- 2011/05/21
- 執筆者: Yamaoka (9:50 pm)
東京都江東区の3階建て集合住宅巡る訴訟に見るーー違法建築でも建ったら“建て得”なのか!?
周辺住人と、学者・弁護士・建築家などのプロが連携する動きもあるものの、日照権、景観権などの主張が通ることはごく稀だし、違法建築の可能性大でも、一度建てたものを解体して検査することは実質、不可能だから、建ててしまえば阻止することはほとんど不可能と言ってもいい。
だが、そんな悪質業者をのさばらせておくわけにはいかないと、徒手空拳で抵抗を続けている住民がいる。本紙が昨年7月、取り上げた東京都江東区東砂4丁目に建てられた3階建て戸建て24棟の集合住宅(冒頭右写真)の周辺住民もそうだ。
こうした資料を元に、周辺住民は翌09年から江東区に何度も陳情したがダメ。そこで09年11月、今度は建築確認処分を出した民間の確認検査機関「日本建築検査協会」(東京都中央区)の確認処分取り消しを求めて、江東区建築審査会に審査請求した(中間検査は09年6月。完了検査は同7月実施)。だが、これも門前払いで却下された(10年1月)。
そこで今度は東京地裁に同様の確認処分取り消しを求めて提訴(10年7月)。だが、10年12月の判決はまたも却下だった。
そのため、今年2月、控訴した(冒頭左写真)。
ここで注目していただきたいのは、江東区建築審査会も、東京地裁一審判決も、建築違反かどうかの判断は一切していない事実。
判断すれば、証拠があるのだから、違法性が認められるか、審査し直せとの裁定が出る可能性は十分あるのではないか。だが、そうなるとすでに建てた建物を取り壊すことになりかねない。それはマズイからと思われる。
では、一審判決はどういう理屈で門前払いにしたのだろうか。
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- 2011/04/18
- 執筆者: Yamaoka (2:30 pm)
あの階数水増し建設「ユービー」問題の陰に複数の政治家(第2弾)
大阪の不動産会社「ユービー」によるこの違法建築問題で、大阪のオンブズマンが、大阪市議会に議会陳情を行ったのだ。
大阪といえば、4月10日投開票の統一地方選で、橋下徹大阪府知事率いる「大阪維新の会」が大躍進したのはご存じの通り。
もっとも、オンブズマンは共産党を中心とする革新派での徹底究明を陳情している。大阪市の当時の担当課長が、大阪府警の任意による事情聴取を受けていたとして、その事実関係の実態調査も陳情項目にある。
陳情の趣旨、項目は別紙の通り(以下に転載)。
この陳情を通し、オンブズマンは余りにも曖昧な大阪市の是正勧告の実態解明に迫るとしている。
(冒頭写真=是正勧告が出たユービーのマンションの一つ)
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- 2011/03/06
- 執筆者: Yamaoka (3:40 pm)
横浜地裁が認定ーー「建物全体に渡る欠陥は、神奈川県住宅供給公社の工事監理に起因」
O氏の場合、その点、監理する「神奈川県住宅供給公社」(=冒頭左写真。横浜市中区。山本博志理事長=同右。東証1部「日本橋梁」元副社長)の信用で選んだ。同公社は神奈川県が50%、横浜市と川崎市が各25%を出資している特別法人だ。ここが工事が設計通り行われているかチェックし、お墨付きを与えているから、住宅金融公庫の融資対象にもなっているのだ。
そんなわけで、O氏は同公社が分譲している(施行は別会社)、神奈川県厚木市内に建てられた木造セメント瓦葺2階建(敷地約67坪)を5560万円で購入した。1988年8月のことだった。
それから時は流れ2004年2月、O氏は異変に気づく。家の瓦が次々と落下して来たのだ。
調べてみると、瓦は当然ながら釘打ちされていなければならないのに、ただの1つも釘打ちされていないことが判明した。
もしやと、他の箇所も調べてみると、壁の合板は9?(2×4工法)いるところ7・5?しかなく、しかもJAS規格のネームが入ってないものだった。おまけに、壁の釘数が不足、つまり釘を打つ間隔も基準を満たしていないことが判明した。一方、外壁や天井裏の断熱材も入っていないところがあった。さらに基礎の鉄筋かぶりの厚さも不足していた。
少しでも監理すればわかるような、しかも地震が来たら倒壊しかねない、基本的な安全性を損なう(建築基準法違反)、「建築の常識では考えられない」欠陥が見つかった。
