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  • 2017/02/06
  • 執筆者: Yamaoka (5:05 pm)

医学部新設に続きーー「東芝病院」売却先に、あの「国際医療福祉大学」急浮上(2)

カテゴリ: 医療・健康
 1月31日、本紙では「東芝」(6502。東証1部)が原発事業での巨額損失の穴埋めの一環として「東芝病院」(ベット数約300)売却を検討とされるなか、「国際医療福祉大学」(栃木県大田原市。高木邦格理事長=下写真)への売却でほぼ決まりとなっているとスッパ抜いた
 もっとも、売却後も現状同様、地域の中核病院として機能すれば結構なことなのだが、同大学・高邦会グループは高木理事長の元、この間、政治力で急激に勢力を拡大しているだけでなく、そのなかでの個別の既存病院買収の手法を巡っても批判が出ている。そして、場合によっては「東芝病院」が消滅することだってあり得ない話ではないとの関係者の懸念の声も出ている。
 そこで今回は、先にグループ入りした、JT傘下だった旧「東京専売病院」(現「三田病院」)のケースを振り返ってみたい。
 同病院はそもそもは1933年、旧大蔵省所轄病院として開設。
 しかし、経営難から2005年、国際医療福祉大学グループ入り(同時に「三田病院」に改称)。
 当初、国際医療福祉大学は既存の東京専売病院が使っていた建物を賃借し経営(冒頭写真)していたが、12年2月、その一帯のJT所有地の約4割を買い取り、旧病院の隣に新病院を建設し移転。以降、完全に自前の病院になっている。
 だが、関係者によれば、その過程では以下のような疑惑の声が出ているのだ。

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  • 2017/01/31
  • 執筆者: Yamaoka (12:24 am)

医学部新設に続きーー「東芝病院」売却先に、あの「国際医療福祉大学」急浮上

カテゴリ: 医療・健康
 米国の原発事業で最大7000億円規模の損害が出る可能性があるとして、「東芝」(6502。東証1部。東京都港区)が半導体事業の一部を分社化し、その株式の2割程度を売却するなどの資金捻出を検討しているが、その一環として「東芝病院」(冒頭写真。東京都品川区)の売却についても検討していると一部大手マスコミが1月25日に報じている。
 もっとも、あくまで検討とのことだが、関係者によれば、実は東芝病院(ベット数約300)は赤字が続いており、以前から水面下で売却交渉がされていたという。
 もっとも、売却先として名が出ていたのは別のところだったが、突如、ここに来て「国際医療福祉大学」(栃木県大田原市。高木邦格理事長=横写真)の名が急浮上。しかも、すでにほとんど決まりかけているともいう。
 国際医療福祉大学といえば、昨年9月、医学部新設が認められ(定員140名)、今年4月開設予定。
 しかし、本紙でも既報のように、将来、医師は余るとして日本医師会も、文科省など役所側もそもそもは新設を疑問視していた。ところが、1979年の琉球大以降、実に36年ぶりに一昨年まず3・11被災地復興支援ということで東北医科薬科大、そして昨年、国際医療福祉大学は「国際医療拠点」の国家戦略特区とやはり特例で成田市での新設が認められたのはご存知の通り。
 もっとも、そういう経緯からも、事情通の間では政治力のなせる業と指摘されている。そして今回の東芝病院の売却先として急浮上した件でも、同様の見方が出ている。

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  • 2017/01/26
  • 執筆者: Yamaoka (10:57 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第29回 家庭で試せる漢方的『花粉症』撃退法」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 今年もまた「花粉症」の季節が近づいて来ました。
 予報では、今年のスギの花粉飛散量は昨年に比べ東日本は平年並み、西日本では1.5〜2倍とのことです。
「花粉症」という言葉はここ数十年に一般的になった病名なので、漢方の古典にはこの言葉は出てきません。
 ですが、同様の症状を現す「鼻きゅう」、「鼻淵」(びえん)などの言葉はあり、したがって、漢方の治療法はあります。
 漢方の医学理論について書いてある中国最古の医学書『黄帝内経』には「春の病気の原因は冬に作られる」とありますが、花粉症はその代表ということができます。
 漢方では花粉症の症状のうち、水様の鼻水が溢れ出る症状(=鼻きゅう)の原因を「水毒」と考えます。春は冬には凍っていた病が溶けて溢れ出す季節ともいえます。
 また鼻水、くしゃみ、皮膚や目の痒みは、漢方では全て「肺」に属する病と考えます。そして、肺は胃腸の働きと深い関係にあると考えます。
 ところで、漢方の治療方法は大きく、体質改善をする本治法と、対症療法的な標治法の2つに分けられます。
 本治法は養生を中心にその人の体質にあった方法をとりますが、共通する注意点としては、
・風邪を引かないこと
・寝不足や過労
・便秘
が上げられます。
 さて、いよいよ具体的な治療法です。
 実は本治法、標治法のどちらにも使え、家庭でも簡単に作れる点鼻薬があります。
●太白ごま油
 これが主役。

