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  • 2015/09/18
  • 執筆者: Yamaoka (1:03 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第9回 秋の養生法」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

「スポーツの秋」「食欲の秋」と言われるように、日本の秋は一年中で最もさわやかな季節です。秋のキーワードは「収」。生命力をからだの内側にしまいこみ、春から夏に身に付けたものを発揮する時期です。スポーツの試合や学芸会などの発表会にふさわしい季節といえるでしょう。
 また、「実りの秋」と言われるように、食べ物の少なくなる冬に備えて、よく食べてからだに必要な栄養を蓄えておく季節です。
 だんだん寒くなって、日が短くなり心の中で物寂しさを感じ、情緒が不安定になったり感傷的になりやすくなります。感性が研ぎ澄まされるので芸術に親しむのにも良い季節です。キリリと引き締まった気分になり、人や自分に対して厳しくなりがちですが、行き過ぎはいけません。
 まもなくやって来る冬を迎えるためにも秋のようにさわやかに過ごしたいものです。
 漢方の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」では、秋の養生法を次のように述べています。
「この季節には、鶏の寝起きのように、早く寝て早く起きることであり、心を安らかにして、くやまず精神を落ち着かせて、秋の気が身体を損なうことのないようにし、やたらと動きまわって、肺を冷やさないようにしなさい。これが秋の季節に調和した養生法であります。もし、これに逆らって、精神を動揺させたり、秋の冷えにあたり肺を冷やしたりすると肺を損傷したり、冬になって下痢をしたりします」

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  • 2015/09/17
  • 執筆者: Yamaoka (3:54 am)

背任容疑などで刑事告訴へーーあの旧皇族・竹田家関連「松見病院」売却巡り

カテゴリ: 医療・健康
 東京都小平市の医療法人「十字会」経営の「松見病院」(冒頭写真。精神科中心。ベット数280床)は旧皇族・竹田家にも連なる松見一族が創業し長らく経営していたが、内紛の上、借金も重なり、売却話まで出ていたことは昨年9月、本紙でも既報の通り。
 その松見病院がすでに売却され、しかもその売却を巡り、理事長らに背任、業務上横領の疑いがある上、反社勢力も関与しているとして、社員理事だった4人が近く警視庁に告訴することがわかった。
 実は今年4月、医療法人名は「弥栄病院」、病院名も「やさか記念病院」に変わっており、売却されたのは6月22日。
 買収したのは「バイオシステム」(東京都中央区)なる会社。
 現在も十字会改め弥栄病院がバイオシステムから賃借し病院経営をしているが、予定では今年11月末で東京都に病院廃止届けを出し、以降は、大手医療法人社団「葵会」(東京都千代田区。新谷幸義理事長=横写真)が経営するという。
 買収したバイオシステムは医療施設の経理事務の受託などを行う葵会の関連会社で、代表は葵会の新谷理事長。
 十字会改め弥栄病院の理事長は松見一族から、すでに昨年7月、外部から乗り込んで来た歯科医に変わっていたのだが、松見イク、竹田昌子両元理事長ら松見一族側の4人は、この歯科医と経理担当者が共謀し売却したとして告訴するという。
 それにしても、繰り返すが、反社勢力も関わり、最低でも数億円のカネがそちら側に流れることになっているというのだ。いったい、どういうことなのか?

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  • 2015/09/11
  • 執筆者: Yamaoka (1:08 am)

本紙追及の「ウソ」性病診断医師、2審も敗訴ーーも、未だ診療中で被害拡大の懸念

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が徹底追及している「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也院長(医師)だが、9月9日、高裁判決があり、浜秀樹・東京高裁裁判長は1審通り、「故意に(性病に罹っていると)虚偽診断して不必要な医療行為を行った」として約25万円の支払いを求める理由があるとして、林院長の控訴を棄却した(冒頭写真=その判決文)。
 林院長に対しては、本紙でも既報のように、同じ内容で別の患者からも訴訟提起され、8月19日、同じ東京地裁でこちらは「詐欺行為」だとして約50万円の支払い命令も出ている
 また、今回の高裁判決が出た訴訟の60代被控訴人(元患者)は、
すでに警視庁四谷署に詐欺及び傷害罪で刑事告訴し受理され、捜査中だ。

