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  • 2017/05/26
  • 執筆者: Yamaoka (9:32 pm)

「ポスト加計疑惑」――同じ構造の「国際医療福祉大学」医学部新設認可

カテゴリ: 医療・健康
 いまや流行語の“忖度”されたのはどちらも一緒と見られるが、「森友疑惑」が直の関わりは安倍晋三首相の妻(昭恵夫人)という“私人”だったのに対し、「加計疑惑」は安倍首相当人が理事長と40年来の親友。しかも、ここに来て、菅義偉官房長官が「怪文書」だとかわしていた「総理の意向」と記された文書が、文科省前次官・前川喜平氏の告白により官邸から文科省に出された“内部文書”だったことが判明。まさに炎上しそうな「加計疑惑」――。
 そんななか、さらに出て来そうな「ポスト加計疑惑」がある。
 ズバリいえば、それは今年4月、「国際医療福祉大学」(高木邦格理事長=冒頭右写真)の医学部が千葉県成田市に開設された件だ。
 一部事情通の間では以前から「公然の秘密」だったが、こちらも加計同様、官邸(総理)の意向がもろに反映来できる「国家戦略特区」として認可されたものだからだ。
「加計学園」(岡山市)の場合、52年ぶりに獣医学部新設が認められた。来年4月開校予定で、そのために特区に選ばれた愛媛県今治市はキャンパス用に36億円相当の土地を無償譲渡。さらに建設費の約半分、約96億円も市が補助金を出す。
 これに対し、国際医療福祉大学の医学部新設は38年ぶりに認められた(正確には震災復興を名目に同じく特例で認めた「東北薬科大」16年4月開設を除き)。成田市は23億円相当の土地を無償貸与。また建設費用の約半分の約80億円も市・千葉県で補助金を出し負担した。
 しかも国際医療福祉大の場合、医学部キャンパスの東隣にまず16年4月に同大の看護学部などを誘致し開設させた。この土地の約20億円、校舎建設の30億円も負担している。さらに、東京五輪開催の20年に市内に付属病院を開設する計画で、すでに市はその土地に10億円出すことを決めてもいる。
*本紙はすでに東芝病院に関する記事の件で、国際医療福祉大学側に記事削除の警告を受けており訴訟必至です。同大に関する告発情報をどんどんお寄せ下さい

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  • 2017/05/21
  • 執筆者: Yamaoka (9:24 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第32回 五月病への漢方的対処法」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 五月病とは新年度の四月に入学、就職、転居などで環境が変わり、最初のうちは張り切っていたものの、5月のゴールデンウィーク明け頃から以下のような症状が出ることを指して言います。
○気分が落ち込む
○不安感や焦りを感じる
○疲れやすい
○仕事や勉強、家事などに集中できない、
○眠れない
○人と接することが億劫になる
○食欲がない
○めまい
○動悸
 精神的な症状だけでなく、身体的な症状も伴い、そのまま放置しておくと重症化する可能性もあります。
 新しい環境というのは、私たちが思っている以上に大きなストレスの原因となります。変化について行こうと頑張りすぎ、そのストレスが体の症状となって出てくるのです。
 たいていの場合は一過性の症状で、1〜2カ月で新しい環境に慣れるとともに自然と症状がなくなることが多いようです。
 五月病かな、と思ったら、まずはゆっくりリラックスし、気分転換をしてみましょう。