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  • 2017/01/17
  • 執筆者: Yamaoka (3:23 pm)

本紙が3年半前から追及ーーついに逮捕された「ウソ」性病診断クリニック医師

カテゴリ: 医療・健康
 警視庁捜査2課は本日午前、「新宿セントラルクリニック」の林道也院長(69)を詐欺容疑で逮捕した。
 本紙では他のマスコミに先駆け、3年半前からこの疑惑を取り上げ追及していた。罹ってもいないのに患者に「性病」と告げ、診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っていたというもの。
 同クリニックは東京は地下鉄「新宿3丁目」の地上出口すぐ前のビルにあり、同地下鉄に電飾看板を複数出し、一時は都心へ通勤するビジネスマンなどで繁盛していたようだ。逆にいえば、同様の被害が相当数あったと思われる。
 その手口に関しては、本紙の過去記事をご覧いただきたい。
 本紙に告発があった患者はその後、民事訴訟を起こし、林容疑者は上告までして争ったものの、昨年2月棄却になり敗訴確定。その他にも少なくとも2人の患者が民事提訴し係争中で、そのうちの1件も一審ながら15年8月、林容疑者は敗訴。そこでは、ハッキリと「詐欺行為」と認定されていた
 その一方、告発した患者含め3人が刑事告訴もしていた。
 この林院長、民事訴訟のなかで、本紙と告発した患者が組んでカネを脅し取ろうとしているなどと指摘。また、15年11から12月にかけては本紙・山岡にメールして来て(以下に転載)、名誉毀損、威力業務妨害に当たるとして提訴を匂わせるなどしていた。

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  • 2017/01/08
  • 執筆者: Yamaoka (3:33 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第28回 ノロウイルスにご注意!」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 ノロウイルスの流行により、餅つき大会を中止する団体が増えているという報道がありました。
 私自身はまだ罹ったことはないのですが、その症状による苦しみは多くの患者さんから聞いております。
 ノロウイルスは主に牡蛎などの二枚貝に生存し、付着した食べ物などから人に感染します。そして胃腸などの消化管の粘膜細胞でどんどん増殖します。通常のウイルスや細菌は胃酸で死滅するのですが、ノロは死滅することなく胃粘膜でも増殖し続けます。ただし、感染したとしても免疫力の強い人は症状が出ません。そして増殖したウイルスは嘔吐や下痢などにより体外に排出されます。
 ウイルスは嘔吐物や大便に多く含まれており、その一部は飛まつとなって空気中を飛び回り、感染を繰り返します。
 後漢の時代の医学書「傷寒論(しょうかんろん)」には、急性熱性の伝染病の病気の経過と治療法が細かく書かれています。この傷寒論に「霍乱病(かくらんびょう)」という篇があります。
 霍乱病とは「発熱、頭痛、悪寒などがあり、吐いて下痢をする。熱がこもり水を飲みたくなるような場合は五苓散、冷えて水を欲しがらない場合は理中丸(人参湯)が良い」と述べられており、これがまさにノロの症状と言えます。
 通常は吐くか下痢するかどちらか一方なのですが、両方いっぺんに来るのは重症度が高く、脱水などにうまく対処しなくては命の危険さえあります。傷寒論には刻々と変化する症状に対応する漢方薬が、事細かに示されています。