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  • 2015/09/01
  • 執筆者: Yamaoka (12:29 am)

本紙追及の「ウソ」性病診断医師――NHKニュースでも「詐欺行為」と地裁認定と報道

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が2年以上前から、罹ってもいないのに「性病」と告げ、診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っている疑惑があると追及している「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也医師(院長)ーー去る8月19日、同医師を提訴した2人目の患者との損害賠償請求訴訟の一審判決が東京地裁であり、裁判長は同医師の診断を「詐欺行為」と認め、約50万円の支払いを命じた。
 本紙は今回ウォッチを怠っており報告が遅くなってしまったが、一人目の患者の一審判決(現在、控訴審判決待ち)でも「故意に虚偽診断して不必要な医療行為を行った」として賠償命令が出ているが、同様の内容で、今回判決はハッキリと「詐欺行為」と断じた。
 その結果かどうか、今回はNHKニュースなど全国キー局、全国紙もほとんどが「新宿セントラルクリニック」の実名を挙げ報じた。

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  • 2015/08/25
  • 執筆者: Yamaoka (1:30 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第8回 真夏の汗対策(止め方・止めるツボ)」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 真夏には汗がダラダラ。多汗症の方なら尚更です。
 手のひら、脇、顔、足の裏などから多く出るようですが、そのなかでも一番厄介なのは顔にかく汗でしょう。
 他の場所なら他人にバレずに済むことも多いですが、顔の汗はどうしても隠すことができません。特に仕事の最中にかく顔の汗は、相手とのコミュニケーションに支障をきたす場合もあります。
 そこで、「圧反射現象」(「半側発汗」とも呼ばれる)という体の反応があるのをご存知でしょうか。
 汗の研究、体温調節研究の世界的権威であり、鍼灸の研究にも力を入れ全日本鍼灸学会の初代会長にもなられた生理学者・高木健太郎先生により発見された体の反応です。
 押されている側の発汗が反射的に抑制され、その反対側が代償的に発汗が増えるという体の反応のことです。この皮膚圧反射は圧迫した周辺だけでなく、身体の半身という広い範囲が単位となります。
 上下で見ると、上半身を締め付ければ、上半身の皮膚温は下がり発汗が抑制されるとともに、下半身の皮膚温が上がり発汗が増加します。逆に下半身を締め付ければ、下半身の皮膚温は下がり発汗が抑制されるとともに、上半身の皮膚温が上がり発汗が増加します。
 一方、左右で見ると、右側を下にして寝ると下側は発汗が抑制され、上側(左側)は発汗が増します。

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  • 2015/08/12
  • 執筆者: Yamaoka (11:52 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第7回 夏バテの漢方処方」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。

 夏バテを防ぐ“特効薬”はなく、日々の養生、生活習慣の改善で乗り切るしかありません。
 しかし、いろいろと気をつけていてもいよいよバテて来てしまった、という時のための夏バテの漢方処方を今回は紹介しましょう。
【清暑益気湯(せいしょえっきとう)】
 名前からして涼しげな処方です。
 清暑”は暑さによる症状を清涼する、“益気”は気を益して元気を出すという意味です。
 夏の暑い最中は、どうしても冷たいものや喉ごしの良いものが多くなりがちです。
 冷たい飲食物によってまずダメージを受けるのは胃腸です。漢方では胃腸は単なる消化吸収のための臓器ではなく、生命の維持に必要な「気」を作る大切な場所と考えます。胃腸は冷えて湿気が多い状態ではうまく働きません。
 また、強い冷房により自律神経が乱れ、ただでさえ少なくなっている気が体温の調整のためにフル稼働しなくてはならず、ますます気が少なくなります。
 さらに、汗をかくということは、汗といっしょに気も漏れると漢方では考えます。
 つまり、夏は胃腸で気がうまく作られず、さらに汗や冷房による温度差の調整のために気が消耗されやすい季節ということができます。

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  • 2015/08/05
  • 執筆者: Yamaoka (11:09 pm)