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  • 2017/04/30
  • 執筆者: Yamaoka (9:36 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第31回 ヒノキ花粉症への対処法」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 ヒノキ花粉はスギ花粉よりやや遅れて飛散が始まります。
 桜が咲き始めの頃、急に鼻水やくしゃみ・目のかゆみなどの症状が出始めてゴールデンウイークあたりまで続くとしたら、ヒノキ花粉に反応している可能性があります。
 今年は暖かくなってから一気に飛散量が増える恐れがあるようです。急に激しく出るということも考えられるので、しっかりと対策をしておいた方が良いでしょう。
<スギ花粉との違い>
 ヒノキ花粉とスギ花粉は異なるものです。ヒノキ花粉はスギ花粉よりもやや小さく、薄い形をしています。
 しかし両者は花粉の構造は似ているため、スギ花粉に対するアレルギーを持っている人はヒノキ花粉に対しても反応を起こしやすいといわれています。スギ花粉に引き続きヒノキ花粉のどちらの花粉にも反応してしまい、症状が長引いてしまう人も多いようです。
<スギとヒノキの花粉症の症状の違い>
 花粉症の四大症状「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ」はスギ花粉症と共通していますが、鼻炎症状がひどいスギ花粉に対し、ヒノキ花粉の症状は
・目のかゆみや充血、
・のどの腫れや痛み
・咳や喉のかゆみ、肌のかゆみ
など、比較的粘膜に関する症状がひどくなる傾向があるようです。
 くしゃみが多い場合はスギ花粉、目のかゆみが酷い場合はヒノキ花粉という見分け方が主流のようです。
 症状をそのまま放置しておくと、喘息や気管支炎になり重症化する恐れもあります。

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  • 2017/04/29
  • 執筆者: Yamaoka (1:05 am)

「国際医療福祉大学」かーー「東芝病院」売却巡る水面下の攻防

カテゴリ: 医療・健康
 経営再建のため半導体事業の売却を進めている「東芝」(6502。東証1部)だが、そうした資産売却の一環として「東芝病院」(冒頭写真。東京都品川区。ベット数308)の売却も検討されている。
 2兆円規模といわれる半導体事業に対し、東芝病院の売却額は100億円ほどで規模的には比べようもない。
 しかし、1945年という戦後の混乱期に設立された企業立の病院ながら現在では同地域の中核の総合病院としてなくてはならない存在になっている。一例を上げれば、同病院の産婦人科では年間約1000名もの命が誕生している。近場には他にめぼしい産婦人科はない。それは、同じく保険点数の低さから敬遠されがちな小児科についても同様で、地域住人にとって心強い味方になっている。
 したがって、売却相手によっては病院閉鎖→更地→高層マンションや商業施設建設なんてことになれば由々しき事態との懸念の声が、地域住民からは出て来ている。
 というのも、同病院はJR大井駅から徒歩7分というと都心の一等地にあり、しかもその敷地は5318坪もある。これだけの大型物件が一等地で出ることはそうあることではなく、街の再開発企画込みの大手不動産関連会社にとっては垂涎の的ともいえるからだ。
 実際、高値売却を優先すれば、むしろ東芝病院は存続できない可能性の方が自然ともいえる。
 そんななか、本紙の元に売却を巡る水面下の攻防に関しての情報が持ち込まれた。
 それによれば、具体的に出ている名前の1つは「国際医療福祉大学」(栃木県大田原市)。そう、実に36年ぶりに千葉県成田市の方で医学部新設が認められ、今年4月に開学された(上写真=入学式では安倍首相のビデオメッセージが流れた)、近年、急激にグループ規模を拡大している。
 福岡の一介の歯科医の息子だった高木邦格理事長が95年に設立するや、一代で築いた同グループは三田病院、山王病院などを傘下に置き、いまや職員1万名、学生9000名を擁するわが国を代表する一大医療系勢力になっている。

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  • 2017/04/10
  • 執筆者: Yamaoka (12:01 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第30回 ヨモギの効能」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 ヨモギは、世界各国に自生する分布域の広い植物です。
 聖書にも記載があり、「ハーブの女王」と呼ばれて古くから使われてきました。
 西洋では食用や薬用の他、魔法や呪術にも用いられていたそうです。また、エジプトではピラミッドを建てた時、ヨモギを奴隷たちのスタミナ源にしたという記録があります。
 日本では別名を「もちぐさ」と言い、古来から食用、薬用に広く利用されてきました。
 食材としてのヨモギの旬は3から5月。
 そこで今回は、このヨモギのいろんな使われ方を紹介させていただきます。

●薬としてのヨモギ

 西洋薬の研究においては、ヨモギはマラリアの治療に有効であることが分かっています。
 かつて南方戦線に従軍した日本兵士の多くがマラリアに感染し、キニーネ(マラリアの治療薬)の不足から命を落としました。その際、キニーネの代わりによもぎの絞り汁を飲ませたところ何人かがマラリアに打ち克ったという記録があります。

