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  • 2014/03/20
  • 執筆者: Yamaoka (1:11 am)

<主張>「佐村河内守」騒動で浮上した聴覚障害者への偏見

カテゴリ: 雇用
 「週刊文春」が「全ろう」ではないとして、鬼の首でも取ったかのように報道を続けている「佐村河内守」氏に関する問題ーー(冒頭写真=今週の同誌第7弾記事)。
 その裏で、聴覚障害者に対する社会的偏見が強まっているのをご存じだろうか。
  大手企業で障害者雇用枠(常用雇用労働者201人以上企業が対象で法的に2%雇わなければならない。そうでない場合は1人につき月5万円の支払い制裁)で働いている聴覚障害者に対し、意図的に健常者に対するように話しかけてみたり、健常者社員同士で「うちの○○さん、まさか佐村河内じゃないよね?」と話のネタにするなどの心ない動きがあり、今回報道後、少なくない聴覚障害者が傷ついているとの話を大企業の関係者から聞いた。
 3月7日の記者会見で、佐村河内氏が最も敏感に反応したのも、聴力に関する問題に話が及んだ際だったという。
 先に暴露した新垣隆氏に関し、「電話でしゃべったとか、後ろから呼びかけたら振り向いたとか、信じられないことばかり」などと血色ばんだ。
 また、難聴を疑う記者が、手話を使わず唇を読んでと迫った時もそうだったという。
 結論からいうと、佐村河内氏の公表された診断書の聴力レベルでは身体障害者手帳の認定外。しかし、では佐村河内氏が難聴ではないかといえばそんなことはない。

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  • 2013/02/28
  • 執筆者: Yamaoka (10:30 pm)

「危険手当のピンハネをやめさせろ!」ーー除染労働者たちが環境省・厚労省を追及

カテゴリ: 雇用
 本日2月28日午後、参議院議員会館で、除染労働を巡る環境省・厚労省との団体交渉が行われた。主催としたのは「被ばく労働を考えるネットワーク」ーー。
 100名ほどの参加者が詰めかけるなか、その先頭に黄色いゼッケンを付けた6名の男性が陣取った。ゼッケンには「私たちは労働者だ。人間として扱え! 全国一般全国協」と記されている。除染労働者が公然と声を上げた初めての集会といえる。
 政府直轄の事業として始まった除染作業だが、この間、ずさんな手抜き作業が明るみに出るとともに、劣悪な労働環境も明らかになっている。発注した環境省、労働者を守るべき厚労省の責任は重大だ。
 被ばくネットワークは2月1日、両省に対し、「除染特別地域における除染作業労働者の労働条件に関する要請書」を提起しており、今回はその回答を求めた。
 除染作業を受注した鹿島建設や清水建設といったゼネコンから、2次、3次、4次・・・と下請けされるなか、現場の作業員はほとんどが特別手当を受け取っていない。この現実に対し、環境省の除染担当者は「元請の賃金台帳を調査している」「どこで特別手当が抜かれているのかは、業者間の問題」等と述べた。
 元請との契約が遵守されているかが大事で、それから先のことは知らない、とでも言いたげな環境省の姿勢に対し、会場からは「どうして現場の作業員に調査しないのか!」「日当1000円とか500円で働かせている実態を容認するのか!」と怒りの声が上がった。

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  • 2013/01/10
  • 執筆者: Yamaoka (6:20 pm)