特養も例外ではないーー元入居者無縁仏を6年もお墓に入れず

カテゴリ: 医療・健康
 7月13日、千葉県警は入居女性(86)の耳に6針縫うケガを負わせたとして四街道市内の特別養護老人ホーム(特養)の元職員(28)を傷害容疑で逮捕した。7月30日にも、大阪府警が入居男性(71)の顔面を殴るなどしたとして同容疑で、吹田市内の特護の職員(28)を逮捕している。
 豊富な補助金が出る分、最寄り自治体の目が厳しく、安心度が高いと見られている特養だが、こうした報道を見ると他の高齢者施設同様、特養も決して例外ではないようだ。
 それどころか、東京都東村山市内の特養では、無縁仏となった入居者の遺骨2体が、6年近く経った未だお墓に納骨されず、施設内に“放置”されているという。
 しかも、当初遺骨は粗大ゴミと一緒の部屋に置かれ、さすがに職員から指摘され、その後、事務室に移されたとの情報も(とはいえ、ここでもただ置かれているだけで、職員が祈るわけでもない)。
 これでは浮かばれないし、それ以前に亡くなった当人も生前、こんな状態にされるとは思ってもいなかったのではないか。
 本紙はこの情報を得て連絡、その特養の理事長らが取材に応じた結果、やむを得ない事情あってのことというものの、元入居者の遺骨2体が6年近く納骨されていない事実は認めた。
 では、そのやむを得ない事情とは何だというのか?

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  • 2015/07/23
  • 執筆者: Yamaoka (4:37 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第6回 夏の土用の養生ーーウナギは漢方的にはNG」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。


 夏の土用は立秋の前の約18日間を指します。
 今年2015年の夏の土用は7月20日から8月6日です。
「土用」というのはじつは夏だけではなく春、夏、秋、冬それぞれの季節にあるもので、その季節を破壊して次の季節を再生する時期ということになります。春を壊して夏になり、夏を壊して秋になる、という具合で季節が巡るのですが、それを自然界の「土」の働き(土は様々なものを分解し、新しく育てる)に見立てているのです。
 そんな土用の時期は、季節の変わり目で気候も不安定になり、自然界の影響を受けて人も体調を崩しやすくなります。特に五行(木火土金水)で土に配当される胃腸の働きを崩しやすくなります。
 この夏の土用のころは、高温で湿度も高い日が続きます。この季節は汗が出にくかったり、汗をかいてもすぐには乾かずベタベタします。また汗で湿った衣服や雨に濡れたり、住まいの湿気などが原因で『湿邪(しつじゃ)』を受けやすくなります。湿邪が体の浅い部分を侵すと、
・関節が重い感じで動かしにくくなる
・体全体が重だるい
・むくみやすくなる
・おっくうで疲れた感じ
といった症状が出やすくなります。

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  • 2015/07/17
  • 執筆者: Yamaoka (2:27 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第5回 夏バテには緑豆がお勧め」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。

 青小豆とも呼ばれる緑豆(りょうとう)は、「緑豆春雨」や「もやし」の材料になる豆です。
 日本ではなぜかあまり使われませんが,お粥,スープ,お菓子など様々な用途に利用でき,薬効も優れているおすすめの食材です。台湾や中国では食材やお菓子の材料としてスーパーなどで売られています。
 2から3時間水に浸すと料理でき火が通るので、黒豆や小豆など一晩水に漬けてから調理する他の豆に比べて料理のしやすい豆です。
 ジメジメした梅雨から初夏のこの時期は体に水が溜まりやすくなったり、食品も傷みやすく食あたりの心配も出てきます。強い利尿作用,殺菌作用を持ち、体にこもった熱をとる緑豆は、夏バテや食中毒の予防にうってつけの食材です。

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  • 2015/06/30
  • 執筆者: Yamaoka (12:50 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第4回 熱中症対策」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。

