- 2008/11/30
- 執筆者: Yamaoka (6:30 pm)
<心声天語> (71)「 星の王子さま」

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- 2008/11/30
- 執筆者: Yamaoka (1:50 pm)
新銀行東京「口利き案件リスト」に登場する政治家111名と個別口利き件数


こうしたなか、先日には融資詐欺事件が発生。さらに「口利き案件リスト」(A4版10枚。600件以上。同左写真)なるものも出て来た。
口利き自体が直ちに悪いわけではないが、新銀行東京の経営状態や、この手の口利きの過去の実態を思えば、政治家(OBも含む)やその秘書が手数料(融資額の1割程度?)を受け取り、本来、無理な案件でも融資を引き出させたケースもかなりあると見られる。
このリスト(新銀行東京関係者が某全国紙に持ち込んだ原資料を、その新聞社が簡略化し、まとめたものと思われる)を元にした記事は、例えば、『週刊朝日』(12月5日号。「公明党と石原ファミリーと金融ブローカー」)などいくつか出ているが、そこに掲載されているすべての政治家名を上げ(後、副知事など都庁関係者12個人、2団体。十分特定できない案件も21件あり)、分類したものは少なくとも本紙は見ていない。
そこで以下、お伝えすることにした。
来年7月は都議選。この口利き疑惑が一つの焦点になるのは間違いないだろう。
その前に大まかな党派別件数だけ、明らかにしておこう。
○自民党54名(都議30名、国会議員11名、都議OB12名、国会議員OB1名)。計272件(内、融資済76件=約28%)
○公明党(都議21名、国会議員2名、都議OB8名)。計201件(内、融資済73件=約36%)。
○民主党23名(都議19名、国会議員1名、都議OB2名、国会議員OB1名)。計68件(内、融資済22件=約32%)
○その他3名(都議3名)。計4件(内、融資済1件=25%)。
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- 2008/11/29
- 執筆者: Yamaoka (5:40 pm)
<主張>懸念される麻生内閣・警察元トップ官房副長官起用


その30数年前に官房副長官に就いたのは、元警察庁警備局長の川島廣守氏(冒頭右写真)。正確には32年ぶりということになるが、元長官ということでいえば川島氏の前の故・後藤田正晴氏(同左写真)以来。
後藤田氏が就任したのは1972年7月、田中角栄内閣においてのことだった(川島氏も田中、その後の三木武夫内閣の途中まで)。その後、後藤田氏は代議士になり、わずか当選2回で第2次大平内閣の自治大臣兼国家公安委員会委員長兼北海道開発庁長官として初入閣(79年11月)。82年11月、中曽根康弘内閣で官房長官に就任。首相派閥から選出するのが慣例のところ、官房長官を他派閥、それも田中派から選出したのはロッキード事件判決に備えた田中元首相に押し切られたとの見方が一般的で、そのため「田中曽根内閣」とも揶揄された。その後、宮澤喜一改造内閣で法務大臣。その後、副総理も兼務した(93年4月)。
結局のところ、後藤田氏がこれほど異例の出世を遂げたのは、もちろん本人の能力もそうだろうが、ロッキード事件に遭遇し、そして何より長官退任後、直に官房副長官に抜擢され、警察庁とのパイプが太く(これも漆間氏も同)、しかも旧内務省出身で情報に強く(漆間氏は警備・公安畑が長く同)、その情報収集力が買われ、あるいは、脅しとして効いていると考えていいだろう。
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- 2008/11/29
- 執筆者: Yamaoka (9:20 am)
元厚生次官宅連続襲撃事件ーーやはり出て来た小泉毅容疑野と闇社会関係との接点

そうしたところ、まったく別の筋から、具体的な組織名が出て来た。また、その世界に詳しい関係者に聞いたところ、小泉容疑者がその組織に出入りしていたことを認めたため、以下、ひとつの問題提起として紹介する。
具体的に出ている組織名は2つ。
80年代半ば、小泉容疑者が東京近辺のコンピュータ関連会社などに務めていた時分に出入りしていたとされる
(冒頭写真=「毎日11月24日記事)
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- 2008/11/28
- 執筆者: Yamaoka (2:40 pm)
<記事紹介>「和牛商法の『ふるさと牧場』不正資金で老人ホームを経営」(『ベルダ』08年12月号。本紙・山岡)
- 2008/11/28
- 執筆者: Yamaoka (9:10 am)
東京地検が「西松建設」横領事件の先に狙う大物代議士