除染作業員の被曝と引き換えにボロ儲けする大手ゼネコン――元作業員に聞く

カテゴリ: 雇用
 本格除染が始まった福島県で、ずさんな「手抜き除染」が問題になっているが、除染作業員が置かれている労働環境も劣悪なものがある。
 昨年初冬、福島県いわき市に住む大杉英輔さん(仮名。46歳)は友人の紹介で、除染作業の会社に勤務することにした。場所は「ニエフ」(福島第二原発のこと)近くの楢葉町の集落。本格除染がはじまったばかりだった。
 作業内容は草むらでの草刈作業。10人で1チームとし、リーダーだけが積算線量計を持っている。しかし大杉さんは自分の線量計を持っていた。「測ってみたら、毎時50マイクロシーベルトはあった。もちろん場所によってムラはありますが、とてつもない数値です。本来、完全防護の体制で臨むべき場所です」。
 ところが、防護マスクはなく、サージカルマスクを付けるだけ。タイベック(左写真)も着ないどころか、作業服すら支給されなかったという。
「これは危険すぎる。やってられない、と思い一日で辞めました」。そう語る大杉さんだが、「もっとも、完全防護で作業をしたら30分しか持たないでしょう。重い草刈機を背負い、草を集めて袋に入れていく作業は体力的にキツい。作業員のなかにはマスクすら苦しいからと、顎に付けているだけの人もいた。もう、諦めの境地ですね」。
 大杉さんは放射線取扱主任者の資格を持っているため、その危険性がよくわかっていた。「内部被曝の点から言えば、イチエフ(福島第一原発)の収束作業より危険です。あそこは完全防護してますから。草刈作業は粉塵がたくさん舞うので、鼻や口から放射性物質を取り込んでしまう。それなのに、防護マスクもつけなければタイベックも着ない。しかも、服は自前だから作業後、汚染された服を宿に持ち帰ることになる。夜疲れて帰ると、洗濯するのも難儀です。こうして寝泊りする宿にも放射性物質が持ち込まれることになるのです」。


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  • 2008/12/09
  • 執筆者: Yamaoka (6:00 am)

自主営業を続ける京浜ホテル従業員たち??失業の嵐の中で労働者の「希望の星」へ??

カテゴリ: 雇用
東京・品川駅の高輪口を降りた正面にあるのが、老舗の京浜ホテル(明治4年創業)。テレビ報道で知っている方もいると思うが、「京品実業」(小林誠社長)は同ホテルの廃業を決め、従業員を全員解雇している。
 ところが、「一方的な廃業、解雇は認められない」と従業員が立ち上がり、労働組合「東京ユニオン・京品支部」を結成し、10月20日から実力で自主営業を開始している。 建物前では毎日、従業員や支援者が「廃業反対」の横断幕を掲げ、ビラをくばり、「京浜ホテルの存続を求める署名」を呼びかけている。同ホテル1階には“酒蔵 いの字”などの飲食店が軒をつらね、自主営業を続けている。
 こうした事態に対し、京品実業側は、「建物を不法に占拠し無許可営業を続けており」「法治国家であることを否定するもの」であり、「当方から和解等の話をすることはありません」とし、非和解的に争う姿勢を見せている(京品ホテルホームページ「当社の今回の閉鎖に至るスキーム」より)。
 そもそも同ホテルの営業利益だけを見れば、年間1億円程度の黒字だった。しかしバブル崩壊後、「小林社長の放漫経営」(組合作成のビラ)のおかげでホテル以外からの赤字が膨れ上がり、60億円の借金を抱えることになった。その借金に目をつけたのが、アメリカのファンド、リーマンブラザーズであった。リーマンブラザーズ証券が設立した債権買取の子会社「サンライズファイナンス」は、借金を免除する代わりに、ホテルの土地と建物の引渡しを経営陣に求めてきた。そのやり方を見れば“ハゲタカ・ファンド”の典型例であると言えよう。
 ところが9月15日にリーマンブラザーズは破綻し、サンライズも後を追うように民事再生を申請する。こうしたなか、11月21日には、ホテルの土地と建物の売買契約をリーマンの仲介ですでに結んでいたLCホテルズから、売買契約の解消通知が届くに至っている。

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  • 2008/05/01
  • 執筆者: Yamaoka (11:04 pm)

<書籍紹介>『偽装管理職』(東京管理職ユニオン・監修。ポプラ社)