そのため、以降、公社などと話し合いをもったが、誠実な対応がまったく見られない(例えば、そもそもうちが監理したかどうか資料が無く不知と主張した)ため07年10月に欠陥工事の補修代金の一部約1430万円を求めて提訴(横浜地裁小田原支部)。その一審判決が今年1月21日に下りた。
判決は、その欠陥に気づいてから提訴まで3年以上経っているため消滅時効(3年)が完成したとして支払いは認めなかった。だが、施行業者と共に、公社の責任も認めたのだった。
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- 2010/07/10
- 執筆者: Yamaoka (4:40 pm)
東京都江東区の建築紛争ーー連載(1)「推進派区議会議員は建築現場の生コン納入業者」
この一画、そもそもは後に民事再生法を申請するに至った、元東証1部の不動産関連会社「ゼファー」(東京都中央区)がマンション建設を目指していた。だが、土壌汚染の問題などが浮上、周辺住民とトラブルになり、建築途中で工事はストップ。(下写真2点=いまも残る当時の反対住民のメッセージ)
本来、途中まで建設された建物解体時に基礎杭や地下構造物も撤去されなければならないが、未処理のまま残土を搬入し埋め戻された。そして長年放置され、ゼファーが民再申請する半年程前の08年2月、その足元を見てかなりの安値で「ハウセット」(東京都墨田区)が購入、建築して今回の分譲となった。
だが、利益を上げるためにハウセットは、このどちらの対策もしなかった可能性が高いと、ゼファーのマンション建設時から反対運動を展開している司茂政勝氏は語る。
詳細は追って報告して行くが、第1回目は、司茂氏らの江東区への陳情におけるエピソードを紹介する。
昨年12月3日に開催された江東区の環境委員会で、司茂氏らが陳情したこの地の土壌汚染の問題が取り上げられた。
その際、同委員会委員の某区議会議員は結果的にしろハウセットに有利な発言をしているのだが、実はこの議員、生コン業者でもあり、その前日、ハウセットのまさにこの現場に生コンを納入していたのだ。
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- 2008/07/08
- 執筆者: Yamaoka (2:47 pm)
<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(161)回転寿司大手の耐震偽装疑惑
- 2008/02/23
- 執筆者: Yamaoka (11:20 pm)
問われなかった政府の責任ーー妹歯被告には偽証罪を併合し懲役5年の重刑
もちろん、姉歯被告もとんでもない。
だが、この耐震偽装事件が起きた背景には、旧建設省の天下り団体「日本建築センター」の存在があり、本紙は早くからそのことを指摘した。
ところが、そこは現国土交通省の有力天下り先であり、また、大手マスコミはそれを知りながら責任が政府にまで波及することに遠慮し、最後まで、まったくというほど追及しなった。
代わりに姉歯被告に一般国民の不満を向けさせ、その結果が懲役5年の重刑となったと思わないわけにはいかない。
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- 2006/11/15
- 執筆者: Yamaoka (11:10 pm)
イーホームズ・藤田社長の「国策捜査」批判――次の一手は、ヒューザー・小嶋元社長公判で弁護側証人出廷へ(証拠調べ請求書転載)
マンション販売会社「アパグループ」の2物件が耐震偽装と公表したのもその一環だ。
そして、来る11月20日(月)には、「ヒューザー」元社長・小嶋進氏(写真左)の公判(詐欺罪で)に小嶋氏側証人として出廷予定であることが判明した。
小嶋氏が詐欺罪に問われている対象は、ヒューザーが施工し、元一級建築士・姉歯秀次被告(建築基準法違反)が構造計算書を偽造した「グランドステージ藤沢」のマンション(写真右)の一部を、耐震不足と知りながら販売し、代金約4億1400万円を受け取ったとされる件。そして、同マンションの検査確認はイーホームズがやり、検察側は詐欺罪に問う販売日前日、ヒューザーとイーホームズ側が打ち合わせをしており、その席で、藤田氏から小嶋氏に「G藤沢」は構造計算書改ざん物件の一つであると具体的に告げられていたと主張している。