 本連載第2回では、水の摂りすぎによる「水毒」について解説しました。今回はその逆、水分不足による「脱水」についてです。
 これから夏本番ーー熱中症対策には水分補給が重要な鍵を握りますが、水分の摂取が多すぎても胃腸の状態を悪くして夏バテにもなってしまうから夏の過ごし方はやっかいです。カラカラでもダメ、ビショビショでもだめなのです。
 脱水により起こる症状は急激で生命の危機に直結するものが多く、発症してその日のうちに亡くなってしまう熱中症の死亡事故が、毎年報道されています(多い年は1000名以上亡くなられています)。
 漢方の古典にも熱中症の記載があり中熱、中暍(ちゅうあつ)、中暑という表現で書かれています。
<熱中症予防には水摂取と塩分補給>
 熱中症は、暑さによる発汗による脱水、末梢血管の拡張による血液の循環量の減少によって起こります。めまいや吐き気、食欲不振、失神などの症状で、処置を誤ると死に至る場合もあります。
 マメに水分補給することと、塩分補給が必要です。
 塩分は血圧上昇の原因物質とされ、塩分控え目が日常化している人も多いと思いますが、夏場に減塩するのは危険です。こと熱中症対策では積極的に塩分を摂ることが必要です。
 熱中症になってすぐ行われる医療的措置は点滴です。点滴は電解質(塩分)入り水の補給。電解質飲用水が薬局などでも販売されていますので(大塚製薬からOS-1《オーエスワン》という商品名で発売されています)これを飲むのもいいでしょう。また、水と一緒に塩コンブ、塩飴、梅干しなどで塩分を補給する方法もあります。お勧めは梅干しです。夏場は毎日、梅干しを1か2個食べるようにすると汗で失われた塩分の補給にもなります。また、スイカに塩をかけて食べるのも理にかなっています。

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  • 2015/06/18
  • 執筆者: Yamaoka (7:25 pm)

患者死亡も意に介さない!? あの慈恵医大「神の手」教授ご一行のハレンチ宴会写真

カテゴリ: 医療・健康
 今年3月31日、大動脈瘤の手術を受けたものの死亡した男性(当時74)の遺族が、「東京慈恵会医科大学」(東京都港区)と、担当医の大木隆生教授(付属病院医師)を提訴したことは、本紙でも既報の通り。
 それから約1カ月半後の5月17日、大木教授率いる総勢約70名の慈恵大外科医局員一行は熱海へ温泉旅行に。年に1度やっている親睦行事。
 冒頭の写真は、その一行の宴会時のショット。写真上を見ていただければおわかりのように、「東京慈恵会医科大学外科 御一行様」となっており、壇上に全裸に近い格好でポーズを取っているこの異常な集団(右端は女性)は、大木教授が指導する慈恵医大勤務の歴とした外科医なのだ。
 いくら年に一度の親睦行事といえど、常軌を逸しているようにも感じるのは本紙だけだろうか。本紙の品位も汚されるようで嫌なのだが、真相を伝えるためあえて載せた次第。
 そして、関係者によれば、その写真を撮ったのは大木教授とのこと。下には、大木教授も一緒に写っている、浴衣をはだけ半裸状態の同じくハレンチとしかいいようがない集合写真も掲載した(+大木教授が外科医局員に出した本音が垣間見られるメールも)。
 いずれにしろ、こんな写真を見たら提訴した遺族はどう思うだろうか。また、あなたはこんな医師に生死にも関わる手術を任せる気になるだろうか。
 確かに、過失がなくても手術結果がよくなく死亡する例もある。100歩譲り、例えそうだとしても、患者のことを本当に考えていれば、提訴されほどない時期、こんな乱痴気騒ぎが出来るものだろうか。

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  • 2015/06/16
  • 執筆者: Yamaoka (4:57 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第3回 台所で作れる華岡青洲秘伝の紫雲膏」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。