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  • 2017/03/28
  • 執筆者: Yamaoka (1:34 am)

「SOMPOホールディングス」が“会社乗っ取り屋”と取引!?(3)“乗っ取り”首謀者はあの「平成電電」元副社長

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が2度報じているこの疑惑、3メガ損保の一角、「SOMPOホールディングス」(昨年10月まで「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」。8630。東証1部。東京都新宿区)ともあろうものが、代理店契約を結んでいた会社を切り、そこの元専務らが違法手段も使って画策し裏で新たに設立した同業会社と、その違法性を知りながら新たに代理店契約を結んでいると思われるだけでも大いにマズイと思うが、何とこの元専務、巨額詐欺事件に発展し、世間を騒がせたあの「平成電電」(東京都渋谷区)の元副社長を務めていたことがわかったので追加報道する。
 平成電電は1990年創業。03年7月から、自前の通信機器を使って電話料金を低く抑える固定電話サービスを開始。しかし契約者数の伸び悩みから、関連会社2社が平成電電に貸す機器の購入資金を集める匿名組合を設立。この高金利に引かれ、約2万人から約500億円集めたが、05年10月、経営破綻し民再適用となるも06年6月破産開始決定に。
 07年3月、その集めた資金の一部、約3億6000万円は、通信機器の購入をするつもりがないのに指示して集めたとして、社長だった佐藤賢治ら5人が詐欺罪で逮捕され、13年3月、佐藤には懲役10年の実刑判決が下っている。
(冒頭写真=民再申請につき記者会見時のもの。中央人物が佐藤社長)

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  • 2017/03/03
  • 執筆者: Yamaoka (5:11 pm)

「SOMPOホールディングス」が“会社乗っ取り屋”と取引!?(2)

カテゴリ: 医療・健康
 2月27日に報じた、3メガ損保の一角、「SOMPOホールディングス」(昨年10月まで「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」。8630。東証1部。東京都新宿区)が、代理店契約を結んでいたF社を切り、そこの専務らが違法手段も使って画策し新たに設立した同業会社S社と、その違法性を知りながら、SOMPOは新たに代理店契約を結んでいると思われる件の続報ーー。
 まず、前回、説明を抜かしていたが、“会社を乗っ取られた”格好のF社は、単なる損保の代理店ではない。
 F社が売り込んだ「PCの保守費用を削減する」ノウハウ(=System Cost Careという。その際、損保会社と契約することが条件。冒頭写真はそのシステムと従来保守契約とのコスト比較図=F社パンフより抜粋)が優れているとして、SOMPO側とそれに関しての業務提携契約まで結んでいた。その販売のみを取り扱う代理店契約だったのだ。
 代理店契約は11年1月、業務提携は13年4月に結ばれた。
 そして、同年6月からはF社の問題の専務が、SOMPOの子会社に週3回出向して営業するとする契約を結ぶほどだった。
 翌年には早くもF社は顧客70社、保険料売上が1億円を超えていた。
 将来的に売上げははるかに大きくなる見込みで、それだけの旨み、利権がある会社だったからこそ、出向のなかでF社専務とSOMPO側担当者とが癒着し“会社乗っ取り”となったと思われる。

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  • 2017/02/27
  • 執筆者: Yamaoka (6:59 pm)

「SOMPOホールディングス」が“会社乗っ取り屋”と取引!?

カテゴリ: 医療・健康
「SOMPOホールディングス」(昨年10月まで「損保ジャパン日本興亜ホールディングス」。8630。東証1部。東京都新宿区)といえば、3メガ損保の一角。
 巨大なだけに、契約件数も多く、そうなるとなかにはクレイマー的な顧客もいるだろうから、契約を巡るトラブルが発生するのはある意味、避けられないことだろう。
 しかしながら、今回はそれ以外の看過出来ないと思われる内容なので取り上げる。
 本紙では14年11月にSOMPOのことを一度取り上げているが、それも担当の損保レディーが反社人物とつきあいがあることが判明したので、不安に思い顧客が担当者替えを求めると、逆に契約延長を切られるという理不尽とも思えるケースだったからだ。
 今回、告発して来たのはSOMPO側と代理店契約を結んでいたF社(東京都世田谷区)の社長。
 F社は代理店契約を切られたが、実は同じ業務を行う会社を元部下が新たに設立し、会社を乗っ取った格好。その画策のなかで、新会社S社(福岡市中央区)側は犯罪にも抵触し、そのことをSOMPO側は知っているにも拘わらず、そのS社と代理店契約を結び、いまも取引を行っているというのだ。
 これが事実なら、やはり看過できないだろう。