(証拠調べ請求書は以下に)
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- 2006/11/13
- 執筆者: Yamaoka (12:20 pm)
あの耐震偽装事件のイーホームズ・藤田社長の外国特派員協会会見をノーカット放送中の衝撃
もっとも、アパの2物件の偽装に関しては、藤田氏はすでに今年2月の段階で気づき、以降、国土交通省、内閣府にも通報したがすべて黙殺されたという。
その後、自分が別件で逮捕され、納得いかない藤田氏、ならば外圧を利用しようと11月9日、東京・有楽町の「日本外国特派員協会」で記者会見する。そして、その質疑応答も含めたノーカット映像(約1時間。写真)が現在もインターネットTVで放映されており、大きな反響を呼んでいるという。
それはそうだろう。
会見では、アパグループの偽装されているという2物件の名前が公表され、「2物件とも5連棟」の1万?以上、200億円以上の大規模マンション群である他、アパグループの元谷外志雄代表は、「安倍首相の私的後援会『安晋会』の副会長を務めている」他、野党の追及が曖昧なまま終わったのは「民主党の鳩山由紀夫氏はアパグループ代表の主催するワインの会に参加している」し、アパグループ代表は「首相を務めた森(喜朗)首相と同じ富山県出身(間違い。石川県)」であり、さらにアパ物件の構造設計に関わったM建築設計士も「同県出身」といった事実が明らかにされたからだ。
その他にも、
(放送局のアドレスは以下に)
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- 2006/05/10
- 執筆者: Yamaoka (7:30 pm)
東京港臨海道路「臨海大橋」にも耐震偽装疑惑
そしてその典型例として、現在、都と国土交通省が進めている東京湾臨海道路「臨海大橋」(海上部分だけで約3000Mにもなる)の橋脚の基礎ぐい部分の耐震偽装疑惑を問題提起しておいた。
その後の追加取材で、本紙はこの疑惑を裏づける内部資料を入手した。
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- 2006/04/19
- 執筆者: Yamaoka (4:20 pm)
耐震データ偽造事件一味のXデーは4月21日
新聞報道などでは、月内にも逮捕とハッキリ報じられているのは木村建設の木村盛好社長(虚偽報告容疑)、姉歯秀次元建築士(名義貸し)などだが、ヒューザーの小嶋進社長も逮捕は間違いない(告知義務違反)。
ところで、いま大手マスコミの間で最も注目されているのは、耐震データ偽造の主役のもう一人、「総研」の内河健社長等幹部。警視庁などの合同捜査本部は彼らも詐欺容疑で身柄確保する方針だが、実はその件ではない。
「総研は自分たちとは別に、同じようなシステムを伝授し、それで手数料をさらに取っていた。要するに、そうした耐震データ偽造による施工・販売グループが他にもたくさんあるということです。これが暴かれ、対象物件が続々出てくれば、国民はパニックになりますよ」(関係者)
大手マスコミの何社かはすでにこれに関する情報を入手し、取材を進めている。
永田メール問題で関心が一部薄れていた耐震データ偽造事件だが、その根はやはり深く、Xデー騒ぎで一見落着とはいかず、底なしの様相を見せている。
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- 2006/04/17
- 執筆者: Yamaoka (4:30 pm)
伊藤公介元国土庁長官、ヒューザーに続き、中堅建設会社でも口利き疑惑
- 2006/03/20
- 執筆者: Yamaoka (6:00 am)
本当に単純ミスなのか? 不可解な横浜市の構造耐力不足マンション見落とし
- 2006/02/19
- 執筆者: Yamaoka (5:00 pm)
耐震偽装業者告発で問われる江東区(東京都)の対応ぶり
通常、基礎くいは地中に埋まっているから発覚することはまずない。だが、このケースでは、住民側がボルトが欠損していることを示す証拠ビデオをたまたま撮影していた。そして、ついにはテレビ局も取材に動き、業者側は疑惑を認めたことから、江東区は建築基準法違反で刑事告訴した。そこで、住民側は江東区に情報開示を求めたのだが、告発の内容はもちろん、誰を告発したのかさえわからない、ご覧のようにすべて黒塗りで意味のない「一部開示」と称する回答文書が出て来たのだ(写真はその部)。
