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  • 2012/01/28
  • 執筆者: Yamaoka (5:00 pm)

特許庁システム開発中断で注目すべき「アクセンチュア」

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 本紙でも既報のように、特許庁(冒頭左写真)は1月24日、東芝の子会社「東芝ソリューション」(冒頭右写真=梶川茂司元社長)が手掛けていた同庁のコンピュータ統合を中断すると発表した。
「特許庁のこのシステム開発は最新技術を用い、規模もひじょうに大規模で、NTTや日立のように多くのプロパー技術者を持たず、技術力も劣る東芝では役不足なことは専門家なら最初からわかっていた」(特許庁関係者)
 東芝の責任は重大だし、入札に本当に不正があったとしたらその罪はさらに重い。 
 だが、ここで忘れてはいけないのは、その開発管理を「アクセンチュア」が請負い、こちらにも約30億円もの我々の税金が払われている事実だ。
 アクセンチュアは世界中の大都市に拠点を構え、社員は約24万名もいる、システム関係のITソリューションも得意とする世界最大級の経営コンサルタント。
 日本法人「アクセンチュア」(東京都港区)の株主はオランダのグループ会社となっているが、アクセンチュアグループにおいては米国アクセンチュアが中核で、ニューヨーク市場に上場。グループ売上の約4割は米国でダントツ。

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  • 2010/05/14
  • 執筆者: Yamaoka (9:50 am)

あの京品ホテルにも登場ーー外資「ローンスター」が今度は複数の都内病院診療報酬差押え

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 ハゲタカファンドの外資大手「ローンスター」(正式名称は「ローン・スター・ファンド」。本拠は米国ダラス)といえば、わが国には1997年に進出。知名度を上げたのは、経営破たんした東京相和銀行のスポンサーになり、01年「東京スター銀行」を新設して以降のことだろう(08年には株式売却)。
 その他に、サラ金卸の「後楽園ファイナンス」、サラ金「アエル」のスポンサーにもなっているが、本紙でも取り上げた、東京はJR品川駅前の「京品ホテル」ーー経営不振からその債権が別の外資「リーマンブラザーズ」に売られ、さらにリーマンから、ローンスターの日本法人「ローン・スター・ジャパン・アクイジッションズ」(東京都千代田区)に譲渡され、解雇された従業員(131名)との間で熾烈な闘争があったのは、大手マスコミでも大きく取り上げられたからご記憶の方は多いだろう。
 そのローンスターが、今度は複数の都内病院の債権を譲り受けただけでなく、その債権回収のため、“病院乗っ取り”グループのように診療報酬まで差し押さえたため、医者や看護婦など病院従業員への給料、注射や薬剤代、入院患者の給食などの支払いもできなくなり、へたをすれば入院患者の生命にもかかわりかねない、まさにハゲタカといっていい強引な手法を行っていることが判明した。
(冒頭写真=そのターゲットになっている病院)

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  • 2008/02/04
  • 執筆者: Yamaoka (6:30 pm)

ネスレ日本で、解雇撤回を勝ち取った労働者を、管理職等が取り囲みイジメ

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 コーヒーの「ネスカフェ」等で知られる世界的食品企業「ネスレ」(本部・スイス)の一般的イメージは悪くないが、数々の問題が同社にあることは本紙でも報じて来た通り。
 日本法人「ネスレジャパン」(本社・神戸市)による解雇事件(地位確認等請求事件)もその一つ。この件は2006年10月、最高裁で労働者側(2名)が勝訴し、職場復帰を果たしたはずだった。
 ところがその一人、栗村新市氏に対し、昨年9月から、ネスレジャパンの管理職や御用組合役員等が連日のように大勢で取り囲み、「会社をやめろ!」などと罵声を浴びせ、人権侵害を行っているという。
(写真=「赤旗」2月2日記事)

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  • 2007/12/16
  • 執筆者: Yamaoka (4:06 pm)