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  • 2017/01/26
  • 執筆者: Yamaoka (10:57 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第29回 家庭で試せる漢方的『花粉症』撃退法」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 今年もまた「花粉症」の季節が近づいて来ました。
 予報では、今年のスギの花粉飛散量は昨年に比べ東日本は平年並み、西日本では1.5〜2倍とのことです。
「花粉症」という言葉はここ数十年に一般的になった病名なので、漢方の古典にはこの言葉は出てきません。
 ですが、同様の症状を現す「鼻きゅう」、「鼻淵」(びえん)などの言葉はあり、したがって、漢方の治療法はあります。
 漢方の医学理論について書いてある中国最古の医学書『黄帝内経』には「春の病気の原因は冬に作られる」とありますが、花粉症はその代表ということができます。
 漢方では花粉症の症状のうち、水様の鼻水が溢れ出る症状(=鼻きゅう)の原因を「水毒」と考えます。春は冬には凍っていた病が溶けて溢れ出す季節ともいえます。
 また鼻水、くしゃみ、皮膚や目の痒みは、漢方では全て「肺」に属する病と考えます。そして、肺は胃腸の働きと深い関係にあると考えます。
 ところで、漢方の治療方法は大きく、体質改善をする本治法と、対症療法的な標治法の2つに分けられます。
 本治法は養生を中心にその人の体質にあった方法をとりますが、共通する注意点としては、
・風邪を引かないこと
・寝不足や過労
・便秘
が上げられます。
 さて、いよいよ具体的な治療法です。
 実は本治法、標治法のどちらにも使え、家庭でも簡単に作れる点鼻薬があります。
●太白ごま油
 これが主役。

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  • 2017/01/17
  • 執筆者: Yamaoka (3:23 pm)

本紙が3年半前から追及ーーついに逮捕された「ウソ」性病診断クリニック医師

カテゴリ: 医療・健康
 警視庁捜査2課は本日午前、「新宿セントラルクリニック」の林道也院長(69)を詐欺容疑で逮捕した。
 本紙では他のマスコミに先駆け、3年半前からこの疑惑を取り上げ追及していた。罹ってもいないのに患者に「性病」と告げ、診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っていたというもの。
 同クリニックは東京は地下鉄「新宿3丁目」の地上出口すぐ前のビルにあり、同地下鉄に電飾看板を複数出し、一時は都心へ通勤するビジネスマンなどで繁盛していたようだ。逆にいえば、同様の被害が相当数あったと思われる。
 その手口に関しては、本紙の過去記事をご覧いただきたい。
 本紙に告発があった患者はその後、民事訴訟を起こし、林容疑者は上告までして争ったものの、昨年2月棄却になり敗訴確定。その他にも少なくとも2人の患者が民事提訴し係争中で、そのうちの1件も一審ながら15年8月、林容疑者は敗訴。そこでは、ハッキリと「詐欺行為」と認定されていた
 その一方、告発した患者含め3人が刑事告訴もしていた。
 この林院長、民事訴訟のなかで、本紙と告発した患者が組んでカネを脅し取ろうとしているなどと指摘。また、15年11から12月にかけては本紙・山岡にメールして来て(以下に転載)、名誉毀損、威力業務妨害に当たるとして提訴を匂わせるなどしていた。