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  • 2016/12/11
  • 執筆者: Yamaoka (3:10 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第27回 大麻成分を利用した便秘用漢方薬」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 このところ大麻の事件が多く報道されておりますが、大麻は漢方において重要な生薬でもあります。
 明治時代には葉も薬として使用されていましたが、現在では大麻取締法により限られた部位のみが使われています。
■大麻取締法(抜粋)
第一条  この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
 この大麻取締法によれば、種子は使ってよいということになります。
 大麻の種である麻子仁(ましにん)は、
麻子仁丸(ましにんがん)
炙甘草湯(シャカンゾウトウ)
潤腸湯(ジュンチョウトウ)、
など、保険適用にもなっている漢方処方に配合されています。
 麻子仁はアサ科のアサの果実です。
「古方薬議」という医書には
「血液の循環を滑らかにし、諸臓器の機能や新陳代謝を亢進させ、大腸の炎症、便の停滞、排尿痛のあるものなどを治す」
という意味の記載がされています。
 以下、麻子仁が配合されている漢方処方の代表の麻子仁丸を紹介させていただきます。

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  • 2016/11/06
  • 執筆者: Yamaoka (9:26 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第26回 肺の症状が出やすいこの時期の対策」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

  秋から冬にかけて空気が乾燥し、肺の症状が出やすい季節になります。
 肺はとてもデリケートな臓器で,適度にしっとりと湿っているのが良い状態です。カラカラでもビショビショでも働きが悪くなります。
 この時期は空気の乾燥によりノドや気道の粘膜の潤いがなくなり、日ごろ肺に問題がない人でも咳が出やすくなります。また、漢方では「肺」というと呼吸器だけではなく鼻、皮膚なども含みますので、喘息だけでなく、鼻炎や皮膚疾患をお持ちの方も注意が必要な季節です。
 空気の乾燥や体の水分不足で充分な粘液を分泌できないと、粘膜の表面はカラカラに乾いてしまいます。適度な潤いが無いと粘膜を守ることができません。少しの刺激でダメージを負いやすくなってしまい、咳や痛みが発生するようになります。乾燥が起こっているときの痰は量が少なく、その分粘りが強いため流れが悪くなり、ノドにはりついて排出しにくくなります。水分不足ではりついた濃い痰を排出するために、激しい咳が出るようになります。こみ上げるように咳き込み、顔を真っ赤にして咳き込む人も多いようです。
 対策としては

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  • 2016/10/09
  • 執筆者: Yamaoka (11:17 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第25回 米は宇宙第一、最上至極の良物」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 新米の出回る季節になりました。
 今回は米について。
 漢方に配合される生薬には、食品として通常食べているものも多くあり、米もそのうちの一つです。
 生薬名を粳米(こうべい)と言い、白虎湯、白虎加人参湯、桃花湯、麦門冬湯、清暑益気湯などの漢方処方に配合されています。
 米にはウルチゴメとモチゴメの二つがあります。
 粳米(こうべい)………ウルチゴメ
 糯米(じゅべい)………モチゴメ
 ウルチゴメは常食用にしているものであり、粳米はこちらを使います。玄米にした状態で古いもの(陳倉米)が適しているとされています。
「重湯」は粳米の玄米を煮て上澄みを布巾で濾して少量の天然の食塩で味を調えた薬湯で、最高のランクの薬と言われます。
 米の素晴らしさについて『古訓医伝』という本に次のような内容が記載されています。
「粳米は天地中和平温(バランスの良い)の性質を具えた、宇宙第一、最上至極の良物である。これがあれば生きることができ、これが無ければ死んでしまうというくらいの、一日も欠かすべきではないものである。
 その効能は元気を保続し、胃の働きを良くし、体液を生じ、口渇を止め、イライラを除き、熱を冷ます。味は柔らかく淡白で、他の食物でこれほど優れたものは無い。粳米は最上の良物であるけれども、飽食すれば必ず病気になる。食べ過ぎてはいけない。言うまでもなく他の食物も同じである。粳米の能、胃気を扶持し、体液を作り出す働きは、粳米の右に出る者は無い」

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  • 2016/09/30
  • 執筆者: Yamaoka (6:58 pm)