西松建設に限らず、先のパシコンのケースといい、海外で請け負った工事費を実際より水増しするなどの方法で裏金を捻出。それを国内に持ち込み、受注のための政界工作にも利用していた可能性がある。
こうしたなか、特捜部は11月21日、今度は東京都港区西新橋のあるビル(上写真)の複数の会社に対し、外為法違反の疑いでガサ入れを行った(西松建設本社はすでに今年6月に行っている)。
これを事前に察知した大手マスコミは朝日新聞だけの模様で、同紙は22日、逮捕した元副部長は横領分とは別の約1億円の裏金を不法に持ち込み、その一部が今回のガサ入れの会社に流れていた可能性があると見ての捜索の模様だと報じている。
実はこのビルの入居会社の多くは、ある大物政治家と昵懇なフィクサー的人物がオーナー(そのビルの所有権も)と見られることから、社会部記者や永田町関係者の間でこの捜索が話題になっている。
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- 2008/11/27
- 執筆者: Yamaoka (9:40 am)
引っ越し専業首位「アートコーポレーション」が、広告代金支払いで次々提訴された背景(続)

しかも、本紙が得た情報によれば、それはほんの一部などではなく、ING同様、50%ほどの仕事を出しているという。
なぜ、そんなことになるのか。
この疑問を追加で質問(その質問書=冒頭写真)したところ、やはり文書にて回答が来たので以下、転載しておく。
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- 2008/11/27
- 執筆者: Yamaoka (8:30 am)
<心声天語> (70)「秀吉を見抜いた信長」

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- 2008/11/27
- 執筆者: Yamaoka (7:00 am)
引っ越し専業首位「アートコーポレーション」が、広告代金支払いで次々提訴された背景

いったい、何が起きているのか。

アートコーポレーションは、今回のトラブルはすべてこのINGが勝手にやったことで、同社は関係ないという。
だが、本紙が把握しているINGと他の広告会社=「R広告社」との、前出・3社と根本は同様と思われる金銭を巡るトラブルでは、アートコーポレーションの企画広報室長が署名したアートコーポレーションの「発注書」、「念書」(上写真。この存在はアートコーポレーションも認めている)が存在するのだ。
そこで、本紙は以下のような「質問状」をアートコーポレーションに出した。これに対し、文書にて回答があったのでそれも以下に掲載する。
結論からいえば、アートコーポレーションはこの発注書、念書は企画広報室長が勝手に出したもので、すでに室長の職を解き、近く処分する方針として、会社に非はないという。
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- 2008/11/26
- 執筆者: Yamaoka (2:50 pm)
<ミニ情報>J?POWER関連控訴審判決の結果

その結果は以下の通り。
(写真はイメージです)
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- 2008/11/26
- 執筆者: Yamaoka (1:40 pm)
親会社「クレディセゾン」が100%子会社化!?「アトリウム」不良債権隠しの典型例=南青山物件



ここで指す「顧客」とは、大口債務者である不動産会社「アデッソ」を指す。
前出のIRを見ると、付近の土地を一体開発するためには何やら別の特別目的会社を設立させなければならない必然性があるような記述となっている。しかし、そんなことはない。
隣接地は「ADM3」という合同会社の所有になっているが、このADM3の業務執行社員は「“アデッソ”エムス」となっている(“”は編集部が付けた)ことからも察せられるように、そもそもそこもアデッソ所有の土地だった(アデッソの戸松忠取締役はアデッソエムスの前代表でもある)。こちらにはいま現在も、アトリウムが160億円分の債務保証をしている。
(写真=すべて指摘の南青山の地上げ地一帯)
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- 2008/11/25
- 執筆者: Yamaoka (5:30 pm)
元厚生次官宅連続襲撃事件ーー本当に小泉容疑者は犯人なのか?

だが、当局は未だ警戒を解いていない。いくら何でも、「34年前に殺された家族(犬)の仇討ち」といわれても、俄には信じられるはずもない。
本紙に前回、情報提供してくれた、厚労省上部にルートを持つ関係者も、小泉容疑者が犯人の可能性は低いと未だに漏らす。そこで、その理由を聞いてみた。
(冒頭写真=「毎日」11月24日)
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- 2008/11/25
- 執筆者: Yamaoka (10:40 am)
当局も注目ーー「シルバー精工」が、本紙指摘疑惑子会社をついに解散、清算へ

本紙既報のように、シルバー精工にはこの間、闇人脈が食い込んでおり、彼らが無価値な創研を高値で買い取らせ、会社資産を食っていた疑惑がある。
当局も関心を見せるなか、事件化しないように、先手を売って会社を清算してしまおうということではないのか。
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- 2008/11/24
- 執筆者: Yamaoka (10:30 am)
J?POWER元子会社訴訟で、元幹部が「商談報告書を捏造」と陳述。注目される控訴審判決