「旧ライブドアオート」TOBに見る、リーマン・ブラザーズと旧商工ファンド・大島一族会社との気になる関係

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 東証1部、中小企業向け保証人付きローン会社大手SFCG(旧商工ファンド)の大島健伸社長一族が経営する投資会社「ケン・エンタープライズ」(東京都中央区)は12月13日、東証2部上場の中古車販売会社「ソリッドグループホールディングス(旧ライブドアオート)」に対するTOB(株式の公開買付)が成立したと発表した。
 ソリッド社は「企業価値の向上に繋がらない」としてTOBに一貫して反対の立場。だが、リーマン・ブラザーズ証券がソリッド社の親会社だった「ソリッドアコースティックス」にソリッド社の買収資金などのため150億円貸したものの返済不能になったため、その借金のかたにソリッド社株式約48%を取得。それをそっくりケン社に売却したことで取得目標内の48・48%の応募に達したという。買い付け価格は29億7500万円。
 ところで、ここで気になるのは、なぜリーマンはケン社のTOBに応じたか。
 ケン社の買い付け価格は26円と、公開買付直前の時価(30円台後半)をかなり下回っていた。
(冒頭チャート図=「ヤマハ一族と消えた120億円の謎」。『週刊東洋経済』07年6月16日号記事より)

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  • 2007/12/12
  • 執筆者: Yamaoka (12:31 pm)

<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(112)あのサーベラス子会社南青山地上げ疑惑が再熱?

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 外資「サーベラス」子会社が東京・南青山の地上げ問題で暴力団関係者に手数料を払っていたと「毎日新聞」が報道、またこの地上げ関連の国会質問を巡って糸川正晃代議士が脅迫を受けた事件は、前者については和解が成立、後者については関係者が起訴され(ただし銃弾郵送事件は未だ犯人わからず捜査中)、すでに世の関心事は他に移っている。
 ところが、この疑惑の地上げに登場していた大証2部上場の建設会社「平和奥田」(本社・滋賀県東近江市)の奥宗嗣社長が12月7日、突如、引責辞任したことから再び注目が集まっている。

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  • 2007/12/08
  • 執筆者: Yamaoka (3:55 pm)

<手記>サーベラス地上げ事件を米本国に伝えようとした女性に起きた怪事件(下)

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 本紙はこの11月20日、「あの外資『サーベラス』に闘いを挑む人物」なるタイトル記事を報じた
 その人物、トレーシー・ショー氏(Tracci Show、38。写真。米カリフォルニア在住)の手記(上)の続き。

 私はこの時、私の主人と子供たちがキャンプから車で帰る途中、窓も何もかも真っ黒な車に尾行されたことを聞いたことを思い出した。
 その時は、(サーベラスとは)何の関連性もないと思っていたが、私のこの事件の後は、何らかの関連性があるのではと疑っている。
翌日の夜、マリブのパシフィックハイウェイを運転中、またも付けられていることに気づき、警察署にそのまま駆け込むと、その追跡車は消えた。
 帰宅する前、私は警備会社に連絡し、警備会社のボディーガードと共に帰宅した。ボディガードは社内、自宅の周り、家の中を調べた。

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  • 2007/12/07
  • 執筆者: Yamaoka (10:58 pm)

<手記>サーベラス地上げ事件を米本国に伝えようとした女性に起きた怪事件(上)

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 本紙はこの11月20日、「あの外資『サーベラス』に闘いを挑む人物」なるタイトル記事を報じた
 その人物、トレーシー・ショー氏(Tracci Show、38。写真。米カリフォルニア在住)の手記が届いたので、以下お伝えする。
(*邦訳は必ずしも正確なものではないし、一部割愛、また邦訳がおかしい箇所は本紙の判断でわかりやすく要約等している)

 今年6月末、私は仕事で日本に来た。
 地上げを含む、サーベラスの日本での数々の悪行をアメリカのマスコミでも明らかにするためだった。
 私は10代のころからモデル業を行うなど、日本で多くの時間を過ごし、日本を愛している。また、個人的に親しい友人が直接的にサーベラスの被害にあっていることも聞き、私は憤慨した。
 そんな折、Oさんから直接、彼女の心の痛みを聴き、胸が痛んだ。
 最初、A社に接触した時、彼らはひじょうに興味を持ち、A社とのやり取りは順調だった。
 サーベラスの(南青山の)地上げ事件については、日本のA社のレポーターに引き継がれ、インタビューも行われた。
 そのレポーターであるK氏は私にコンタクトを取り、さらなる事件の根拠資料を求めたので送付したところ、突然、連絡が途絶えるなど彼女は不審な行動を取るようになった。