それにしても、こうした江東区の対応は余りに住民に対して誠意がないと言わざるを得ない。
当初は、証拠ビデオもあるにも拘わらずまったく取り合おうともせず、その事実がマスコミに出るや、「基礎くいを(一端上げて)打ち直した」との業者側主張を何の根拠もなく信じ、その後は業者側が「別の杭を打つといっているからいいじゃないか」と不問に伏し、今回、ようやく告発したと思ったら、今度は社名さえ明らかにしない有様だ。
刑事訴訟法上では、捜査に支障を来すからダメという場合もあるというのがその根拠のようだが、業者名まで伏せるとは、この間の経緯を思えば、その悪質さにも拘わらず、最後まで業者側を庇っていると思われても仕方ないだろう。
請求した住民側は、「異議申し立て」をする模様だ。
●被告発業者(?)社長も安部代議士と一緒に写真撮影
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- 2006/02/19
- 執筆者: Yamaoka (2:00 am)
やはり橋脚も危ないーー偽装事件が突きつける、東京湾臨海道路工事への不安
後、この欠陥工事は発覚するが、それでも国土交通省は「業者に悪意はない」、「強度上問題はない」として処分をしていないという。
それでなくても、基礎くい部分は地中に埋まってしまうため、欠陥工事を行ってもまず発覚しない。
それを思えば、こうした欠陥工事は氷山の一角だろう。
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- 2006/01/10
- 執筆者: Yamaoka (4:20 am)
東京都が完成を目指す東京港臨海道路「臨海大橋」基礎ぐい耐震度にも疑惑浮上
そんななか、現場関係者から、東京都が2期工事を行っている東京港臨海道路の橋の橋脚の基礎ぐいに関して、事実とすれば実に由々しき情報がもたらされた。
この工事に関しては、東京都のホームページが詳しい。
ここを覗くと、海上部分について全長3000M近い「東京港臨海大橋(仮称)」が建設されることになっている。
すでにその橋脚の基礎部分の工事が行われており、その構造はホームページにもあるように、「鋼管矢板井筒構造」なるものが採用されている。
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- 2006/01/03
- 執筆者: Yamaoka (4:20 am)
姉歯問題よりはるかに深刻。基礎ぐいデータ疑惑?ーー旧建設省の天下り団体「日本建築センター」
本紙は前回、基礎ぐいの工法の大臣認定のいい加減さについての証言を紹介した。
大臣認定のための耐力試験のデータが偽造というのだから、お話にならない。
こうしたデタラメをやる基礎ぐい業者も業者だが、しかし、そもそも耐力は個々の現場の土壌によって大きく異なるにも拘わらず、工法そのものを大臣認定とし、その認定さえ取れば、後は実質、手抜きをやっても基礎ぐいを打ち放題とした旧建設省(国土交通省)の姿勢こそがもっと問題ともいえる。
その大臣認定を与える組織は、「日本建築センター」(東京都港区)という財団法人。
理事長の立石真氏は旧建設省住宅局長から住宅・都市整備公団副総裁を経てさらに天下って来た。
旧建設省の天下りは立石理事長だけではない。
常務理事の山中保教氏も旧建設省から愛知県建築部長を経てさらに天下り。加えて三村由夫理事、吉田正良両理事も旧建設庁出身で、この財団法人の幹部である理事長1名、常務理事1名、常勤理事3名の計5名の内実に4名が旧建設庁からの天下りなのだ。
「この財団法人は1965年、旧建設省によって認可された。大臣認定というが、実はキチンとした法的根拠があるわけではない。設立年に、当時の建設省住宅局建設指導課長から全国の地方自治体の建設主務部長宛に出された通達が唯一の根拠。これにより、大臣認定を35年も独占して来た(2000年の建築基準法改正で独占が崩れるが、この説明は後日する)。そして建設業界を牛耳り、認定のための手数料名目で、天下り先で甘い汁を吸い上げて来た」(事情通)
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- 2006/01/01