 漢方薬には飲み薬だけでなく塗り薬もあります。その代表的なものが犂訴のオロナイン瓩箸盡討个譴觧膠盛僂任后
 夏本番になればあせも、虫指されがひどくなりますがそれにも効あり。皮膚のかぶれ全体、ひび・あかぎれ、あせも、痔などに使われます。皮膚の再生を促す作用があり、副作用もほとんどない人気の軟膏です。特にやけどでケロイド状になった皮膚の改善や褥瘡(床ずれ)などには目を見張るものがあり、皮膚の若々しさを保つので化粧下地としても使えます。私は毎日、リップクリームとして使っています。
 現在、漢方メーカー数社から発売されてドラッグストアでも入手可能ですし、手作りすることも可能です。
 さて、ここで紫雲膏を創薬した江戸時代の医者・華岡青洲(横写真)について簡単に紹介させていただきます。華岡青洲は、当時としては珍しい「漢蘭折衷派 (かんらんせっちゅうは)」の医者でした。漢蘭折衷とは、漢方と西洋医学のそれぞれの良い所を活かそうという、当時としては最先端の考え方でした。この時代は、医学の主流は漢方で、蘭方(西洋医学)は基本的に禁止されていました。しかし、ケガや手術の治療はやはり蘭方の方が圧倒的に優れています。華岡青洲は金創医(外科)でしたので、麻酔をして手術をすれば不治の病と言われていた病気ケガで亡くなる人も救える可能性があることを知っていました。チョウセンアサガオやトリカブトを主成分の漢方の全身麻酔剤・通仙散(つうせんさん)を開発し、1804年に世界初の全身麻酔による乳がん手術を行いました。

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  • 2015/06/11
  • 執筆者: Yamaoka (10:46 pm)

区が立ち入り検査もーーあの「ウソ」性病診断クリニックに(広告看板撤去は鉄道会社で差異)

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が徹底追及している「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)と林道也院長(医師)−−本紙指摘通り、今年3月、東京地裁で、診療代や薬の手数料稼ぎなどのために患者に性病に罹っていると虚偽を告げて診療していたとして賠償命令が出たのは既報の通り。刑事告訴も受理済
 一審判決(被告クリニック側は控訴)とはいえ、新宿区はこれを重く見、今後、医療法に基き、同クリニックに立ち入り検査することもあり得ると、吉住健一区長が訴訟原告に、一審判決後の今年4月に回答していたことがわかった(以下に、その「文書」を転載)。また、疑惑を指摘されていた2年も前から都は林医師に対し説明を求めて来たが、未だ明確な回答が得られていない事情もあるようだ。
 ところで、同クリニックは新宿駅周辺に広告看板を出していたが、ここまでの状況になっても、撤去に関し鉄道会社3社の対応は異なるようだ。

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  • 2015/05/30
  • 執筆者: Yamaoka (8:18 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第2回 梅雨期の養生実践法(水毒)」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。

 今回は梅雨の時期の過ごし方を中心に書かせていただきます。
 漢方の考え方の一つに、“気血水理論”というものがあります。
 人の体を車に例えると、気はエンジン、血はガソリン、水はラジエーター(加熱を防ぐ水)といったところです。どれが欠けても車はうまく動きません。ただし、水に関しては多過ぎると逆に毒になり、これを漢方では「水毒」と呼びます。
 日本という国は湿度が高いため、細菌が繁殖しやすく、新陳代謝が妨げられやすいという、実は人体にとっては厳しい風土なのです。特に湿度が高くなる梅雨〜夏は、湿気で皮膚が塞がれうまく汗を蒸発できず、体内に水が溜まりやすくなります。そして行き場の無くなった水は水毒として体にたまり、悪影響を及ぼします。
 この「水毒」によって、さまざまな症状が引き起こされます。

 体が重だるい、痺れ、むくみ、めまい、頭痛、耳鳴り、うつ症状、高血圧、アレルギー性鼻炎、喘息、下痢、頻尿、皮膚病……。

 水毒があるという目印としては、横写真のように舌に歯型がくっきり付くこともあります。
 ところが、病院やスポーツクラブなどで脱水で熱中症や脳梗塞を起こすことを予防するために水をたくさん飲むように指導されることが多いようです。その結果、水毒による様々な症状を引き起こしているケースが増えています。もちろん、水は体にとって不可欠なものですし、脱水は命にかかわるので注意が必要です。しかし、多く摂れば良いというものではありません。牴瓩たるは猶及ばざるが如し瓩覆里任后

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  • 2015/05/27
  • 執筆者: Yamaoka (12:42 am)

最新詳報ーー「オーイズミ」医療法人買収トラブルに反社の影(2)