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  • 2017/01/08
  • 執筆者: Yamaoka (3:33 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第28回 ノロウイルスにご注意!」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 ノロウイルスの流行により、餅つき大会を中止する団体が増えているという報道がありました。
 私自身はまだ罹ったことはないのですが、その症状による苦しみは多くの患者さんから聞いております。
 ノロウイルスは主に牡蛎などの二枚貝に生存し、付着した食べ物などから人に感染します。そして胃腸などの消化管の粘膜細胞でどんどん増殖します。通常のウイルスや細菌は胃酸で死滅するのですが、ノロは死滅することなく胃粘膜でも増殖し続けます。ただし、感染したとしても免疫力の強い人は症状が出ません。そして増殖したウイルスは嘔吐や下痢などにより体外に排出されます。
 ウイルスは嘔吐物や大便に多く含まれており、その一部は飛まつとなって空気中を飛び回り、感染を繰り返します。
 後漢の時代の医学書「傷寒論(しょうかんろん)」には、急性熱性の伝染病の病気の経過と治療法が細かく書かれています。この傷寒論に「霍乱病(かくらんびょう)」という篇があります。
 霍乱病とは「発熱、頭痛、悪寒などがあり、吐いて下痢をする。熱がこもり水を飲みたくなるような場合は五苓散、冷えて水を欲しがらない場合は理中丸(人参湯)が良い」と述べられており、これがまさにノロの症状と言えます。
 通常は吐くか下痢するかどちらか一方なのですが、両方いっぺんに来るのは重症度が高く、脱水などにうまく対処しなくては命の危険さえあります。傷寒論には刻々と変化する症状に対応する漢方薬が、事細かに示されています。

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  • 2016/12/11
  • 執筆者: Yamaoka (3:10 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第27回 大麻成分を利用した便秘用漢方薬」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 このところ大麻の事件が多く報道されておりますが、大麻は漢方において重要な生薬でもあります。
 明治時代には葉も薬として使用されていましたが、現在では大麻取締法により限られた部位のみが使われています。
■大麻取締法(抜粋)
第一条  この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
 この大麻取締法によれば、種子は使ってよいということになります。
 大麻の種である麻子仁(ましにん)は、
麻子仁丸(ましにんがん)
炙甘草湯(シャカンゾウトウ)
潤腸湯(ジュンチョウトウ)、
など、保険適用にもなっている漢方処方に配合されています。
 麻子仁はアサ科のアサの果実です。
「古方薬議」という医書には
「血液の循環を滑らかにし、諸臓器の機能や新陳代謝を亢進させ、大腸の炎症、便の停滞、排尿痛のあるものなどを治す」
という意味の記載がされています。
 以下、麻子仁が配合されている漢方処方の代表の麻子仁丸を紹介させていただきます。

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  • 2016/11/06
  • 執筆者: Yamaoka (9:26 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第26回 肺の症状が出やすいこの時期の対策」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

  秋から冬にかけて空気が乾燥し、肺の症状が出やすい季節になります。
 肺はとてもデリケートな臓器で,適度にしっとりと湿っているのが良い状態です。カラカラでもビショビショでも働きが悪くなります。
 この時期は空気の乾燥によりノドや気道の粘膜の潤いがなくなり、日ごろ肺に問題がない人でも咳が出やすくなります。また、漢方では「肺」というと呼吸器だけではなく鼻、皮膚なども含みますので、喘息だけでなく、鼻炎や皮膚疾患をお持ちの方も注意が必要な季節です。
 空気の乾燥や体の水分不足で充分な粘液を分泌できないと、粘膜の表面はカラカラに乾いてしまいます。適度な潤いが無いと粘膜を守ることができません。少しの刺激でダメージを負いやすくなってしまい、咳や痛みが発生するようになります。乾燥が起こっているときの痰は量が少なく、その分粘りが強いため流れが悪くなり、ノドにはりついて排出しにくくなります。水分不足ではりついた濃い痰を排出するために、激しい咳が出るようになります。こみ上げるように咳き込み、顔を真っ赤にして咳き込む人も多いようです。
 対策としては