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  • 2007/11/24
  • 執筆者: Yamaoka (11:43 am)

世界的企業「ネスレ」のわが国における“無法実態”につき、再び国会質問+日本本社包囲行動

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
「ネスレ」(本部・スイス)といえば、コーヒーの「ネスカフェ」ブランドなどでお馴染みの世界最大の食品会社ーーグローバル化が進むなか、今後、ますますこうした多国籍企業と労働者間の労使交渉やトラブルは多くなると思われる。
 ところが、このネスレからして、本部の指導の下、わが国において、最高裁判決に反して団交に誠実に応じず、また、各地の労働委員会や裁判所で幾度も不当労働行為等について是正命令や判決が出ながら、違法行為を繰り返している。
 その実態について今年6月、始めて国会(衆議院外務委員会)で取り上げられたことは本紙でも報じたが、この11月2日、再び取り上げられたので報告しておく。
 さらに未だ何等対策を講じないことに対し、11月17日、ネスレ争議支援対策会議は日本法人「ネスレ日本」(本社・兵庫県神戸市)に抗議デモを行った(写真2点とも)。約400名が参加したという。

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  • 2007/06/10
  • 執筆者: Yamaoka (3:32 am)

世界的食品企業「ネスレ」のわが国における“無法実態”につき、本日の衆議院で国会質問が(報告)

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 大変遅くなってしまったが、先に本紙でもお伝えした、6月6日の衆議院外務委員会での質疑につき、以下、転載する。
 笠井亮委員(共産党)の質問に対する、外務省を始め厚生労働省、経済産業省の各審議官や麻生太郎外務大臣の答弁を通じ、世界的食品企業「ネスレ」(左写真=「ネスレ日本」代表取締役会長兼社長のクリス・ジョンソン氏。右写真=兵庫県神戸市の同本社。下写真=ネスレのロゴ)が1995年に最高裁判決に反して団交に誠実に応じず、また、各地の労働委員会や裁判所で幾度も不当労働行為等について是正命令や判決で断罪されながら違法行為を繰り返している実態が、国会という国権の最高の場で白日の下にさらされた。

○衆議院外務委員会質疑(ネスレ争議関連の概略)
2007/6/6 11時15分頃?31分頃まで

笠井亮議員  経済のグローバル化が急速に進む中、多国籍企業の行動をめぐって質問する。今日、さまざまな国の大企業が母国以外の国で多国籍企業化している。麻生外務大臣に伺いたい、OECDの多国籍企業の行動指針を定めた理由と意義にについて。また、外務省の取組について。
麻生外務大臣  多国籍企業は巨大なもので、一国を上回る経済力を持っている。その企業は、各国への大きな影響を与える。責任ある態度を取ってもらうのがまず基本。その行動指針の内容は、情報の開示、労使関係、環境問題、雇用及び消費者利益など幅広いもの。多国籍企業に対して、自己利益だけでなく、責任ある行動を求めている。拘束力はないが、少なくとも自主的に実施されることが求められている。OECD加盟国としても、実施が期待されているところだ。

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  • 2007/06/06
  • 執筆者: Yamaoka (11:37 am)

世界的食品企業「ネスレ」のわが国における“無法実態”につき、本日の衆議院で国会質問が

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 本紙でも何度も取り上げている世界的な食品企業「ネスレ」がわが国において法令及び判決を遵守していない実態につき、本日、国会質問がされる。
 衆議院外務委員会で笠井亮議員(共産党)が「ネスレ」のわが国における労働争議などに関し、持ち時間17分のうち15分を割くそうだ。
 ネスレはわが国ではコーヒーの「ネスカフェ」ブランドだけでなく、米国同様、ミネラルウォーターの発売でも大きなシェアを持っているが、本紙既報のように、疑惑のなか、発売していた製品(写真=「こんこん湧水」)が販売中止になるなど、一般国民の生活にも影響を与える製品を発売している。また、外資系大手が次々とわが国に参入しているなか、他の大手外資の動向にも影響を与えうるわけで、その点からもその内容、政府の対応が注目される。(以下に、参考資料添付)

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  • 2007/01/04
  • 執筆者: Yamaoka (1:19 am)