カテゴリ: 雇用
 今日5月1日はメーデー。働く者の祭典であると言われる。しかし多くの働く人々にとって、メーデーはほとんど他人事でしかないのが実情ではないか。フリーターや日雇労働者、失業者等、まともな仕事にありつけない人々や、「うつ・自殺・過労死」の瀬戸際にある人々にとって、大手ナショナルセンターが主催するメーデーはどのように映っているだろうか。
 4月20日発売の新刊『偽装管理職』には、名ばかりの「管理職」の地位を与えられて時間外労働、責任押し付けなどに苦しむ人々が声をあげ、会社とたちむかってきた実例が多数、載っている。
「管理職」の地位を与えれば、残業代を払わなくて済むとばかりに、名ばかりの「管理職」の地位を乱発する会社が実に多い。この状況に風穴を開けたのが、本年1月28日、日本マクドナルドを訴えていた現役店長が勝訴した裁判だ。毎日3時間しか睡眠時間がない、経営に参加していない店長の実情は、とても「管理職」といえるものではなく、東京地裁は日本マクドナルドに残業代の支払いを命じた(現在、控訴中)。
 意外なことだが、同様の「偽装管理職」訴訟は戦後、33件起きているが、そのうち30件は勝訴しているという。実態に即して訴えれば、勝てる可能性が高いわけだ。

閲覧数 (61617)
  • 2008/02/19
  • 執筆者: Yamaoka (12:27 pm)

「世界のネスレ」の人権侵害に、本社前で抗議デモ

カテゴリ: 雇用
 去る2月15日、コーヒーの「ネスカフェ」等で知られる世界的食品企業「ネスレ」(本部・スイス)の日本法人「ネスレジャパン」(本社・兵庫県神戸市)に対する抗議デモが行われた。
 解雇撤回を立ち取った社員に対する人権侵害行為などが起きていることは、本紙でも既報の通り
 全労連などで作る「ネスレ争議支援対策会議」主催。デモの参加者は約400名。「ネスレは解決交渉のテーブルにつけ」などと訴えた。

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  • 2007/06/08
  • 執筆者: Yamaoka (10:18 am)

コムスン指定打ち切りに加え、グッドウィル・グループ本体でも大ダメージになり得る「データ装備費」天引き疑惑

カテゴリ: 雇用
 本紙が関連記事でも紹介した「データ装備費」(1日当たり1人200円)が未払い賃金に当たるのではとの疑惑に関し、ついに東証1部「グッドウィル・グループ」(東京都港区。折口雅博会長=右写真)の派遣労働者でつくる労組グッドウィルユニオンが行動を開始した。
 6月1日から全国の労働基準監督署に派遣社員が「この天引きは賃金未払いにあたり労働基準法違反に当たる」と申告を始めたのだ。その申告者数は同日だけで100名近くに上ると見られる。
 さらに6月7日にはグッドウィル本社前で、全国の派遣社員の仲間と共に抗議行動を行った。
 会社側は「データ装備費」は派遣社員一人ひとりの個人情報を管理する費用」だし、天引きは任意(=同意を得ている)として正当性を主張している。
 だが、「保険料」名目で差し引かれたと主張する者もいるし、そもそもこのようなデータは会社の営業に必要不可欠なものだから会社側が負担すべき経費扱いにしなければならないとの見方もある。
(左写真=労基署への申告見本)

閲覧数 (62521)
  • 2007/04/25
  • 執筆者: Yamaoka (2:57 am)

ここまで来た労働組合弾圧ーー建造物侵入で14人逮捕(のち不起訴で全員釈放)

カテゴリ: 雇用
 今年3月25日、中央大学(東京都八王子市。写真)の卒業式で情宣活動を行っていた労働組合員14人(三多摩合同労組など)が、「建造物侵入」容疑で八王子警察署に逮捕されるという事件があった。
 わずかに大学の敷地内に入っただけで、有無を言わせず一斉検挙。狙いすまし、最初から逮捕あり気で、さすがに全員不起訴となったものの、ただビラまきをしていただけで20日間もの長期拘留という、これまでの常識では考えられない事件だ。
 そもそもの発端は、中央大学生活協同組合に勤めていたあるパートの従業員(仮にYさんとする)が有給休暇を要求したところ、解雇されたことに始まる。
 Yさんは「三多摩合同労組」とともに生協当局に対し団体交渉を申し入れたが、当局はこれを拒否。やがて06年夏ごろから中央大学当局も生協側と一体になって、キャンパスでの情宣活動などに対して「退去勧告書」を通告するなど、一貫して労働者側の要求をはねつけて来たようだ。

閲覧数 (62052)
  • 2007/02/26
  • 執筆者: Yamaoka (11:20 pm)

