僧寿しの代表取締役会長に。夢真HD社員だった磯村明彦氏が代表取締役社長に。佐藤氏は昨年12月、「一身上の都合」で代表取締役会長を辞任している(取締役としては留任)ものの、現在も佐藤総合企画は13・7%で筆頭株主。
 さて、では、疑惑を取り上げたことがある相手とは誰か?

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  • 2016/02/10
  • 執筆者: Yamaoka (1:22 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(541)本紙指摘通り、証券監視委が「神戸物産」を強制調査

 証券取引等監視委員会が業務用スーパーをFC展開する「神戸物産」(3038。東証1部。兵庫県加古郡稲美町)につき、同社や関係先を強制調査していたことがわかったとして昨2月9日、大手マスコミが報じている。
 容疑は金融商品取引法違反(インサイダー取引)。
 同社は一昨年12月、昨年7月と自社株買いを発表。発表後、株価は急騰しているが、同社関係者が発表前にこの情報を入手し取引先関係者に伝え、取引先関係者は発表前に大量に買い付け上昇後売り抜け、数十億円の利益を得た疑いがあるという。
 金商法は改正され、14年4月から、相手に利益を得させる目的で情報を伝えた場合もインサイダー取引に抵触し得る。
 昨年12月31日発信のこの連載で、証券監視委が昨年7月の株価急騰につき神戸物産の調査を始めていると報じていた

閲覧数 (61761)
  • 2016/02/09
  • 執筆者: Yamaoka (2:21 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(540)「第二の東芝、シャープは!?」

 昨年最大の経済事件といっていい「東芝」(6501。東証1部、東京都千代田区)の不正会計事件ーーわが国を代表する総合家電大手の上場企業が、営業利益の水増しをする一方、主力だった半導体製品の評価損計上を先送りしていただけに何とも衝撃的だった。(冒頭写真=東芝・田中久雄社長/当時らの昨年7月の記者会見) 
 昨年5月に発覚し、最終的な決算のかさ上げ額は、過去7年間併せ1552億円(純損益)。昨年12月、金融庁が過去最高となる約73億円の課徴金命令を下したのはご存じの通り。(横写真=東芝株価。約半値に)
 一方の「シャープ」(6753。東証1部。大阪市阿倍野区)もこれまたわが国を代表する家電大手だが、こちらはかつてお家芸ともいえた液晶事業の不振による経営悪化で、台湾企業に買収されそうになっている(=技術が後発国企業に完全に盗まれることを意味する?)ということで、これまた衝撃が走っているのはご存じの通り。
「東芝」にしろ、「シャープ」にしろ、イコール倒産というわけではないし、また「シャープ」は不正会計といった違法なことをしていたわけでもないが、わが国を代表する両大手家電メーカーの“凋落”という点では共通している。
 そんななか、当局が「第二の東芝」を調査し始めたという話が、私の耳に入って来た。

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  • 2016/02/03
  • 執筆者: Yamaoka (4:26 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(539)証券取引等監視委員会に株価操縦で課徴金勧告受けたEvo(エボ)

 証券取引等監視委員会は2月2日、英領ケイマン諸島に登記のある投資運用会社「Evo Investment Adovisors Ltd」(以下「エボ・インベストメント」)が、指紋認証ソフト・装置開発会社「ディー・ディー・エス」(3782。マザーズ)株につき、株価操縦をしたとして、金融庁に対し920万円の課徴金納付命令を勧告したと発表した。(冒頭写真=証券取引等監視委員会のHPより)
 株価操縦が行われたのは2014年5月15日。
 エボ・インベストメントは私設取引システム(PTS)を利用し、証券取引所の午前立会時間前に約定する意思がないのに大量の成行買い注文を出し、寄前気配値段を引き上げた上でPTSで売り注文を出し、その売り注文を自己に有利な価格で約定させるなどの方法により、同社株28万6700株の買い注文を出すと共に、2万7500株を売り付け、同社株式の売買が繁盛していると誤解させ、かつ、同株式の相場を変動させるべき一連の買付けの委託及び売付けをしたという。
 このエボ・インベストメント、近年、“危ない上場企業”、“疑惑の上場企業”の主要株主にもよくその名を出す「Evo Fund」と関係している。

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  • 2016/01/26
  • 執筆者: Yamaoka (2:02 am)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(538)甘利大臣以外の雑魚、元政治家疑惑

 安倍政権の主要閣僚である甘利明TPP担当大臣が賄賂疑惑浮上(冒頭写真=『週刊文春』1月26日号記事)で苦境だが、マスコミも商売優先で雑魚政治家、落選議員の不正には無関心だ。
 しかも、都合、衆議院当選5回といえば雑魚ともいえまい。現役で自民党所属のころはテレビにもよく出ていて、話が上手で、いまでも顔も見れば「ああ、あの人」と気づく読者は多いのでは。
 ところが、「落選すればただの人」「貧すれば鈍する」の典型といってもいいだろう。元通産官僚で、自民党所属時代は良かったが、その後、政党渡り鳥に。現在、落選中のK元代議士にスポットを当ててみた。

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第10回目からはゲストとして須藤甚一郎氏(元芸能レポーター。目黒区議)を迎え、ますますヒートアップ! (原則)月1回、Ustreamで生放送中。なお過去の放送分はYouTubeでもご覧になれます。
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