本紙が1年半前に指摘していた、世界のネスレの自然公園法違反

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 大手飲料メーカーの「ネスレ日本」(本社・神戸市)の下請け業者「富士アクア」(山梨県西桂町。前田秀一社長)が、山梨県に対して許可申請せず、国立公園内に取水施設やフェンスなどを設置していたことから、2006年7月、県から厳重注意処分を受けていたことがわかったとして、全国紙各紙が報じたのは2006年12月29日から30日にかけてのことだった(=「ネッスル労組神戸支部」ブログより)。
 この取水施設を利用し、ネスレ日本はミネラルウォーター「こんこん湧水」(写真)を昨年まで発売していた。
 実は本紙はこの事実を、すでに2005年10月30日に報じている
 同記事中、F社としているのが富士アクアのことだ。
 全国紙の記事は、この富士アクアの取締役に以前、地元・西桂町の前田勝弘町長が就いていた事実に止めているが、本紙記事を一読すればおわかりのように、この疑惑は遠戚関係の立場を利用して前田町長自らも不正に関与していた疑いがあり、根はもっと深い。
 以下に掲載する(「覚書」と「土地登記簿謄本」)が、何しろ、前田町長が保証し、富士アクアが所有していた土地が700万円でネスレ日本に買い取られているのだ。

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  • 2006/10/11
  • 執筆者: Yamaoka (6:00 pm)

最高裁で敗訴しても、「暴力行為はあったと認められた」と強弁する“世界のネスレ”

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 10月6日、最高裁において、国際的な食品企業「ネスレ」(本部・スイス)の日本法人・ネスレジャパン(本社・神戸市)による解雇事件(地位確認等請求事件)の判決言い渡しがあり、ネスレ側が敗訴したことは本紙でも既報の通り。
 ところが、ネスレ側は最高裁の判決は、解雇理由とされた暴行の事実はあったが、7年も前のことで、それを最近になって懲戒理由にはできない旨、虚偽の主張をしているという(「10・6最高裁判決の意味について」)。
(写真=組合側ブログより転載)

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  • 2006/10/06
  • 執筆者: Yamaoka (1:00 pm)

ネスレ解雇事件、最高裁が控訴審判決を破棄(=労働者側の勝訴)

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
“ネスカフェ”のブランド名でお馴染みの「ネスレ」ーー国際的な食品企業(本部・スイス)だが、その日本法人・ネスレジャパン(本社・神戸市)による解雇事件(地位確認等請求事件)の判決言い渡しが本日午後1時半にあり、最高裁は高裁の判決を破棄した。
 事件の概要は、本紙前回記事掲載ビラをご覧いただきたいが、要するに、組合潰しのため、ネスレジャパンが組合役員2名が管理職に暴力をふるったと事件をデッチ上げ、それを理由に懲戒解雇したと思われる。
 地裁は従業員側の主張を認め「解雇無効」としたが、高裁で逆転敗訴。ところが、上告から2年半経過して最高裁が異例の「受理」を行い、今年9月8日に口頭弁論が開かれた。そのため、本日の判決が注目されていた。

閲覧数 (48293)
  • 2006/09/14
  • 執筆者: Yamaoka (2:50 pm)

ネスレ解雇事件で、最高裁が異例の口頭弁論。判決は10月6日

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 インスタントコーヒーのブランド名などで知られる世界のネスレ(本部・スイス)。だが、日本法人=ネスレジャパンの社員待遇は劣悪で、“世界の非常識”になっているのは本紙でも別の雇用事件で報じたとおり
 去る9月8日、最高裁で口頭弁論が開かれたのは組合職員2名が管理職に暴力を振るったとして解雇された事件を巡って起きた地位確認等請求事件(詳細は上掲ビラ参照)。
 1審は原告(組合職員)側勝訴だったが、2審は逆転敗訴。それで原告側が上告していた。
 最高裁は口頭弁論を開くのはひじょうに希で、原告側は原審(高裁)判決を覆しか、新しい判例が出ることに期待を寄せている。

閲覧数 (47773)
  • 2006/05/19
  • 執筆者: Yamaoka (10:00 am)