本紙追及の「ウソ」性病診断クリニック医師ーー保険医取り消しになっていた

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が早くから、罹ってもいないのに患者に「性病」と告げ診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っている「詐欺行為」疑惑を指摘。裁判で敗訴判決が出たことで、大手マスコミでもようやく取り上げるようになった「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也院長(医師)が、保険医登録を取り消されていたことがわかった(以下に、その証拠文書を転載)。
 もっとも、同クリニックはいまも同じところで営業している。
 保険医登録を取り消されたからといって、別に医者の資格がなくなるわけではないからクリニックを続けるのは勝手と言えば勝手。ただし、患者は健康保険を使えず全額自己負担となるから、よほど独自の治療法や、専門性がなければ、患者を確保するのはひじょうに厳しいことだろう。
 ところが、林院長、こんな手を使っていることがわかった。

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  • 2016/08/31
  • 執筆者: Yamaoka (4:00 pm)

画像取り違えで悪性リンパ腫手術ーー再検査せず、手術した旧国立病院に対し患者が提訴へ

カテゴリ: 医療・健康
 広島県福山市在住の会社社長Tサン(50代)は昨年8月ごろ、40度近い熱が高熱が2週間も続き体重が25キロも減少。掛かり付けの市内クリニックを受診したが、同年10月に同クリニックの紹介でM市医師会病院検診センターでPET-CT(写真はイメージです)を撮影。
 その結果、悪性リンパ腫が体全体に回っておりこのままでは命にも関わるということで、掛かり付けクリニックの紹介で今度は旧国立病院を紹介もらい同年11月、睾丸摘出手術を受けた。
 ところが、退院後、手術を担当したM医師から電話があり、「睾丸から悪い腫瘍は摘出されなかったので、今度は頸部のリンパを摘出したい」との電話が。
 しかし、不安を抱いたTサンはM医師に「手術の前に再検査して下さい」と懇願したが、M医師は「10月にPET-CTを撮影して1カ月も経ってないから結果が変わるわけがない」と取り合ってくれなかったという。
 Tサンが不安を抱いたというのは、

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  • 2016/07/04
  • 執筆者: Yamaoka (12:24 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第24回 梅雨時の“水毒”にご注意!」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 関東地方はすでに日中は真夏並みの30度を超える日も。それでいて、梅雨特有のじめじめ感があるので蒸し暑いと来ている。
 そんなわけで、7月半ばの梅雨明けを待たず、すでに水をガボガボ、ついでにアイスなどの冷たいものをバンバン摂っている方も多いはず。
 確かに、体にとって水は必要不可欠。だが、多過ぎると体に害を及ぼす“水毒”となると漢方では考えます。
 その主は症状は、体が重だるい、痺れ、むくみ、めまい、頭痛、耳鳴り、うつ症状、高血圧、アレルギー性鼻炎、喘息、下痢、頻尿、皮膚病……。
 水毒のサインとして、下写真のように特有の舌に歯型がくっきり付くこともあります。
 日本という国は、湿度が高いために細菌が繁殖しやすく、カビが発生しやすい風土です。人体においては、湿気のために汗が発散できずにこもり、新陳代謝が妨げられやすくなります。四季があり風光明媚な国である日本は、じつは人体にとっては厳しい風土なのです。特に湿度が高くなるこの梅雨時期、さらに真夏時期もこの傾向が強くなります。
 なかでも気圧が変動し低気圧になる時、体は水を溜め込む傾向があります。雨や台風の前日は特に注意しましょう。体内に水が溜まりやすくなる一方で、かんじんなところは水が不足し、脱水から熱中症が増加し始めるのもこの時期です。
 では、水毒を溜めないために、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

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  • 2016/06/14
  • 執筆者: Yamaoka (6:49 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第23回 漢方医学から見た不眠症対策」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

「不眠症で困っている」という患者さんがとても多いですが、本当に不眠症なのでしょうか?
 日本睡眠学会では、「不眠症」を以下のように定義しています。

■夜間なかなか眠れず、寝つくのに普段より2時間以上かかる「入眠障害」
■一旦寝ついても夜中に目が醒めやすく、一晩2回以上目が醒める「中間覚醒」
■朝起きたときにぐっすり眠った感じの得られない「熟眠障害」
■朝、普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまう「早朝覚醒」
 以上の訴えのどれかが「週2回以上」見られ、なおかつその状態が「少なくとも1ヵ月間」は持続すること。
 不眠のため自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられること。そして、不眠の原因が他の疾患や薬剤によるものではない。
 
 以上を全て兼ね備えたものが「不眠症」です。
 睡眠に関してはまだまだ解明されていないことが多く、現在通説となっていることも医学的な根拠はないものが多くあります。

閲覧数 (81058)
  • 2016/05/28
  • 執筆者: Yamaoka (11:50 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第22回 漢方医学から見た睡眠のメカニズム」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 漢方医学では、睡眠のメカニズムを陰陽の働きによって説明します。
 日中は、気が陽の部位である体表や上半身に多く集まり、目や脳を働かせます。やがて夜になると、気は臓腑のある陰の部位に入って眠りにつきます。

欠伸(あくび)はなぜ出る?