カテゴリ: 医療・健康
 それにしても、パチスロのメダル計数機製造最大手「オーイズミ」(6428。東証1部。神奈川県厚木市)はコンプライアンスの在り方をどう考えているのだろうか。
 本紙が5月14日に報じたように、同社はパチスロ関連以外に、介護を新たな事業の柱にしようと医療法人を買収、約3300坪の土地も購入し病院を併設した高齢者施設を建設する計画を進めた。ところが、買収した医療法人に5億円もの“隠れ債務”があったことが判明。その一部支払いを迫られ、裁判になって計画が頓挫。それどころか、相手には反社の影さえ見え隠れするのだ。
 大きな損失が出る可能性もあれば、信用失墜のリスクもあるのだから、この間、IRをして当然。ところがいま現在も何らIRしていない。
 同社がこの関係でIRしたのはただ一度。12年8月30日、高齢者施設建設の基本計画を発表した時だけ(冒頭写真)。そこには「開業:平成26(14)年1〜7月」と記されていたのだ。現在、すでにその開業予定より1年近く経ても何らIRしないのだから、上場企業としての基本的姿勢に疑問を感じないわけにはいかない。

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  • 2015/05/19
  • 執筆者: Yamaoka (4:07 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第1回 夏の養生実践法」

カテゴリ: 医療・健康
 平地治美(薬剤師。鍼灸師)。 漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人達への健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043ー232ー6258)、千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師、京都大学伝統医療文化研究班員、日本伝統鍼灸学会理事、漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。

 この度、ご縁があって健康に関するコラムを書かせていただくことになりました平地治美(ひらぢはるみ)と申します。漢方薬局と鍼灸院で臨床をしておりますので東洋医学や養生に関することを中心に書かせていただくかと思いますが、よろしくお願いします。
 さて、私の専門である犂訴瓩砲弔い討任垢、漢方というと「暗い、アヤしい、値段が高い」などのマイナスのイメージを持つ人がまだまだ多いようです。でも実は、漢方はとても身近なものなのです。私達がふだん何気なくしていること、たとえば顔色や声の調子から「今日は元気がなさそうだな」「怒っているのかな?」などと身体や心の状態を予想したりするのも、立派な漢方の診断の一つです。また、生姜やネギ、シソなど台所で使っている食材は立派な漢方薬の材料です。このように漢方は私達の生活に深く根ざしたものなのです。
 漢方医学の中には、(1)湯液(とうえき)、(2)鍼灸(しんきゅう)、(3)按摩(あんま)、(4)気功(きこう)・導引(どういん)、(5)養生(食事、睡眠、性生活などの生活習慣の改善)などが含まれ、これらをひっくるめて漢方と言います。漢方薬を服用することだけが「漢方」ではないのです。特に自分で毎日できる(5)の養生は最も重要なものとして漢方の医学書の大部分を占めています。
 3000年以上前に書かれた医学書「黄帝内経素問」に「未病を治す」という言葉があります。テレビのCMなどでも紹介され、耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 腕の良い医者は病気になってから治療をするのではなく病気になる前に治す、という意味です。大きな病気をしてからあわてて診察してもらうのではなく、その前の段階で自分で予防するのが理想の医療です。
 そのことを素問では「病気になってから治療をするのは喉が乾いてから井戸を掘り始めるのと同じである。または戦争が始まってから武器を作り始めるようなものである」と例えています。また、未病を治すというのは病気にならないために前の季節から準備する、という意味もあり、秋に病気にならないためには夏から準備しなくてはなりません。
 さて、夏というのは立夏(今年は5月6日)からですので、もう今は夏の養生を実践する時期です。

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  • 2015/05/14
  • 執筆者: Yamaoka (11:53 pm)

最新詳報ーー「オーイズミ」医療法人買収トラブルに反社の影

カテゴリ: 医療・健康
 本紙は約2年前、2回に渡り、パチスロのメダル計数機製造最大手「オーイズミ」(6428。東証1部。神奈川県厚木市)が、本社近くの昭和音楽大学跡地約3300坪を購入し、新規事業として、病院(約170床)も併設した各種高齢者向け施設を建設する計画だが、そのために買収した医療法人の背後に反社の影が見え隠れすると報じている
 当初の計画では、すでに昨年中に開業しているはずが、その懸念通り、トラブルになり、未だまったく開業の目処が立っておらず、ここに来て、一部雑誌などでこの件を取り上げるところも出て来ている(冒頭写真。右は『月刊タイムス』6月号、左は月刊会員制情報誌『ベルダ』5月号)。
 いったい、どういうことなのか。
 オーイズミが買収した医療法人は「永潤会」(昨年10月より「やまゆり会」)という。そして、今回のキーマンの一人はそこの理事長をしていた(横写真)東海林正彦氏という歯科医だが、その東海林氏、本紙も報じた医療機関債詐欺事件の舞台になった別の医療法人「真匡会」の理事長に就いている。事件後のこととはいえ、永潤会も真匡会もトラブル、事件発生時以降、休眠中なわけでこれだけでも疑惑の臭いプンプンだろう。
 また、東海林氏はすでに休眠中だった真匡会を買い取る際、借金していたが、その相手がまた何かと噂のある人物。