- 執筆者: Yamaoka (3:10 am)
マンション住民から駐車場代金を二重取りしていた!? ヒューザー・小嶋進社長
本紙は05年12月23日、耐震偽造問題の主役の一人の「ヒューザー」(小嶋進社長)が、顧客との間でトラブルを起こしているような内装会社と業務提携している事実、その上場企業との間でバック・リベート疑惑も出ていることを報じた。 だが、小嶋社長に関わる耐震偽造問題以外の疑惑は他にもあった。
冒頭の「専用使用権譲渡契約書」(左側と中央写真)なるものをご覧いただきたい。
これは、ヒューザーが建設した一連の「グランドステージ」ブランドのなかで初期に建てられた「大森」マンションのある住民と、ヒューザーとの間で交じらした駐車場に関する契約書コピー(「ハウジングセンター」は、ヒューザーの前身の社名)。
200万円で駐車場の№○の使用権を譲るというもので、それでも管理組合に別途月々1万5000円ないし2万円の管理費を支払わなければならなくなっていることがわかる。
「駐車場はマンション住民(購入者)の共有スペースで、したがって、この部分の固定資産税は管理組合が払っている。その分も含めた1万5000円ないし2万円の管理費なんです。したがって、ヒューザーはこの駐車場に関して何の権限もないはず。ところが、このように200万円で売っている。それどころか、“800万円支払えば、管理費はタダになる(譲渡を受けない場合の管理費は2万8000円。200万円支払ったから、1万5000円ないし2万円と安いという理屈になっている)”などと営業をかけてもいたんです。
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- 2005/12/27
- 執筆者: Yamaoka (2:50 am)
姉歯問題よりはるかに深刻。基礎ぐいデータ疑惑?ーー内部告白「私はデータを偽造して大臣認定をパスした」
この間の耐震偽造報道では、繰り返し、建物の柱や梁(はり)部分に関する手抜き工事ぶりが指摘されている。柱や、それを補強する梁は、建物を支えるもっとも重要なパーツなのだから当然である。
だが、それ以上に重要なパーツがある。
マンションを例に取れば、その下の地面には何十本という基礎ぐいが打たれ、マンション全体の重みで地盤沈下しないように支えてくれている。
ところが、ここのデータが偽造され、必要な耐震力がなければ、大きな地震が来た場合、その基礎ぐいの何本かが折れたり、沈下し、その上の建物全体が歪んだり、傾き、最悪、横転してしまう可能性がひじょうに高くなるわけだからその深刻さが想像できるというものだ。
この基礎ぐい工事に長年携わっている人物(仮にA氏とする)から、本紙に内部告発があった。
この基礎ぐいのデータを自ら偽造したというのだ。
「基礎ぐいの打ち方にはさまざまな工法がありますが、10階程度までの高さのマンションなどに使用されているのが“埋め込み工法”というものです。すべてのビルの9割程度は、この工法で建っています。
これは大臣認定(旧建設省。現在は国土交通省)を得、初めて使えるのですが、この大臣認定の試験の際、データを偽造してしまったんです」(A氏)
この試験、現場で実際に基礎ぐいを打ち込み、その上に圧力をかけ、どれぐらいの重さまで基礎ぐいが沈下しないかデータが取るというもの(載荷試験)。
「その耐力データが、現場に仮設した小屋のコンピュータ上に出て来るのですが、実は、試験の際にそこにやって来る先生(大学の専門家)に見せるものは、予め申請以上のデータになるようソフトに入れておいたまったく別もの。載荷試験用機械から送られて来るデータの配線は、そのコンピュータには繋がっていないんです」(A氏)
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- 2005/12/18
- 執筆者: Yamaoka (2:50 am)
さらに深刻な基礎くい疑惑が浮上
そのテレ朝の映像を入手したので、冒頭に掲げておく。
?問題の基礎くいは、イラストのように、何本もボルトで継ぎ足して使うタイプ。
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- 2005/12/13
- 執筆者: Yamaoka (2:30 am)