 陽は人の頭脳のある上部を司り、陰は人の臓腑のある下部を司っています。夜になって陰気が上って脳を占め、陽気が下って臓腑に入ると人は眠りにつきます。しかし、夜になっても陰気が下にあって陽気が上にあると眠ることができません。そこで陽気は上から陰気を引き上げ、陰気は下から陽気を引き下ろそうとして、互いに引っ張り合うことになります。これが欠伸です。
 欠伸は自然に陰陽が交流して眠りに入ろうとしているサインなのです。
 夜になっても気が陰に入ることができないと寝付くことができません。アルコールや刺激物、ストレス過剰でイライラして陽の気が過剰になった場合や、うまく気が陰に入れない場合などに起こります。また、中途覚醒や早朝覚醒によって十分に気が臓器を巡らないうちに目が覚めてしまう状態が続くと、だんだんと陰である臓器が弱っていきます。その結果、肝や腎が弱り、様々な症状が現れてきます。

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  • 2016/05/13
  • 執筆者: Yamaoka (1:01 am)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第21回 杏仁の効能」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 杏仁(きょうにん)とは杏(あんず)の核を割ると出てくる白い種肉の部分です。
 あんずは、英語でアプリコットと言い、古くから食用、薬用など広く使われてきました。日本でも平安時代から薬として用いられていました。梅や桜に似ている花は淡いピンク色で、信州では桜より少し早い3〜4月に花が咲き、実が熟すのは6月ごろです。
 果肉から取り出した核を、乾燥した後に割って種子を取り出したものが生薬の杏仁です。
 同じものでも薬用と食用で読み方が異なり、薬用は杏仁(きょうにん)、食用は杏仁(あんにん)と呼ばれています。
 薬用には苦みの強い苦杏仁(クキョウニン)、食用には甘みのある甜杏仁(テンキョウニン)が使われます。

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  • 2016/04/23
  • 執筆者: Yamaoka (11:00 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第20回 ヨモギの効能」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 ヨモギは、世界各国に自生する植物です。外用、内服、燻蒸(よもぎ蒸し)、灸、食用などに現在も広く使われています。
 聖書にも記載があり、「ハーブの女王」と呼ばれ古くから使われてきました。
 ギリシャやアラビア半島、南ヨーロッパでもヨモギは古くから使われ、エジプトではピラミッドを建てた時に奴隷たちのスタミナ源として使われました。
 西洋薬の研究においては、マラリアの治療に有効であることが分かっています。
 別名「もちぐさ」と呼ばれ、草餅の材料でもあります。
 ヨモギの語源は、よく萌えでる草だから「善萌草」、四方に繁殖する草だから「四方草」、モグサにして「よく燃える草」だから「ヨモギ」など諸説あります。

●ヨモギで殺人事件?
 1797年、スイスでニガヨモギを用いた「アブサン」というお酒が作られました。ヨーロッパはもちろんアメリカにも広まるほど、人気が高まりました。しかし中毒性があったため、飲みすぎると幻覚や妄想を引き起こす人や、実際に人を殺してしまった事件(「アブサン殺人」)も起こり、1915年に発売中止となってしまいました。

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  • 2016/03/25
  • 執筆者: Yamaoka (10:53 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第19回 吉益東洞の食養生」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中

 前回は「養生」とは何かわかっていただくために、誰もがその名を聞いたことがあるであろう貝原益軒の『養生訓』から、我々一般人でもその気になれば簡単に実践できる食養生のエッセンスを紹介した。
 今回も引き続き養生に関してで、益軒とほぼ同時代を生きた江戸時代の名医・吉益東洞(よしますとうどう。1702〜1773)の思想を紹介する。