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  • 2016/10/09
  • 執筆者: Yamaoka (11:17 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第25回 米は宇宙第一、最上至極の良物」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 新米の出回る季節になりました。
 今回は米について。
 漢方に配合される生薬には、食品として通常食べているものも多くあり、米もそのうちの一つです。
 生薬名を粳米(こうべい)と言い、白虎湯、白虎加人参湯、桃花湯、麦門冬湯、清暑益気湯などの漢方処方に配合されています。
 米にはウルチゴメとモチゴメの二つがあります。
 粳米(こうべい)………ウルチゴメ
 糯米(じゅべい)………モチゴメ
 ウルチゴメは常食用にしているものであり、粳米はこちらを使います。玄米にした状態で古いもの(陳倉米)が適しているとされています。
「重湯」は粳米の玄米を煮て上澄みを布巾で濾して少量の天然の食塩で味を調えた薬湯で、最高のランクの薬と言われます。
 米の素晴らしさについて『古訓医伝』という本に次のような内容が記載されています。
「粳米は天地中和平温(バランスの良い)の性質を具えた、宇宙第一、最上至極の良物である。これがあれば生きることができ、これが無ければ死んでしまうというくらいの、一日も欠かすべきではないものである。
 その効能は元気を保続し、胃の働きを良くし、体液を生じ、口渇を止め、イライラを除き、熱を冷ます。味は柔らかく淡白で、他の食物でこれほど優れたものは無い。粳米は最上の良物であるけれども、飽食すれば必ず病気になる。食べ過ぎてはいけない。言うまでもなく他の食物も同じである。粳米の能、胃気を扶持し、体液を作り出す働きは、粳米の右に出る者は無い」

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  • 2016/09/30
  • 執筆者: Yamaoka (6:58 pm)

本紙追及の「ウソ」性病診断クリニック医師ーー保険医取り消しになっていた

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が早くから、罹ってもいないのに患者に「性病」と告げ診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っている「詐欺行為」疑惑を指摘。裁判で敗訴判決が出たことで、大手マスコミでもようやく取り上げるようになった「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也院長(医師)が、保険医登録を取り消されていたことがわかった(以下に、その証拠文書を転載)。
 もっとも、同クリニックはいまも同じところで営業している。
 保険医登録を取り消されたからといって、別に医者の資格がなくなるわけではないからクリニックを続けるのは勝手と言えば勝手。ただし、患者は健康保険を使えず全額自己負担となるから、よほど独自の治療法や、専門性がなければ、患者を確保するのはひじょうに厳しいことだろう。
 ところが、林院長、こんな手を使っていることがわかった。

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  • 2016/08/31
  • 執筆者: Yamaoka (4:00 pm)

画像取り違えで悪性リンパ腫手術ーー再検査せず、手術した旧国立病院に対し患者が提訴へ

カテゴリ: 医療・健康
 広島県福山市在住の会社社長Tサン(50代)は昨年8月ごろ、40度近い熱が高熱が2週間も続き体重が25キロも減少。掛かり付けの市内クリニックを受診したが、同年10月に同クリニックの紹介でM市医師会病院検診センターでPET-CT(写真はイメージです)を撮影。
 その結果、悪性リンパ腫が体全体に回っておりこのままでは命にも関わるということで、掛かり付けクリニックの紹介で今度は旧国立病院を紹介もらい同年11月、睾丸摘出手術を受けた。
 ところが、退院後、手術を担当したM医師から電話があり、「睾丸から悪い腫瘍は摘出されなかったので、今度は頸部のリンパを摘出したい」との電話が。
 しかし、不安を抱いたTサンはM医師に「手術の前に再検査して下さい」と懇願したが、M医師は「10月にPET-CTを撮影して1カ月も経ってないから結果が変わるわけがない」と取り合ってくれなかったという。
 Tサンが不安を抱いたというのは、