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  • 2015/05/13
  • 執筆者: Yamaoka (12:46 am)

親会社MCJが縁切りーー「架空リース」詐欺疑惑子会社と組んでいたレセプト代行団体の重大疑惑(1)

カテゴリ: 医療・健康
 本紙は今年5月1日、総合IT企業志向の「MCJ」(6670。マザーズ。東京都千代田区)は、整骨院向けのシステム開発・販売会社である子会社「ワールド情報システム」(大阪府堺市)に「架空リース」契約の重大疑惑が持ち上がったことから、MCJはワールド社の株式を、同社創業者で現在も社長の織田明氏に買い戻しさせ、子会社でなくして関係を切ったことを報じた
 ところが、このワールド社、疑惑はそれだけではなかった。
 このワールド社の織田社長、並行して「大日本柔道整復師協会」(冒頭写真。大阪府八尾市)なる団体の役員にも、今回の疑惑が発覚する昨年10月まで就いていた。
 同団体は、その名の通り、同団体に入会している柔道整復師(整骨院)の、医師の診療報酬に当たる療養費請求書(レセプト)の代行を健保組合などにしているいわば公的団体。
 関係者によれば、以前は大阪においては公益社団法人「大阪府柔道整復師会」が一手に引き受けていたが、規制緩和で民間でも代行できるようになり複数の代行業者が登場。
 98年に発足した大日本柔道整復師協会もそんな一社で、HPを見ても同団体がどんな形式か不明だが、実は有限会社。織田氏は、05年11月からつい最近までここの取締役に就いていた。

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  • 2015/04/28
  • 執筆者: Yamaoka (7:04 pm)

<ミニ情報>控訴していた、あの「ウソ」性病診断医師の言い分

カテゴリ: 医療・健康
 診療代や薬の手数料稼ぎなどのため、患者に性病に罹っていると虚偽を告げて診療していた疑惑で、本紙で追及していた「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也医師に対し、今年3月、東京地裁がその疑惑を認め、林医師に賠償命令を出したのは本紙でも既報の通り。
 その林医師が、この判決を不服として控訴していたことが、関係者の話などからわかった。

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  • 2015/04/08
  • 執筆者: Yamaoka (1:41 am)

患者遺族が提訴した「慈恵」医師は、あの「神の手」教授

カテゴリ: 医療・健康
「朝日」は4月2日、「東京慈恵会医科大学付属病院」(東京都港区)で大動脈瘤の手術を受けたものの死亡した男性(当時74)の遺族が、慈恵医大と手術を担当した医師を相手取り、計約8700万円の損害賠償請求訴訟を3月31日付けで東京地裁に提起したと報じている(=冒頭写真)。
 遺族は、担当医師は十分な説明をせず、死亡した男性に適さない未承認の医療機器を使って死に至らしめたためと主張しているという。
 同記事では、この担当医師の名は明かされていないが、慈恵医大関係者によれば、それは大木隆生教授(横写真)のことだという。
 そう、本紙既報のように、「神の手」とも呼ばれ、マスコミに取り上げられたこともあるカリスマ医師ながら、一方で問題視もされていた。また、大木教授といえば、ノバルティス事件でトップとしての責任を求める声が大学内でも出ている栗原敏理事長自らが米国から母校の慈恵に迎え入れた人物でもある。
「朝日」記事を見る限り、医療ミスを巡る民事訴訟の一つに過ぎないと映るかも知れないが、この背景には実に奥深い様々な要素が絡んでいるようなのだ。

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