 東洞(横写真)は日本漢方の基礎を築いた人で、日本で漢方薬をある程度学んだ者でその名を知らない者はいないだろう。当時の医学の常識を覆し、独自の医学理論を普及して多くの弟子を育てた。東洞は現在の漢方界にも大きな影響を与え続けている。
●吉益東洞の生い立ち
 安芸の国(広島)、金創医(外科)の家に生まれる。
 東洞は古今の医学書を読み漁った結果、当時の医学の主流の思想であった、古代中国の陰陽思想に五行が結びついた「陰陽五行説」(下写真はその関係図)は医術の役に立たないと考えた。
 そして37才の時、大志を抱いて京都に出て古医道の研究に没頭するも、無名の東洞のところに来る患者はほとんどなく、木の人形を作ることで生計を立てるほど生活は困窮を極めた。しかも盗難に会い全財産を失い、もはやこれでダメならば諦める覚悟で断食をし、天に運命を問うた。
 そんなある日、いつものように質屋で質入れをする時、偶然重い傷寒(急に発熱する病気)に罹った質屋の主人の母親への処方を見て、東洞は一言、「石膏を除くと良い」といった。
 この時、処方を行っていたのは朝廷の名高いご典医だった山脇東洋で、山脇は質屋の主人から東洞のその言葉を聞き感服。山脇は石膏を入れるかどうか、悩み抜いていたところだったからである。
 そして石膏を除いた処方をしたところし、患者は回復。
 このことで東洞は山脇の推挙を受け、質屋の主人の援助もあり、診療所を構え大盛況となり、ようやく世に出た。

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  • 2016/03/10
  • 執筆者: Yamaoka (1:08 am)

本紙指摘通り診療報酬詐欺でーーようやく逮捕されたタレント女医

カテゴリ: 医療・健康
 大手マスコミ既報のように、警視庁組織犯罪対策4日は昨3月9日、患者の受診回数を水増しし、少なくとも約155万円を騙し取っていたとして医師・脇坂英理子(冒頭写真。37)容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
 昨年11月、接骨院の療養費を騙し取るなどしてすでに指定暴力団「住吉会」系組長らが逮捕されているが、その捜査の一環として。
 もっとも、本紙ではすでに昨年9月25日にいち早く第一報を出し、事件化した際などにも匿名ながら「タレント女医」という表現で繰り返し報じていた

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  • 2016/02/16
  • 執筆者: Yamaoka (1:00 pm)

「糖質制限ダイエット」旗振り役の桐山秀樹氏が急逝

カテゴリ: 医療・健康
 いわゆる「糖質制限ダイエット」の旗振り役で、ベストセラー「おやじダイエット部」シリーズなどの著書もあるノンフィクションライターの桐山秀樹氏が2月6日未明、急逝していたことがわかった(冒頭写真=『週刊現代』2月27日号記事)。
 享年61歳。死因は心不全と見られる。本紙・山岡も週刊誌取材で、まさにこの件で桐山氏に取材したことがあるだけになおさら驚きだ。
 糖質制限ダイエットは、糖尿病の予防や改善に効果があるとして近年、注目を集めている食事療法。ご飯やパン、パスタなどの炭水化物を一切食べない。そのかわり“それ以外はいくら食べてもOK”という手軽さから、ダイエット法としても定着している。
 桐山氏は2010年、医師に糖尿病と心臓肥大という診断を受けたのをきっかけに、糖質制限を開始。3ヵ月後には血糖値が半減し、体重は15キロも激減したという。糖尿病を克服したこの実体験をもとに『糖質制限ダイエットで何の苦もなく糖尿病に勝った!』(扶桑社新書)を上梓。以後、糖質制限ダイエットの旗振り役となっていた。

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  • 2016/02/06
  • 執筆者: Yamaoka (2:43 am)