問題発言だけじゃない。あの日本アムウェイの諮問委員も務める奥谷禮子

カテゴリ: 雇用
「祝日の一切をなくすべき」、「労働者を甘やかし過ぎ」、「労働基準監督署は不要」――こんな“問題発言”を連発し、最近、物議を醸しているのは人材派遣会社「ザ・アール」の奥谷禮子代表(写真)。
 今週発売の『週刊ポスト』は4ページ割き、「『過労死は自己管理の問題』と言い放つ奥谷禮子の品性」、『サンデー毎日』も、「アンタはサラリーマンの敵だ!」のタイトルで、ジャーナリストの斎藤貴男氏に意見を聞いている。
 その斎藤氏は「『過労死を自己管理の問題』なんて、人として絶対に言ってはいけないこと。結局、労働者を奴隷としか見ていないことの証し。こういう人が権力を握るほど恐ろしいことはない」と語っている。
 そして、実際、こういう人が、わが国の労働条件を審議する厚労相の諮問機関「労働政策審議会」の委員を務めている。
 安倍政権の労働改革の最大目標は、年収400万円以上のサラリーマンには残業代を一切払わない「ホワイトカラー・エグセンプション」の導入。
 労働界からの憎まれ役を引き受ける彼女は、政府・財界にとって実に好都合。そのため、年商25億円程度の中小企業代表にも拘わらず、わが国を代表する財界のお歴々に交じっているのだが、そういう現実がまったくわかっていないようだ。
 だが、問題多いアムウェイを礼賛するぐらいだから、それも無理ないかも知れない。

閲覧数 (62340)
  • 2006/04/08
  • 執筆者: Yamaoka (10:40 pm)

社員の家族介護を一切認めない“世界のネスレ”

カテゴリ: 雇用
来る4月14日午後1時15分より、大阪高裁で“ネスレ事件”の判決がある。
 ネスレといえば、スイス・ヴェヴェーに本部を置く国際的な食品企業。
 本紙は以前、日本法人・ネスレジャパン発売のミネラルウォーターに関する疑惑を取り上げたことがあるが、社員の家族介護でも理不尽としか思えない対応をしているという。
 ネスレジャパンの社員は家族を介護する必要があるため、配置転換を見合わせてもらいたいと要望したにも拘わらず、姫路から茨城県の霞ヶ浦工場へと、遠隔地への配置配転を受け入れるか、退職するか、二者択一を迫るなどしたというのだ。
 そのため、こうした事情のある2名の社員は、幾度もネスレ側に再考してくれるように要望したが、まったく聞き入れられなかったため、やむなく訴訟提起したという。仮処分、原審の神戸地裁共社員側が勝訴、そして今回の高裁判決を迎える。
 ところが、ネスレ側はこの間、わざわざ供託金を支払ってまで、原告社員には賃金を支払わない、また、支援する組合を第2組合、多数の管理職を動員して潰しにかかるなどしているという。
 そのため世界のNGOやマスコミからは、「世界で最も倫理性に問題視される企業」などと批判されているという。4月14日の判決が注目される。
閲覧数 (55640)
  • 2005/03/02
  • 執筆者: Yamaoka (10:40 am)

わが国企業の「成果主義」は間違っている。“救済本”出る

カテゴリ: 雇用
●『成果主義神話の崩壊』(斉藤貴男+東京管理職ユニオン)

 わが国では現在も米国に倣って「成果主義」が叫ばれ、現在、大企業の実に約8割もが何らかのかたちでこの手法による賃金体系を導入しているとも言われる。そして、さらには中小零細企業にも本格導入されようとしている……。
 しかし、その結果、どうなったのか?
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USTREAM アクセス ジャーナルTV 記者 山岡俊介の取材メモ YouTube アクセス ジャーナルTV 記者 本紙編集長・山岡俊介と、政治ジャーナリスト・渡辺正次郎氏が、これまで記事に出来なかった様々な事件の裏側や真実を語りおろす!
第10回目からはゲストとして須藤甚一郎氏(元芸能レポーター。目黒区議)を迎え、ますますヒートアップ! (原則)月1回、Ustreamで生放送中。なお過去の放送分はYouTubeでもご覧になれます。
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