この訴訟、1審判決(今年4月16日)では被告・JーPOWERの子会社だった「エピュレ」は一銭も「損害賠償を支払う必要なし」ということで、原告・E社の請求はすべて棄却された。
ところが、関係者によれば、控訴審では、何とJーPOWERの元幹部I氏が、1審勝訴の証拠となった「商談報告書」なるものは捏造されたものだと“爆弾証言”といってもいい陳述書を提出。そのため、常識的に考えればJーPOWER側が逆転敗訴する可能性が俄に現実味を帯びているのだ。
(写真はイメージです)
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- 2008/11/24
- 執筆者: Yamaoka (5:20 am)
<心声天語> (69)「棚からボタ餅」

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- 2008/11/23
- 執筆者: Yamaoka (7:20 pm)
「麻生首相私邸ツアー」逮捕事件の首謀者の正体


その現場の映像が撮られており、それを見る限り(前記事から映像にアクセス可)、自らツアー参加者に歩み寄り、体をぶつけて(冒頭写真左)「公妨!」と叫び、逮捕を指示するハゲ頭の男(同右写真)が存在し、不法逮捕としか思えない。
その男の身分が判明したので、以下、報告する。その男は警視庁公安部、それも幹部だったのだ。
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- 2008/11/23
- 執筆者: Yamaoka (10:10 am)
<お知らせ>携帯サイト、閲覧できるようになりました

携帯サイトも、再度、閲覧可能になりましたので、お伝えしておきます。

改めて、この場を借りまして、深くお詫び申し上げます。
なお、この間の携帯機能アップに対応し、本紙も携帯で映像も含め閲覧できるように近くバージョン・アップを図るつもりです。
これを機会に、今後ともご購読の程、伏してお願い申し上げます。
(なお、購読契約はクレジット、銀行振込は可能となっておりますが、コンビニでのウェブ・マネー決済は未だできない状態です。再開次第、速やかにその旨、掲示します。重ねてお詫び申し上げます)
閲覧数 (22697)
- 2008/11/23
- 執筆者: Yamaoka (8:40 am)
<お知らせ>「記者山岡取材メモ」15回=アーバン、汚染米、トヨタ関連、16回=本紙へのサイバーテロ等オンデマンド中

告知がすっかり遅くなってしまったが、第15回目、16回目もオンデマンド(24Hいつでも見れる)になっている。

15回目は本紙・山岡がPCI社長だった荒木民生被告との裁判勝訴が確定したことに始まり、麻生新内閣で官房長官に起用された河村建夫氏とマザーズ不動産会社との関わり、民再法を申請した大手不動産会社「アーバンコーポレイション」のさらなる疑惑、汚染米事件における農水省の犯罪性、トヨタ自動車関連として豊田市における女子高生殺人事件の闇、それに日本プロゴルフ協会と丸山茂樹選手との件を。さらに、かつての強引商法を復活させている「SFCG」の内容とその背景などについて話した(ここをクリックすれば15回目番組へ)。
一方、16回目はまずこの間、読者の皆様にご迷惑をかけた本紙の不具合について陳謝すると共に、その原因はサーバー攻撃で、ネット言論の弾圧の可能性があることを述べた。他には「野田聖子消費者行政推進担当大臣とアムウェイの関係」「元検事たちの悪行三昧を暴く“ヤメ検”の暗部」「食品偽装」「相撲協会」など(ここをクリックすれば16回目番組へ)。
閲覧数 (22793)
- 2008/11/22
- 執筆者: Yamaoka (2:50 pm)
<お知らせ>メンテナンスのため0時から午前6時まで閲覧などすべて停止します
- 2008/11/22
- 執筆者: Yamaoka (1:30 pm)
<主張>映画『ポチの告白』試写を見て


途中から泣けて来て、どうしようもなかった。
その分析は後述するとして、そのタイトルからも察せられるように、ポチ=権力者には従順で、それでいて否、だからこそ裏ガネ作りなどに平気で手を染める警察組織の腐敗を、組織犯罪対策課の主人公刑事タケハチ(菅田俊)を通して描いた社会派エンターテイメント映画。

その他にも、交番勤務の先輩警官がバレないとして“住民名簿”を見せながら気に入った女性への強姦を新人に勧めたり、昔の不良仲間を警察権力を背景にボコボコにしたり、シャブ中毒になった警官、違法なオトリ捜査、暴力団との提携、それでいて筋を通さないためマフィアの怒りを買いオトリ警官が殺されるなど、これでもかと具体例が出て来る。
こうした面は、汚職を拒否したため、警察仲間のワナにかかり殺されそうになった主人公警官(アル・パチーノ)の告発を取り上げた米映画『セルピコ』(1973年。上写真)を彷彿させる。
だが、これまでわが国ではこの手の作品がなかったことが、映画の公開年数の差同様、30年以上遅れていることを物語っている。
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