本紙追及の「ウソ」性病診断クリニック医師ーーついに上告棄却に

カテゴリ: 医療・健康
 本紙が徹底追及している「新宿セントラルクリニック」(東京都新宿区)の林道也院長(医師)は、罹ってもいないのに患者に「性病」と告げ、診察や薬代(同クリニックは医薬分業になっていない)を取っている「詐欺行為」疑惑だが、2月2日、最高裁はついに林院長の上告を棄却した。
 患者が同疑惑で、林院長を相手取り慰謝料などを請求して提訴している訴訟はこれまでに3件あった。今回、上告棄却になったのはそのうちの1件で判決確定は始めて(後の1件は一審、もう1件は控訴審で審尋中)。
 民事訴訟とはいえ、1審判決は詐欺紛いの行為をしていたと認定していただけに判決確定が持つ意味は決して小さくない。
 例えば、提訴された3件は氷山の一角で、林院長自身、これまでに数千人規模の被害者がいることを自ら認める主張をしているにも拘わらずいまも営業を続け新たな被害酢が出ている可能性もあるが、そのなかにはJRは撤去したものの、未だ掲載OKとする都営地下鉄の看板広告を見て訪ねる者もいるが、今回の判決確定でさすがに撤去になると思われる。

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  • 2016/02/05
  • 執筆者: Yamaoka (7:44 pm)

<*新連載* 漢方専門家・平地治美の健康の勧め>「第18回 養生とは」

カテゴリ: 医療・健康
 筆者・平地治美(薬剤師。鍼灸師)。漢方の良さを伝えるため、日々の臨床では治療だけではなく自然治癒力を高めるための“養生”の指導に特に力を入れ、一般の人たちへの健康指導を積極的に行う。朝日カルチャーセンター新宿、津田沼カルチャーセンター等で「女性のための漢方レッスン」「舌診入門」「季節の過ごし方と食養生」などの漢方関連の講座を担当。和光治療院・漢方薬局(千葉市若葉区TEL043-232-6258)で治療。千葉大学医学部医学院和漢診療学講座非常勤講師。京都大学伝統医療文化研究班員。日本伝統鍼灸学会理事。漢方三考塾講師。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る、動かす、食べるで健康になる』(日貿出版)。「平地治美の漢方ブログ発信中


 前回に続き、今回は「養生」についてわかりやすく解説します。
 養生というと、貝原益軒が書いた「養生訓」が思い浮かぶ方は多いと思います。
 もっとも、この「養生訓」、養生について述べた中国の古い書物の知識に、益軒の実体験などを折り込んだもので、彼のオリジナルの考えでないことはいうまでもありません。しかし、有名かつ平易に書かれていますので、この「養生訓」を基本に解説します。

■貝原益軒の「養生訓」
 貝原益軒は江戸時代の儒学者、本草(薬草)学者。福岡藩士の家に生まれ、福岡藩に仕えたが藩主の怒りに触れて浪人の身となる。やがて京都にて本草学と朱子学を学ぶ
 益軒は、決してエリートコースを歩んで来たわけではない。浪人になるということは、リストラされてフリーターになったようなもの。しかし、めげずにこつこつと業務をこなし、70歳でお役御免(定年)となってからさらに勉学に励み書物を書き続けた。旅を楽しみ、趣味に生き、酒も好きだった。
 しかし、もともと体が弱かった。真面目な性格ではあるが、人並み以上に節制し、自身がすべての欲望と闘って養生した結果、人よりも長生きし大きな業績を遺した。
その益軒が83歳で書いた江戸の大ベストセラーが「養生訓」。そんな彼の人生の集大成とも言うことができる。体の弱い自分と妻が、人生を最大限有意義に楽しむための、実体験に基づいたマニュアルのようなもの。

■「養生訓」とは
 そもそも、なぜ「養生」が必要なのか?
 益軒は養生訓の冒頭でこう述べる。
「自分の心身は天地父母からいただいたこの上ない大切なものであり、自分一人のものではない。心身を大切にするということは最大の親孝行であり、何をおいても最優先でなすべきことである」。
 人間の三大本能は食欲・性欲・睡眠欲。
 どれも生存に必要な欲求であるが、他の動物と違い人間はこれらのなかに楽しみを見つけ文化を築いて来た。しかし、ややもすると欲望に耽り身体を壊す原因となるのは周知の事実。
 益軒は、以下の4つの欲求をいかに我慢してコントロールすることが大切か、表現を変えて繰り返し書いている。
・あれこれ食べてみたいという食欲
・色欲 (性欲)
・むやみに眠りたがる欲
・喋りたがる欲
 特に食欲に関しては「飲食上」、「飲食下」と二編にわたって書いており、益軒が食養生を重要視していたことが窺える。

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