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  • 2016/07/04
  • 執筆者: Yamaoka (12:24 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第24回 梅雨時の“水毒”にご注意!」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 関東地方はすでに日中は真夏並みの30度を超える日も。それでいて、梅雨特有のじめじめ感があるので蒸し暑いと来ている。
 そんなわけで、7月半ばの梅雨明けを待たず、すでに水をガボガボ、ついでにアイスなどの冷たいものをバンバン摂っている方も多いはず。
 確かに、体にとって水は必要不可欠。だが、多過ぎると体に害を及ぼす“水毒”となると漢方では考えます。
 その主は症状は、体が重だるい、痺れ、むくみ、めまい、頭痛、耳鳴り、うつ症状、高血圧、アレルギー性鼻炎、喘息、下痢、頻尿、皮膚病……。
 水毒のサインとして、下写真のように特有の舌に歯型がくっきり付くこともあります。
 日本という国は、湿度が高いために細菌が繁殖しやすく、カビが発生しやすい風土です。人体においては、湿気のために汗が発散できずにこもり、新陳代謝が妨げられやすくなります。四季があり風光明媚な国である日本は、じつは人体にとっては厳しい風土なのです。特に湿度が高くなるこの梅雨時期、さらに真夏時期もこの傾向が強くなります。
 なかでも気圧が変動し低気圧になる時、体は水を溜め込む傾向があります。雨や台風の前日は特に注意しましょう。体内に水が溜まりやすくなる一方で、かんじんなところは水が不足し、脱水から熱中症が増加し始めるのもこの時期です。
 では、水毒を溜めないために、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

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  • 2016/06/14
  • 執筆者: Yamaoka (6:49 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第23回 漢方医学から見た不眠症対策」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

「不眠症で困っている」という患者さんがとても多いですが、本当に不眠症なのでしょうか?
 日本睡眠学会では、「不眠症」を以下のように定義しています。

■夜間なかなか眠れず、寝つくのに普段より2時間以上かかる「入眠障害」
■一旦寝ついても夜中に目が醒めやすく、一晩2回以上目が醒める「中間覚醒」
■朝起きたときにぐっすり眠った感じの得られない「熟眠障害」
■朝、普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまう「早朝覚醒」
 以上の訴えのどれかが「週2回以上」見られ、なおかつその状態が「少なくとも1ヵ月間」は持続すること。
 不眠のため自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられること。そして、不眠の原因が他の疾患や薬剤によるものではない。
 
 以上を全て兼ね備えたものが「不眠症」です。
 睡眠に関してはまだまだ解明されていないことが多く、現在通説となっていることも医学的な根拠はないものが多くあります。

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  • 2016/05/28
  • 執筆者: Yamaoka (11:50 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第22回 漢方医学から見た睡眠のメカニズム」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 漢方医学では、睡眠のメカニズムを陰陽の働きによって説明します。
 日中は、気が陽の部位である体表や上半身に多く集まり、目や脳を働かせます。やがて夜になると、気は臓腑のある陰の部位に入って眠りにつきます。

欠伸(あくび)はなぜ出る?

 陽は人の頭脳のある上部を司り、陰は人の臓腑のある下部を司っています。夜になって陰気が上って脳を占め、陽気が下って臓腑に入ると人は眠りにつきます。しかし、夜になっても陰気が下にあって陽気が上にあると眠ることができません。そこで陽気は上から陰気を引き上げ、陰気は下から陽気を引き下ろそうとして、互いに引っ張り合うことになります。これが欠伸です。
 欠伸は自然に陰陽が交流して眠りに入ろうとしているサインなのです。
 夜になっても気が陰に入ることができないと寝付くことができません。アルコールや刺激物、ストレス過剰でイライラして陽の気が過剰になった場合や、うまく気が陰に入れない場合などに起こります。また、中途覚醒や早朝覚醒によって十分に気が臓器を巡らないうちに目が覚めてしまう状態が続くと、だんだんと陰である臓器が弱っていきます。その結果、肝や腎が弱り、様々な症状が現れてきます。

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  • 2016/05/13
  • 執筆者: Yamaoka (1:01 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第21回 杏仁の効能」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 杏仁(きょうにん)とは杏(あんず)の核を割ると出てくる白い種肉の部分です。
 あんずは、英語でアプリコットと言い、古くから食用、薬用など広く使われてきました。日本でも平安時代から薬として用いられていました。梅や桜に似ている花は淡いピンク色で、信州では桜より少し早い3〜4月に花が咲き、実が熟すのは6月ごろです。
 果肉から取り出した核を、乾燥した後に割って種子を取り出したものが生薬の杏仁です。
 同じものでも薬用と食用で読み方が異なり、薬用は杏仁(きょうにん)、食用は杏仁(あんにん)と呼ばれています。
 薬用には苦みの強い苦杏仁(クキョウニン)、食用には甘みのある甜杏仁(テンキョウニン)が使われます。

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