- 2019/01/29
- 執筆者: Yamaoka (11:29 pm)
事実は小説より奇なりーー実在した“万引き”ではなく「“詐欺”家族」(続き)

その内容を簡単に振り返ると、とにかく職場(東京都板橋区役所運営の「しらさぎ児童館」(下写真。成増)の同僚を狙い打ちに“家族ぐるみ”で、繰り返し金を詐取していたという極めて特異な詐欺事件だ。
その被害者、標的にされたのは「坂下」氏。
一方の坂下氏を食い物にして来た首謀者は、同じく当時、板橋区役所職員だったK女史。さらにK女史と共謀するかのように、それぞれが役割を担う形で彼女の妹、弟、息子、夫、挙句、妹の孫まで登場する。
坂下氏がK女史らに詐取された総額は4000万円以上。
それで坂下氏はK女史を相手取り、貸金返金訴訟を東京地裁に起こした。結果、約5年前に全額返金せよとの完全勝訴判決が確定している。

その内容を要約すると<貸金は全額使った>として、<返済額は毎月約2万円程度と提案したい>という全く身勝手なもの。
これに対して、坂下氏はこう怒りを露わにする。
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- 2019/01/29
- 執筆者: Yamaoka (4:34 pm)
<ミニ情報>本紙指摘の企業舎弟逮捕ーー社員連続自殺捜査などへの布石か
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- 2019/01/29
- 執筆者: Yamaoka (12:44 am)
<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(710)「またネット証券再編の動きーーカブコムの次は」

大手ネット証券でのカブコムの位置は口座数ではSBI証券、楽天証券、マネックス証券に続き「松井証券」(8628。東証1部)と4位を競っている。しかし、前期の純利益は松井の半分弱でしかない低収益だ。
カブコムは1999年11月創業、創業メンバーでSEの齋藤正勝氏が04年6月に社長に就任し現在に至る。当初は齋藤社長の下でシステムの自社開発を行っていたが、07年6月に三菱UFJグループ入りとなった後は度々システム障害が発生した。三菱UFJ側との相互接続などで複雑になったのが原因ともいわれているが、金融庁はカブコムに対し15年5月、業務会税命令を発動。システム管理が極めて不適切で、開発の管理不備と指摘された。
これに対し、日本最大の金融グループ・三菱UFJ側はカブコム1社の問題とは捉えずグループとして不名誉なことと受け止めた。またグループ入り後も収益低迷ということで、カブコム経営陣に不満を持っていたようだ。その流れのなか、KDDIとで大半の株式を押さえ上場廃止にするというわけだ。
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