「介護配転拒否は合法」の高裁判決を無視し、上告した“世界の非常識”ネスレ

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
 去る4月14日、大阪高裁で、ネスカフェなどのブランドで知られる世界的な食品企業グループ(本部・スイス)ネスレの日本法人で働く労働者に対し、家族介護を理由に配置転換に応じないのは合法との画期的な判決が出たのは、本誌でも既報の通り
 わが国で介護をしながら働く労働者に勇気を与える判決で、このニュースは全国紙で軒並み取り上げられた他、海外にも多く発信された。一審も労働者側の勝ち、上告してもまず門前払いとなることから、さすがにこれ以上の企業イメージ悪化を恐れ、会社側はいたずらに対立を長引かす上告はしないだろうとの見方が圧倒的だった。
 ところが、何を思ったのかネスレ側は期限(15日)ぎりぎりの4月28日、上告していた。
 冒頭に掲げたのは、そのネスレの日本法人・ネスレ日本の本社ビル(兵庫県神戸市)のこの5月16日午後8時45分の外観。

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  • 2006/04/13
  • 執筆者: Yamaoka (11:10 pm)

ネスレ、「介護家族社員の配転は無効」で二審も敗訴

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
本紙が4月9日に報じた「社員の家族介護を一切認めない“世界のネスレ”」の控訴審判決が本日、大阪高等裁判所であり、ネスレ側が一審に続いて敗訴した。
 小田耕治裁判長は判決理由で、「転勤で家庭崩壊も考えられる。甘受すべき程度を著しく超える不利益を負わせるもので、配転命令権の乱用にあたり無効」と指摘した。
 ネスレ争議対策会議などの「声明文」によれば、ネスレ日本は2003年5月、兵庫県姫路工場のギフトボックス製造職場を閉鎖し、同工場にいた60名の労働者に茨城県霞ヶ浦への配転命令を押しつけた。これに対し、家庭に介護者を抱えて転勤も単身赴任もできない2人が提訴。労働組合や地域の人々に支えられながら、以来、今回判決までの約3年間、1日も欠かさず姫路工場に出向いて就労させるように求めて来た。
  ネスレといえば、「ネスカフェ」や「ゴールドブレンド」で知られる世界的な高収益企業。国連の「グローバルコンパクト」(GC)やOECDの「多国籍企業ガイドライン」などを「経営原則」に書き込み、「CSR(企業の社会的責任をまもる」と世界に表明している。
 ところが、今回訴訟では2005年5月9日に原告一審勝訴判決が出て以降も、総務課長を先頭に30?40名の管理職・職制などを動員して連日原告2名を取り囲み、「帰れ、帰れ」、「お前らの職場は霞ヶ浦(工場)や!」などと罵声を浴びせるなど人権侵害を続けて来た。
 一方、同社はこの25年余りの間に労働組合に対して80件もの違法行為(判決や命令)を行い、1995年には5件の最高裁判決を受けてもいるが、それ以降も平然と違法行為を続けている。
 その実態は“世界のネスレ”どころか、GCを「隠れ家にする」企業体質である。
 この判決を真摯に受け止め、原告2名を姫路工場に就労させると共に、この間の違法な労働政策を社内から一掃しなければならない。
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  • 2005/10/30
  • 執筆者: Yamaoka (5:10 pm)

ネスレ日本、ミネラルウォーター水盗用疑惑で提訴される

カテゴリ: 国際 : 多国籍企業
●ミネラルウォーター「こんこん湧水」の採取に関し、数々の法律違反疑惑が

 ネスレといえば、スイス・ヴェヴェーに本部を置く国際的な食品企業。グループ売上高は実に約7兆6000億円にもなる。そのネスレの日本におけるグループ企業「ネスレジャパンホールディング」(通称・ネスレ日本。本社・神戸市)の発売するミネラルウォーター「こんこん湧水」に関し、盗水疑惑が起きている。
 今年9月22日、「ナム」(東京都世田谷区)なる会社がネスレ日本等を訴えた。
 ネスレ側からこの水源や関連施設などを買い取るため、その買収資金の一部計2億1000万円を支払ったが、売買の完了前、この水源は国有地にあるところ、?商用に供する許可を受けていない、?取水施設や水路敷用地は目的外使用されており、また転貸等禁止されている、さらに?水源から工場まで設置された給水管は無許可で敷設したもの、といった数々の事実が明らかとなったので売買できるわけがなく、したがって、すでに支払った2億1000万円を返却せよというものだ。

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